コメント
0件
……どこかで………
「…an、Rian!Rian!」
「ッッッ⁉︎」
………ここ何処だよ。あ、花屋………殺さなくっちゃ………。
そんな事考えてたら肩を揺さぶられた。んもー誰?………先輩の先輩?つまり部長?なんでここにいんの?っていうか僕は何処にいるの?
「Rian!理性を保て!お前は人間だろうが!内側に食い尽くされてんじゃねえよッッッ!」
???なんの話?
「お前なあ、全員殺したのか?花屋の連中も、目標も、………。」
「部長?先輩はどうなったんです?あそこで気絶………」
「死んだ。」
躊躇いもなく、そして簡潔に結論が出た。だからってすぐ頭に入るわけでもなく、
「は?………いや、おかしい?」
「おいおい、現実も見れないガキが殺しの世界に来てて花屋の連中も殺しました?ラノベの主人公かよ。」
………手に冷たくて硬い物が当たる。ガチャッ。
「ッ!」
「⁉︎⁉︎」
部長視点
戦闘音がする。Rianっていうガキの為にチョー小さいが音も聴こえるGPSつけといたんだよな。あの時初めてRianっていうガキを見たが、なんていうか………、目に光が無かった。もっと具体的にいうと、Rianから見て先輩に当たる、つまり、俺の教え子に依存していた。何ていうか「僕にはこの人しかいない!」みたいな感じ。
今回の依頼は花屋の護衛が3人。どちらかが死ぬ気がしていた。だからあっちの面白そうなガキをつけてみることにした。ホテルの前で待機していたんだが戦闘音がしたから部屋に入る。不法侵入?法を犯してる俺たちがこんなこと気にするわけがない。部屋に入る。
「⁉︎」
嗚呼。死んでる。死んでしまったのか。満足げな顔してる。理由は知らない。………向こうの部屋から銃声が………。Rian、だったっけ。あのガキが死体撃ちしてる。
「ははッ。ガキのくせに、これじゃあまるで獣じゃねえかよ。」
光のなく鋭い何かを灯した眼光がこちらに向けられる。背筋が凍る気がする。………何だよ。マジモンの獣かよ。例えるなら獲物を見つけた肉食動物が睨みを効かせただけで獲物を凍らせるみたいな感じ。そんなこと考えてたらこちらに向かってきた。確かに俺は恐怖を覚えた。だが………ガッ。
「アガッ!」
首筋を手刀で打った。目の前で気絶して倒れた。………自分の体に煙を入れる。ニコチンで体が落ち着く。
「ふー…………仕事が山積みだ。」