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コメント
5件
💛さん?!どどどうしたんですか?!個人的にもこのお話好きかもしれないです…
そろそろ限界かなって…もしかしてわざとこんなことしてるのか…? 振り回す💛ちゃんも好きだよ、、 頑張ろうとする💙さんも可愛すぎてもうっっっっっ…焦りがひしひし伝わってきて心臓ぎゅってなっております…!
こういう涼ちゃん滅多に見ないから好き
若井サイド
「違うけど」
涼ちゃんはそう俺に冷たく言い放つ。
じゃあ、今までの涼ちゃんの行動は何?
急に香水つけだして、携帯見てニヤニヤしてさ、
俺が震える手で誘った夜のお誘い。
涼ちゃんは冷たく断ったよね…?
「じゃ、じゃあツ、涼ちゃん、なんなの…?」
「なんなのってなに?」
「それはツ、す、好きな人…が、」
「僕の好きな人はいないけど?」
今の涼ちゃんの言葉で背中に冷たい汗が伝う。
「好きな人…いないの…?」
涼ちゃんは携帯の電源を切った。
青白く涼ちゃんを照らしていたライトが消える。
「涼ちゃん、俺たち、付き合ってるん…だよね…?」
震える声で涼ちゃんに聞く。
「さーあ?どうだろ、?」
涼ちゃんはにっこり笑ってそう言った。
その笑顔に隠された本心が見えない。
それよりも付き合っていることをあやふやにされたことが悲しかった。
俺の涙腺が崩壊してしまう。
涼ちゃんの家の中に俺の嗚咽だけが響く。
「そろそろ、限界かな、?」
その中に涼ちゃんの小さな呟きが聞こえた気がして顔を上げる。
でも涼ちゃんは冷たくこっちを見ている。
その涼ちゃんの景色に怯えてしまう。
涼ちゃんの見ている景色の中に俺はちゃんと入っているのだろうか。
でも今の涼ちゃんの景色の中に俺は入っていない様に見える。
それが嫌で、苦しくて、怖い。
だから泣きながら立ち上がって涼ちゃんに泣き縋る。
「涼、ちゃん…!ねぇ、こっち、見てよツ、ねぇ、キスして…?」
「嫌って言ったら?」
「だ、駄目…、」
そう必死に、涼ちゃんに泣き縋る。
もう一度涼ちゃんの景色の中に入りたい。
そんな俺に涼ちゃんは一瞬のキスを落とす。
触れるだけ、冷たくて、
愛なんて何処にも無い。
♡&💬よろしくお願いします、