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秋風小鳥 2○歳、フリーター兼イラストレーターとして活躍しているとのこと。まだ学生気分が抜けていないというか幼い雰囲気の子。絵が上手いし、デザインとかできるからそういう系の仕事をやりたいと思って就活していたらしい。
でもなかなか内定貰えないんだって……かわいそうに。
白「とりあえず落ち着いて?ほらお茶飲もう?はい、ちゅー♡(茶を口に含んで宇津木の顔にぶっかける)」宇「わっぷ…………ちょっ白雪さん、何を……むぐぅッ!?(無理やりキスされる)」
「こ、これで落ち着くと思います……」
「……落ち着いた」
白「はいよろしい。ところで宇津木さんとはどこで知り合ったのかな」
「そ、それは……たまたま飲み会で一緒になって意気投合したというかなんというか」
白「なるほどそういうことだったんだね」
「えっでも、あの時は確か宇津木さんの記憶は戻ってなかったんじゃ……?」
白「まぁ細かいことはいいじゃないか。それで君達はいつまでここに居るつもりなのかな」
「あ……」
そういえばまだ私達の目的は何も果たせていなかったことをすっかり忘れていた。完全に二人のペースに乗せられているせいで肝心なことを忘れてしまっていた。ここは冷静になろう 兎「あ、すいません勝手に盛り上がっちゃって」
「別に謝ることは無いですよ」
兎「いえその……迷惑とかかけてたら申し訳なくて」
「全然気づかなかったので大丈夫です」
とのことだが……
とにかく、そのせいかどうかはわからないが、いつも一人で寂しいと言っている気がする。そう言うところも含めて私はとても心配していたりするのだがまぁ本人が何も言ってこない限りこちらからは干渉しないことにしている。それが優しさというものであろう ちなみに趣味は料理で、美味しいものを食べることが大好きだと豪語しており、毎日のように手作りのクッキーを持ってきてくれる 白雪は彼女のことを気に入ったようで色々と話を聞き出しているようであった 白「あの子凄い。普通初対面であんなに打ち解けられる人なかなかいない?」
「うるさいですよ」
白「まだ拗ねてるの?」
そりゃそうだろう。せっかく二人で過ごせると思っていたのにいつの間にかどす黒い感情が入り交じった醜い自分がここに存在していた。今すぐ消えてしまいたい。こんな自分を見たら彼女はきっと幻滅してしまうんだろうなって思うと胸がきゅっと締め付けられる感覚に陥った。痛いな……。苦しいよ。辛いよ 白「もうしょうがないわね……。よしっ、これで機嫌直してくれるかしら?」
彼女がいきなり私の手をぎゅっと握ってきたのだ。それだけでも嬉しかったはずなのに私は素直になれなくて
「別にそんなんじゃないし、離せよ」
白「あー、はいはい。分かったから」
少しだけしょんぼりしながら彼女はゆっくりと繋いでいた指をほどいて再び作業に戻ってしまった。私って嫌な性格してるよな本当……