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陸「で?どうするの?」
私「は?」
陸「いや、だって君僕に用事があって来たんでしょ?」
私はちょっと申し訳なくなった。そう特に用件はない。黙っている私は重い口を開いて、絞りだすように言った。
「特に….用は….ないです。」ヤバいなんかすごい罪悪感ある。
「ふーん、そっか。」すると仙人が何かとんでもないことを思いついたようで、
狐のような目でニヤリの微笑んだ。
「ねぇ、君さ。そういえば名前なんて言うの?」何でこんな時に名前。怪しすぎるんだけど….まあいいか。「日和。高校二年。」
「うん、そっかじゃあ日和ちゃん。君さぁ…..」
近い近い近い!!顔近い!今気がついたけど こいつ顔いい。やめて。
何をするつもりなのかわからず私は顔が熱くなった。
「どうせ君の家系短命でしょ?」
私は一瞬何を言われたのか、わからずしばらく固まっていた。しかし
失礼過ぎない?!この人!!でも!
「いや、どうせ生きていても楽しくない!誰も頼れないし、お金もない!身内もいなければ友達との縁もない!なったって楽しいことないじゃん!なんなら生きていたって何もいいことないよ!」
すると陸はあっそ、みたいな顔をしてこう言った。「じゃあさ、君が本当に今後人生面白くないかどうか、僕と賭けをしないかい?」
私「賭け?」
陸「簡単だよ。明日の夜明けまでに君が死にたいと思えたら君の勝ち。」
「君がこの賭けに勝ったら君を人間としてすぐに人生を終わらせる術を教える僕が勝てばまあ、それはその時だな。どう?」
まあ、私はこいつが若干ムカつくし、こいつにちょっと勝ちたい気持ちもある。
「いいよ。その代わり負けたら即刻その場で土下座もしてよね。」
陸「うわーオネーさん冗談キツツいよー」
日和「うるせぇ、うざ仙人。」
陸「キツー」
こうして彼と私の賭けが始まった。