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12時
ガチャ
「失礼しまーす!殺しにきましたー!」
**パンッ!パンッ!ドサッ。**あっさりと終わった。ターゲットは確実に死んだ。なぜなら今死んだのをみた。コレであとは『花屋』だけだ。最後まで殺さなければ。………って言うか帰す気はないみたいだし。
「Rian!私は2人を潰す!Rianはそいつを殺ってくれ!」
「はい!」
銃声が狭い部屋に鳴り響く。何がどうなっているかわかるわけがない。ただ目の前の奴を殺す。それしか頭になかった。
「……ッ!」
額から赤い物が流れる。なんだろ。コレ。まあなんでもいいや。…………かなりの時間が経ったように思える。
パン!
「ウガアッ!」
僕じゃない誰かの断末魔。目の前のやつの声だ。………死んだか。……ふ〜〜。時計を見ると5分も経ってない。何か忘れて……?
「………先輩!ああ!先輩のとこ行かなくっちゃ!」
思わず声に出して言った。確か向こうの部屋だったは……ず………。
は?何コレ、何コレ、何コレ。はあ?向こうで2人が倒れている。奥の方は死んでるけど手前は生きている。さすが先輩………。でも現実は甘くない。手前で倒れていたのは先輩?は?理解するのにどれだけの時間が経ったのだろう。分からない。分からない。何があったか分からない。でも一つ結論づけるなら、先輩が死んでしまう。『花屋』のせいで。
「ッッッ!先輩!先輩!息してよ!生きてよ!行かないでよ!僕をここに置いてかないでよ!なんでなんだよ!」
「………Ri、an…‥。」
「ッ⁉︎せ、先輩、先輩!休んでください!」
「………じゃ、じゃあな。こんなホテ、ルより、少し高いとこ、に先に、行って、るよ。」
キレキレに言葉を発してる。先に行く。この意味が何を表しているのか。
「………うわアアアアアアアアアアアッッッッッッ!先輩!先輩!うわアアアアアアアアアアア!」
「Rian………&£$〆だよ。」
僕にしか聞き取れないぐらい声は小さくて、でも僕はそれで泣いてしまって、………。
唐突に現実に戻される。ここには僕だけじゃない。まだ生きている『花屋』の残党がいる。殺さなくっちゃ。