テラーノベル
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・注意事項は前話のを見てください。
⚠️地雷様は自衛お願いします⚠️
smと並んで歩く帰り道は、
ほんの少しだけ、昨日より静かで
でも、昨日より近かった。
道の端を歩くshkの肩に、
ふとsmの手が触れる。
sm「ご、ごめん……!」
shk「あ、ううん。気にしてないよ。」
気にしてない。
でも”気にならないわけない”。
たったそれだけで胸が跳ねるなんて、
自分でも驚くくらいだ。
沈黙が続いて、
どこが落としどころを探すように歩く二人。
そのとき─
sm「shk。」
不意に呼ばれて、心臓が強く鳴る。
sm「……お前さ。」
smは前を向いたまま、
どこか不器用に言葉を探しているようだった。
sm「……俺のこと、変だとか思わないの?」
shk「え?」
sm「こんなに……誰かと歩くの、苦手なのに。」
言葉は小さく、弱く、迷っていた。
普段のクールなsmと違う。
shkは一歩だけ近づく。
「思わないよ。」
smがこちらを見る。
夕陽に切り取られた横顔が、いつもよりずっと脆く見えた。
shk「むしろ……嬉しい。」
sm「嬉しい?」
shk「smが、”一緒に帰りたい”って思ってくれたこと。」
ふとsmの目が揺れる。
sm「……お前、ほんと…ずるい。」
そう言いながら、
smの指がほんの少しだけshkの袖をつまんだ。
触れたわけじゃない。
でも離れようとする距離。
それだけで胸が苦しくなる。
shk「sm……?」
sm「……なんでもねぇ。」
smは袖から手を離し、
照れたように前を向いて歩き出す。
けどshkは知っていた。
(ほんとは……すごく優しいんだ。)
歩幅を合わせてくれるとこ。
黙っていても置いていかないとこ。
ひとつひとつの仕草が、
smの心の奥を見せてくれるようだった。
─一方その頃
教室ではkrが机に突っ伏していた。
さっきnkに告白された言葉が、
頭から離れない。
『俺、湊が好きなんだよ』
(…何なんだよ、彼奴。)
胸が騒いで落ち着かない。
嫌じゃない。
でも認めたくない。
そこへ、ガラッとドアが開く音。
nk「kr~……うわ、いた。」
nkだ。
krは顔を上げずに答える。
kr「……なんでまだ学校にいんの。」
nk「いや、さっきの……返事聞いてないし?」
kr「返事なんか……」
言いかけて、krは言葉を止めた。
nkがいつになく真剣な顔をしていたから。
nk「kr。」
nkは机に手を置いて、
そっと覗き込んでくる。
nk「……逃げないでよ。 」
その一言が、
krの胸を鋭く刺した。
kr「……逃げてない。」
nk「じゃあ、ちゃんと俺の顔見ろよ。」
ゆっくり顔を上げたkrの瞳に、
nkの優しい目が映る。
(……反則だろ、そんな顔。)
krは小さく息を吐いた。
kr「……今は、答えられない。」
nkは少しだけ笑う。
どこか安心したように。
nk「今は、ね。 それなら待つよ。」
その言葉に
krの胸がまた苦しくなる。
(……そんなこと言われたら、もっと迷うだろ。)
─校舎裏では。
knbrは、並んで自転車を押していた。
風が涼しくて、夕陽が眩しい。
br「さっき……びっくりした。」
kn「え?」
br「”離れたくないなら離れなくていい”っていつ。」
kn少しだけ照れたように笑う。
kn「本当のこと言っただけだけど。」
br「……言い過ぎ。」
brは顔を真っ赤にして俯いた。
でも、目元がどこか嬉しそう。
kn「brはさ。」
knは少しだけbrの自転車に手を添えた。
kn「俺に…離れてほしい?」
br「…………」
brは唇を噛んで、
ゆっくりと首を振った。
その仕草が、knにとってどれだけ嬉しいかをbrはまだ知らない。
kn「……じゃあ、そばにいるよ。」
そう言ったknの声は、
夕陽よりも温かかった。
風が吹き抜けて、
6人の春を静かに撫でていく。
けれど、まだ誰も気づいていない。
この春が
恋と涙でいっぱいになることを。
‐✧‐✧‐✧‐
うわぁぁぁぁ!!??
葡萄てぇてぇ、最推しカプなんですよ。ほんとにあそこは尊過ぎてやばいです、
授業中テラーの事しか考えてなくて内容頭に入ってねぇ…w
𝑵𝑬𝑿𝑻 ➣ コメント2 ♡1000
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