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※出水公平の夢小説
※キャラ崩壊注意
※原作とは関係ありません
「」→夢主 『』→出水公平〔〕→その他のキャラ
〈〉→モブ ()→小さな声で呟く
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〜episode19の出水side〜
『...はぁ。』
部屋の中で報告書をまとめながら、ふとため息がこぼれた。
最近、防衛任務が続いていてまともに休めていない。けど、疲れの理由はそれだけじゃない。
『(...夢ちゃん、今どうしてんのかな)』
B級に上がったって報告を聞いて、正直めちゃくちゃ嬉しかった。
あの頃よりずっと強くなって、ちゃんと前に進んでる。そう思うと、自然と笑みがこぼれた。
任務が終わるたびにスマホを開いて、メッセージ画面を見て。
「最近どう?」の一言が打てなくて、気づいたら時間だけが過ぎていく。
『...(俺、なにしてんだろ)』
会えなくなって気づいた。俺自分が思ってるよりずっと夢ちゃん話してる時間が好きだったんだって。
〔おーい出水!報告書もう出したかー?〕
『あー、今やってます!』
〔偉いじゃん笑〕
『それはどうも笑』
太刀川さんと軽口を叩き合いながらも心はどこか落ち着かなかった。目に映る任務報告書の文字がぼやけて見えた。
『...(夢ちゃん、頑張ってんだろうな)』
『...(俺も、負けてらんねぇか)』
そう呟いて、もう一度報告書に目をやる。
でも、その手元のスマホには、開きかけて閉じたままのメッセージ画面が、まだ残っていた。