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救いよう の ない デンレゼ
映画 ネタバレ 含みます
「 本当 、デンジ 君 は お馬鹿 さん 」
思い出 に 耽っては くすり と 笑う
遠く 離れた 都会 の 街
潮風 に 包まれた 磯臭い プロポーズ
「 一緒 に 逃げねえ ? 」
一度 は 薙ぎ払われた 誘い
まさか 君 から 、なんて
「 自分 を 殺そうとした 女 なのに 」
ほんと 、不思議 な 人
「 俺ァ 、レゼ と 居られる なら
馬鹿 でもいい ン だよ 。 」
「 じゃあ 2人で 馬鹿 に なろ ! 」
走馬灯 が 蘇る
「 2人 で 馬鹿 に なるんでしょ ? 」
黄色く 鋭い 眼光 、圧倒的 な 威圧感
「 ッ デンジ君 、どうして …」
「 使えない 犬 を 処分 する のは
当然 だよ 、それと 同じ ように
畑 を 荒らす ネズミ も 殺されるの 」
「 ッ 、ぁ … 」
もう 喋る 余裕 も ない
変身 が 解けて 意識 が 朦朧 と する
「 … 」
横たわった 私 を 見ていた 。
ただ 無言で 佇んでいる 渦巻いた
黄色の 瞳 が 光っていた
目の前 に 転がる 最愛 の 人 の 死体
最後 の 力 で 頬 へ 手 を 伸ばす
次 の キス は 噛み切らないから