テラーノベル
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・注意事項は前話を見てください。
⚠️地雷様は自衛お願いします⚠️
放課後の廊下は夕日で染まっていた。
橙色の光が床に伸びて、歩くたびに影が揺れる。
shkは自分の影を見つめながら歩いていた。 あのときsmが言った、
sm「shkだけでいい」
その言葉が頭の中で何度も繰り返されて、
胸がきゅうっと締まる。
(そんな顔で言われたら、好きになるだろ。 )
でも、軽く言えない。
写真みたいに”簡単には現像できない気持ち”だから。
そんなことを考えていたら─
sm「shk。」
振り返ると、smが後ろで立っていた。
いつもより近い距離。
夕日のせいか、顔が柔らかく見える。
sm「今日…帰り、一緒でいい?」
shk「え?うん、全然。」
smは照れたように視線を逸らすと、
ゆっくり歩き出した。
二人の影が、夕日の中で少しだけ重なる。ほんの少しだけ、それが嬉しかった。
─その頃
階段の踊り場では、nkが柵にもたれながらkrを待っていた。誰もいない静かな空気。
手すりに落ちる夕日の角度だけ変わっていく。
やっと姿が見える。
nk「あ、kr!」
nkが手を振ると、krは少しだけ足を止めた。でもすぐに普通の顔に戻る。
kr「また帰り、誘いに来たの?」
nk「まぁね?今日くらいは…一緒に帰りたいなって思って。」
kr「……なんで。」
nkは笑う。
でもその笑顔の奥に、どこか痛みがにじむ。
kr「理由なんか決まってんだろ。 」
nk「俺、krが好きなんだよ。」
krの息が止まった。
いつもと違う。
冗談じゃない。
チャラさもない。
ただ真っ直ぐで、逃げられない。
kr「……やめろよ、そういうの。」
nk「なんで?」
kr「だって…迷うだろ。」
krの声はいつもより小さくて弱い。
nkはその変化にも気づいていて、でも追い詰めないように息を呑んだ。
nk「迷ったっていいよ。」
nk「俺は、ずっとkrがいいって思ってるから。」
krは頬を赤くして、
その場を足早に立ち去った。
(やめてくれ…そんなふうに言われたら……。)
胸が苦しい。
でも、初めてだった。
こんなふうに誰かに求められるのは。
─一方
中庭ではknがベンチに座り、空を見上げていた。
ふと視線を感じて横を見ると、
brが木の陰に隠れるようにして立っていた。
kn「br、帰らないの? 」
br「……kn、帰らないの?」
同じタイミングで言って、
何故かニ人とも黙る。
kn「帰ろっか。」
knが歩き出すと、brは少し距離を置いて後ろを歩く。
その距離がもどかしい。
kn「ねぇ、なんでそんな離れて歩くの?」
br「べ、別に……。」
kn「昨日までは隣にいたじゃん。」
brの足が止まった。
knも止まる。
夕陽で伸びた影の間に、半歩分の距離。
br「……最近、怖いんだよ。」
kn「え?」
br「一緒にいられるのが…嬉しすぎて。離れられなくなりそうで、怖い。」
泣きそうな声だった。
knは近づいて、brの手首をそっと掴む。
kn「離れたくないなら、離れなきゃいい。」
brの目が丸くなる。
kn「俺は、brにいてほしいって思ってるよ。」
─その瞬間、
brの頬が桜みたいに赤く染まった。
それぞれの夕陽が、
それぞれの胸を照らしていた。
すれ違いと、気付きと、始まりの痛み。
それでも、恋はゆっくり動いてい く。
そして─
6人の物語は、まだ始まったばかりだった。
‐✧‐✧‐✧‐
暇人過ぎる…、
これでも部活とか行ってるんだけどな、
♡めっちゃ来ててビビりました、まじでありがたい…✨️
次どんな話にしよっかな~♪
𝑵𝑬𝑿𝑻 ➣ コメント1 ♡1000
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