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翌日
俺はベットに寝込んでいる桜に迷惑かけないくらいの声をかけた。
「桜!おはよう!体調は大丈夫か?」 すると
「うん!今日はとっても元気だよ!」 「あっ!そうだ!今日は桜に渡したいものがあるんだ!」と言って俺はポケットの中に入っていたナズナのキーホルダーを桜の手においた。 「目が見えないから何か分からないと思うけど桜にキーホルダーやる!」 「これがあれば俺達は友達って言う証だし、離ればなれになってもすぐに見つけ出せるからな!」 そう桜に話すとあんまり表情は分からないが少し笑っているように思えた。 「桜ってさもし俺と離ればなれになってさ会えなくなっちゃうってなったらどう思う?」と、唐突に質問していた。 「え?離ればなれに…..?それは」すると桜は静かな声になり何か言いかけていたが何も喋らなくなってしまった。 「ま、まぁ!俺がそんなことには絶対にさせねぇからな!俺と桜は毎日一緒だからな!」自分から質問しといてなんだと言う感じだがそんな約束をした
「….ふふふ、ありがとうございます」
そういって桜は笑っていた
今までに俺と関わってきた人は皆死んでいってしまった。でもせめて桜だけでも生きていて欲しい….なんてそんな願い事神様は叶えてくれなんかしないんだろうせっかく俺の希望がまた現れてくれたのにその希望さえ奪ってしまう。 桜は自分が茜のせいで死ぬと分かるとどう思うのだろうか。来世があったとしてもし桜に会ってしまえば嫌われるだろうか?なら今君が好きだと言うことを伝えて嫌われるべきなのか…..明日また考えよう。