渡辺 体調不良
朝から体が重い。昨日の収録は何ともなかったのに。でも、今日の撮影は外せない。だって涼太とだし…?いや別に、好きとかそういう訳じゃなくて(⟵大好きです((
おかしいと思って熱をはかれば、表示された数字は、38.6。んなわけない。んなわけない。もう一度計っても、38.8。上がってんなよ。普段なら休むけど、今日に限っては休めない。とりあえず厚着して、マネージャーの運転する車へと乗り込んだ。
渡辺:うぃ~。はよ。
向井:はよぉ、しょっぴぃ。
楽屋へ足を踏み入れても、誰も俺の異変に気づかない。俺、ドラマ班向いてね?(
宮舘:翔太おはよう。
渡辺:げ…涼太。
来た。最難関。俺の異変にすぐ気づく人、宮舘涼太。思わず、『げ』なんて言葉が出てくる。
宮舘:げ、ってなに?笑
渡辺:いや、?笑
宮舘:そ、笑 ……。
やばい。バレてる。バレてるだろこれ。ちょっと会話した後、ずっとみてくる。何も言わないけど、見てくるんだよアイツ。佐久間と話してても視線を感じ、スマホを見てても視線を感じる。
しかも、頭が痛いし力を抜くと倒れそう。朝より確実に悪化してる。薬、買えばよかった。
宮舘:……。翔太?
渡辺:……え、何?
宮舘:これ。頭冷やした方がいいよ。
そう言って渡してきたのは、氷枕。おまけに、『そこ使って横になりなよ。』と促す。
渡辺:気づいてたのかよ…。
宮舘:当たり前でしょ?笑
佐久間:うぇ!?スゲェ。国王何でわかったの!?!?
宮舘:いやいや、翔太は具合悪いと静かだし、何より顔真っ赤。
何それ。だからずっと見てたのかよ。頼りになる超えて怖いまであるんだけど?なんて思いながら、氷枕を頭の下の置いて、ソファーに横になる。
岩本:翔太の撮影って、何時から?
深澤:んと、確か俺の次。
岩本:おっけ。じゃあスタッフに最後にしてってお願いしてくる。様子みてダメそうだったら延期にしよう。
深澤:頼んだ~!
こういう時、サッと動くのがリーダーと最年長なんだよな~。その後、新規3人組が俺の近くで、毛布やら熱さまシートやらいろいろやってくれた後、3人して子犬みたいな目で俺の事見つめてるから、居心地が悪すぎた…。笑
阿部:ゆり組が過ぎる……。じゃなくて、翔太熱計ってみて!
しばらくしてから阿部が体温計を持ってくる。
渡辺:ん……。
阿部:朝測った?
渡辺:……測った。
阿部:何度?
渡辺:………。38.8。
阿部:おいコラ馬鹿。
渡辺:……ごめん。
阿部に15分くらい怒られたのは、初めてで…。その内に体温計が鳴り、熱は37.9。下がったけれど、熱があるには変わりない、と、俺の撮影は延期となった。
翌日
渡辺:うぃ~!
佐久間:しょーた!今日熱ないよな!?
渡辺:ねぇよ、笑
阿部:ほんとか?心配だなぁ。
岩本:今度無理したら、さすがに怒るよ?
深澤:そーそ!照怒ったら怖いからな~!
向井:大丈夫かぁ?なんかあったらすぐ言ってや!
目黒:できることは、やりますから。
ラウール:元気になってよかった…。
宮舘:………。
渡辺:ひぇ……。
しばらくメンバーが過保護になった時は、けっこう大変だった…。でも、いちばん怖いのは、涼太の無言の微笑みだな……。
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ながぁぁぁっ!?
ながすぎ!
ごめん、どうしてもゆり組書きたくて…笑
次回もお楽しみに!
次回:深澤 過呼吸:
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