テラーノベル
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42
わこ‼️
51
あも
3
irxs水赤のnmmn作品です
※R-15程度の性描写有り
※行為後の描写有り
_____赤視点
くあーっと大きな口を開けてあくびをすると、ちょっとだけ涙がでた。
大きなあくびの後の小さいあくびをしながら隣に寝っ転がっている裸の背中に抱きついた。少しぺたぺたした肌がぴくっと震える。
「おきて」
「ん…?もう昼?ねむいんだけど」
俺に負けじとふあふあ、おおきなあくびをしたいむの涙袋の下にはくまができている。あとついでに血色感がない。ステージメイクをしている時と比べたらほぼ別人なのでみんなびっくりするにちがいない。まあ、俺が見慣れてるのはこっちのほとけなんですけど。…外が明るいからたぶん昼なんじゃない?
「俺もねむいし」
「じゃあ一緒に二度寝しよーよ」
「はい、ぎゅー」
気持ちよく二度寝するアリバイ作りのために無造作に差し出された二本の腕の間から、しゅるっと抜け出してほとけからのぎゅーを拒む。二度寝しちゃ困るのだ。
「やだ、今日はいまからふたりでドライブするもん」
「うげ………若……………」
いむが怪訝なかおになった。え?昨日は回数少なめにしてあげたし、すぐ寝たし、まだ全然元気でしょ?おでかけとか普通に行けるでしょ?りうら、下半身はいつも通りだるいけど腰は痛くなってない。だったらほとけも元気なはずですけど。
「どこが?」
「いむくんには朝までセックスした後すぐお出かけとかもうそんな体力ないので」
「ふーん、俺も数年後はそうなっちゃうのかな」
「しらない、なっちゃうんじゃない」
白くてぱっきりしたカバーの枕に顔をうずめ始めるほとけ。目を瞑っていて、あー!寝かけてる。
「じゃあおやすみ、配信の1時間前くらいに起こしてね」
「やだあ!寝るな!ドライブ!ドライブ!」
無防備になった背中をぽかぽか叩いて対抗すると、低く唸ったような声が出た。
「あ゛ー、お前しつこいよ」
つめたい指先が両の肩をがしっと掴んだ。マットレスにぐい、と押しつけられる。「ちょ…っ、なにして」
突然、ふにゃりと柔らかいものが触れた。あ、くちびる。あたたかい、さらにあたたかい湿ったものが唇の間を割って入りこんだ。時々薄いところに触れて、びりり感じさせながらぐしゃぐしゃ掻き回していく。
ふたりぶんの唾液の糸を引きながら、そーっと舌が引き抜かれた。「これで満足?」
「………。」わざと物欲しそうなかおをつくって、小さくふるふると首を横に振った。いむの口角がぐにゃっと曲がる。「かわい、」
現金にも、突然のあまい言葉が嬉しかった。
「でもこれ以上いちゃいちゃはむりだから」
「…ほんとに寝るからね、起こさないでよ。おやすみ」
そう言ってほとけは全身をブランケットで覆い隠してしまった。隣に寝たままで、背中のほくろでも眺めながら起きるのを待とうとしたけど、庭に迷い込んだ猫でも追い払うみたいに部屋から締め出されてしまった。
鋭い視線。あたたかで柔らかい唇。こつこつした指先。
ぶっきらぼうにされたのに、不思議な充実感を覚えてしまった。またいっこ、ほとけに趣味をだめにされた気がする。
にしても、ほとけいなくても普通に車乗りたいな。運転手は誰でもいいんだけど、誰かが運転してくれる車って楽しいから。あ、あとラーメン食いたい。昨日の夜から食ってない!
……………あー、タクシー乗って一蘭行くかあ。
コメント
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わこ‼️さん、読了しました! いやー、冒頭の朝の倦怠感と「二度寝するな!ドライブ行くぞ」の押し問答、めちゃくちゃ可愛かったです。「若…」って言われて怪訝になる流れ、完全にだめにされ慣れてる表情が浮かびました。 なんといっても舌を引き抜くシーンの描写、あの「じゅるっ」じゃなく「唾液の糸を引きながら、そーっと」っていう引き際がすごく生々しくて好きです。あと「またいっこ、ほとけに趣味をだめにされた気がする」って一文で、二人の空気感がぎゅっとまとまってるのが最高でした。 短いけど密度の濃い一話、続きも楽しみにしてます!