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お久しぶりです!!前回のこじだてから約2ヶ月経ってました!!
今日は5月23日ですね〜〜〜(洗脳)何の日だと思いますか?そうですねキスの日ですねちゅちゅちゅ🙂↕️🙂↕️🙂↕️💋💋💋それに因んだ純情いわだて小説です✨️
…普通にサムネ変えられなくて格闘してたら日を越しましたすみません😭
俺の恋人は、キスしてくれない。
理由は分からない。けど、そういう雰囲気になった時に勢いで顔を寄せてみても相手の顔は背けられる。そんなことが何度かあった。理由を聞いてみた時もあったけど、ただ本当に一言だけ「ごめん」って言われるだけだった。
だから、付き合って数ヶ月は経つのにキス以上のことは何も出来てない。何ならまだ手も繋いでない。精々、誰もいないところで腕を組んでくれるってくらい。
たったそれだけでも触れられるなら嬉しいし、別に本人がそれでいいならいいけど…でもやっぱり、それじゃ俺が足りなくて。
早めの時間帯に楽屋に呼び出した本人に聞いてみることにした。
「みんな来ないね」
「…ね。」
…舘さんにだけ伝えた集合時間が嘘ってことはまだ黙っておこう。
「ねえ舘さん」
「ん?なに」
「なんでキスしてくれないの」
一度大きく震えて、勢いよく振り向く様子から見るに…自覚は普通にあったのかな
「…な、なに急に」
「舘さんが嫌がってるのは知ってるよ。けど俺はしたいから。なんでかなって」
気まずそうに行ったり来たりする瞳を見逃すことはなかった。…ごめんね舘さん、でも知りたくて。
「…ごめ、」
「謝るだけじゃ分かんないよ。俺には言いたくない?」
やば、理詰めしてるみたいな言い方になっちゃったかな。
…案の定、固まっちゃってる。
「…えっと。」
「…ごめん、言いすぎた。舘さんにも嫌なことがあるのは分かってるから、この話はこれでおしまい。」
ダメだなー俺…本番前なのに。これだと雰囲気悪くしちゃうかなぁ。
そう思って、雑に椅子を引いて出ていこうとした。耳を劈く鋭い音。うるさっ。
「ま、待って」
でも、その不快感も一瞬で抜けきった。舘さんの声で。
「照のことが嫌いなんじゃなくて」
「ありがと、でも気は遣わなくていいよ。俺が勝手なこと言っただけだから」
「っそうじゃなくて!」
…あ。俺ばっかり喋ってた。全然舘さん本人の話聞けてなかった。
「ごめん、聞かせて」
「その…何言っても、引かない??」
「…もちろん。」
何言われるかな。そういうことは恋人同士でも一切したくない、とか?それならまぁ分かりきってたけど…
「あのね、俺…」
「…好きすぎるから…照の、こと」
…
「え?」
拍子抜けした。え、なんて言ったの??
「ごめん、もっかい聞かせて」
「〜〜っ、俺が、照の顔が好きすぎるからもたないの!!」
…聞き間違いじゃなかった。その事実が驚きと嬉しさだけを脳内に満たしてく。
思わず口角も上がる。
「へえ…」
「えっ、違、顔だけとかじゃなくて、全部好きだけど…!!!」
あ、舘さんの優しいところ出た。自爆しちゃってるけど。
「ふーん?」
「っあ、言わせたな…!!」
「どうかな」
…なんだ、そんなことだったんだ。深く考えすぎちゃってたんだ、俺。
「でもさ、嫌がってる割にはこんなに顔近づけても抵抗しないんだ」
「ちょ、ほんとにダメだって…!」
舘さんの顔に自分の顔をグッと寄せる。今まで冷たく拒絶するように見えていた、目をぎゅっと強く瞑る様子―とは異なり、細目でこちらを伺う様子。
…
あ。止まれない
触れちゃう―――
…
…
…
…
…
…
―触れるだけの、長いキスをした。
「…ごめん大丈夫??やっぱ嫌だった?」
「…っ、〜〜〜っ、」
…ふふ。顔、まっかっか。何か言いたそうにしてるけど言葉になってないし。やっぱウブでかわいい。
この人、実はこんなに感情が顔に出るなんて、俺以外の誰が知ってるんだろう?
「い、今のって、続きあるの」
「みんな来ちゃうから、続きはまた後で。ね?」
「そ、そうだよね」
恥ずかしそうにそっぽを向く舘さん。かわいいけど意地悪してるみたいで苦しくなった。だ から、手を伸ばす。
指を丁寧にひとつずつ絡めとる。
「ぇ、あ、手…!」
「だからさ、こうしてようよ。これならすぐ隠せるでしょ?」
「っ、ずるい!」
「だって舘さんが焦れったいもん」
指先まで温もりを感じた。
…もしかして、俺はこの瞬間世界でいちばん幸せなんじゃないか。とすら思えてくる。
「…ずっとさ、恥ずかしかったんだけど」
「うん」
「やっぱ、照に触れられるの、すっごい嬉しい」
「…そっか。」
…いや、もしかしてなんかじゃない。
俺はこの瞬間、世界でいちばん幸せな思いをしてた。
ああ…このまま、この幸せなままで、時が止まればいいのに。そう思った。
コメント
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コメント失礼します! 初心な舘様、たまりませんね…🤦♂️ 素敵ないわだてをありがとうございます!!