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遅くなりました

注意事項は1話を読んでください













夢とか願い事とかそんなのは願うだけなら簡単で

結局神に頼るの

私は信じてなかったし叶ったことなかったから頼らなかったけど

今日だけは…今だけは頼りたい



でも結局神なんてのはいなくて

人間が作ったただの迷信で

願い事なんて桜のように消えてって塵になる

だから嫌だったんだよ

神なんていない

それが私の答え

家族達(?)と行った初詣も意味なんてなかったんだよ


健康に楽しく暮らせますように


気持ち悪い

あんなのとどう楽しく暮らせっていうんだ

どう健康に暮らせっていうんだ

今なんてもうボロボロ

カスみたいな国達はそんな真実も知らずに

ただの嘘を信じた

ああいう奴らって死ぬ間際神とか仏とかに縋るんだろうな


アメリカ「おい聞いてるのかよ!」


聞きたくねえよ

…嗚呼この構図昔見たなぁ

なんでまた見下されなくちゃいけないんだか…

あの時…本当に

本当に…


日帝「殺しておけばよかった…」ボソッ


アメリカ「あ”あん!?」


ナチス「アメリカいつにもましてキレてんな」


イタ王「なんかブリ子?の顔に傷をつけたとかなんとか…」


ナチス「うわっカス」


ソ連「アメリカ怖w」


アメリカ「あ”ん?」


ソ連「おっとこれ話しかけちゃいけないやつだ」


ナチス「来世では空気の読める国になろうな」


ソ連「えっまだ死にたくない」


ガヤガヤ


日帝(今なら行けるか)


日帝(丁度窓の近くで助かった)


日帝(これなら逃げられるな)


ガララッ


ナチス「あっ逃げるぞ!」


アメリカ「待て!」


日帝(もう遅いのに…)



これ言ったっけ

私は1年生で2階にいる

で学校は3階建て

だから屋上まで行きやすいんだよね



屋上はまだ少し寒くて

でも暖かい風が吹いていた

隅には血痕があった

…見たくない

屋上の柵からはみ出ている桜の木

春に来たら綺麗なんだろうな

そんなことを思いつつ時が過ぎるのを待つ

実際家に帰ってもいいけどその間に教科書とかが悲惨なことになるから回収したい



5時のチャイムで目が覚める

もう皆帰った頃合いだろう

そんな浅はかな考えとともに教室へ向かった



赤い肌の色が2つ見えた

背が馬鹿みたいに高い方は扉を

もう一つは窓を

ソ連とナチスだ

どんな気持ちなんだよ

面倒だがナチスの死角を取りソ連を後ろから絞めるか



案の定上手くいった

ナチスが暴れたのは少し面倒だったな

さて帰るか



アメリカ「おーいまだ…か」


アメリカ「ナチス?!ソ連?!」


アメリカ「まさか…とうとう殺ったのか…」


ナチス「んっ…」


アメリカ「!」


アメリカ「気絶してるだけか…良かった」


アメリカ「…で、こっちは」


ソ連「スヤァ」


アメリカ「…ナチスだけ持って帰るか」



ナチス「はっ…」


アメリカ「あ、起きた」


ナチス「ここは?」


アメリカ「学校」


ナチス「そうだ…あいつにやられて…」


アメリカ「どんなふうにだ」


ナチス「体術」


アメリカ「はぁ…」


ナチス「回し蹴りとかしてきたからな」


アメリカ「危険すぎるだろ」


ナチス「やっぱ妖かなんかだろ」


アメリカ「…帰ろう」


ナチス「そうだな」


ナチス「あー…頭痛ぇ」

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