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前回の続きです☆
ドゾツ☆
色々あって放課後
放課後、コピー室にトナーを取りに来ただけなのに、人がいなくなった空間がやけに静かで職員室みたいに緊張する。
大)(トナー、どこだっけ、、、、)
棚を開けて探すけど見つからない。
焦って指先が震えたときーー
若)「大森先生?」
後ろから、あの落ち着いた声がした。
振り向いたとき、距離の近さに思わず息が止まる。
大)「あ、、あの、、トナーがなくて、、」
若)「あぁ、トナーは、この奥」
先輩の指先が自分の手の横すれすれを通って棚を指差す。
優しいのに、距離が近い、、//
その大人な空気に胸があつくなる。
(なんか、この人といるとなんか安心する、//)
トナーを渡してくれるときふと、目があった。
その目はまっすぐで、包み込まれるようで、逃げられなかった。
“この人、かっいい//“と、初めてはっきり意識してしまう。
side 若井
コピー室に入るとトナーのたなの前で固まっている新人がいた。
(あぁ、また緊張してるな)
声をかけると、ビクッと肩がはねて、
その反応がなんだか守りたくなる。
「ここだよ」って、てを伸ばすと、
大森の手が少し震えてるのが見えた。
(そんなに焦らなくていいのに。)
自然と距離が近くなってしまう。
悪気はない。ただーー
(この子、ほっとけない。)
渡すときに目が合ってほんの一瞬大森のまつげが震えた。
その表情が妙に印象に残る。
自分はただのサポーターのつもりなのに、
どうも気にしすぎている気がする。
気づかれないようにため息を飲んだ。
side 大森
職員室に戻る途中、さっきのコピー室での距離を思い出した。
(なんであんなにドキッとしちゃったんだろ)
他の先生と話してても緊張は消えない。
でも、あの人だけはなんか、別な感じ。
落ち着いてて、
暖かくて、
声もやわらかくて、、、
歩きながら気づく。
(あ、僕…あの人のことなんか…特別に見てるかも…// )