第2話「叶わない恋」
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モブ子「らっだぁ先生!私と付き合ってくださいっ!!///」
『えっ??』
モブこさんが先生に告白?
は?え?うそだろ、、?
俺は頭が真っ白のなって
先生の答えを聞く前にその場を逃げ出した
俺は急いで屋上に逃げた
目的のスマホを持たずに
『はぁはぁはぁっ………』
聞いてしまったモブ子さんの告白が
頭の中をぐるぐる回っている
『先生、OKしたのかな?っ』
『さすがにね!!さすがに、、、』
ふとグランド側を覗くと
モブと先生が一緒にいて先生が見送りをしていた
『っ!、、、』
やべっ、前がよく見えない
それより早くスマホを探しに行こう
服の袖でゴシゴシと涙を拭き
俺は教室に戻った
誰もいない教室
あまり機能していない頭でスマホを探した
『スマホ、、スマホ、、無くね?』
机の中、ロッカーの中、一応カバンの中
全部探したけど見つからなかった
『あれ?落とした?』
そう考えていると足音が聞こえた
振り返るとそこに居たのは
らだ「ぺいんとー?なにやってんの?」
今1番大好きで会いたくない人だった
『あ、、ら、だぁ先生、、、』
『スマホ、、、落としちゃったみたいで』
らだ「あ、もしかしてこれ?」
そう言いながら先生のポケットから
俺のスマホが出てきた
『あ!俺のだ』
らだ「よかったぁ、これ教室に落ちてて」
「はい、」
『あ、ありがとうございます、、、、、』
やばい目合わせられないしかも泣きそう
「ぺいんと?どした?」
『いや、なんでもないです、、、』
らだ「うそだ絶対なんかある、何?言ってみ」
『せ、先生が告白されてるところ見ちゃって、、、』
らだ「あー、なるほどね?でもなんで泣きそうなの?」
『だってっ!、、、グスン』
言えない
らだ「?!どしたの?」
俺、先生の事が好きだからとか言えない
『いや、、なんで、も、ない、です、、、』
らだ「そっか、」
『先生、、』
らだ「ん?どした?」
『先生、好きな人居るってホントですか?』
らだ「?うんまぁ、でも多分叶わないけどね」
ズギツ
『そ、うですか、、先生なら大丈夫ですよっ!』
『おれ!応援しますよっ、、!』
あーあ、何応援してんだろでも先生が笑顔でいてくれるなら、、ね?
らだ「お、嬉しいな」
「ぺいんとはいる?好きな子、結局だれなの?」
『た、確かに居ますけど、、言いません!』
『俺も叶わないんで』
らだ「そんなことないよ、ぺいんと」
「お互いにがんばろ!」
「あと明日の放課後その泣いてる理由聞くからな」
『っ!、、、はい、、、』
らだ「そんな悲しむなよ、怒るわけじゃないんだから」
「相談のるよってこと!
ほら、もう帰れ、玄関まで見送ってやるから」
『ありがとうございます、、、』
見送り、、、嬉しいなあ
でもモブ子さんにもやってたな、、、、、
みんなにやってるんだ
そんなみんなに平等で気を使える所も好きなんだけどね
帰宅
『はぁ、、、疲れたぁ』
しにがみあの後どうなったのかな連絡しよっ
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『しにがみー?』
「どうしましたか?」
『あのあとどうなったの?』
「いろいろありましたよ?!?」
『え!聞きたい!』
「打つのめんどくさいので電話でもいいですか?」
『え、うんまぁ』
「かけますね!」
『あいよ』
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しに「もしもしー!」
『もしもし』
しに「あれ?ぺいんとさん元気ない?」
『俺も色々あったの!!』
『てか、なにがあったの?』
しに「えっとですね簡単に言うと」
「今度ともさんと遊びに行くことになりました!!」
『え?!めっちゃ上手くいってんじゃん』
しに「でしょ!でしょ!」
「ぺいんとさんもどうですか?一緒にいきましょ!!」
『えぇ、俺も?』
しに「2人きりだと僕死んじゃうんで」
『まぁ、いいよ』
『その代わり!俺の恋も手伝えよっ//』
しに「あったりまえじゃないですかっ!!」
「まかせてくださいっ!」
『ねぇしにがみ』
しに「どうしましたか?」
『今日帰りにさスマホ取りに俺学校戻ったじゃん?』
しに「戻りましたね」
『その時にさ教室でらっだぁ先生が告白されてるの見ちゃったんだよね』
しに「えっ?!?!ほんとですか??!」
『返事してるの聞く前に俺逃げちゃったからどう答えたのかは分からないけど、、、、』
しに「え、ちなみに誰が告白してたんですか?」
『モブ子さん』
しに「あぁ〜、あの人はしそうですね」
『それでさ俺泣いちゃってそれ先生にバレて明日の放課後呼び出しくらったんだけど泣いてた理由どうしたらいいと思う?』
しに「目にゴミがとかで誤魔化せませんか?」
『多分無理だと思う』
しに「あちゃ、ならもう正直に言ったらどうですか?」
『泣いた理由は先生が好きで告白されてるところ見て泣いちゃいました、なんて言えるわけない!!』
しに「ぺいんとさん」
「もう告りましょ」
『無理だって!!先生好きな人いるって言ってたし!!』
しに「その好きな人ぺいんとさんかもしれないじゃないですか?!」
『はぁ??//そんなことないだろっ』
しに「明日ぺいんとさんが少しでもらっだぁ先生と距離が近くなったら僕も頑張りますよ??」
『も、もし仮に俺が告白したらお前も告白する?』
しに「えっ?!うーんでもぺいんとさんが本気ならちゃんと僕もしますよっ、、!」
『振られてもちゃんと慰めてくれる?』
しに「逆に笑う人いますか?」
『え、もし』
しに「あーあーあーあー!!保険かけすぎですよっ!」
『あ、ごめん』
『だってぇ、振られる気しかしないから、、、』
しに「大丈夫ですって!振られても僕がいますよっ」
「ちゃんと慰めるし僕も告白します!」
「お互い頑張りましょ!!?」
『う、うん、!俺明日頑張ってみる』
『振られる覚悟で言ってみるね』
しに「頑張ってくださいっ!!!」
しに「あ、そろそろご飯なので終わりますね!」
『ん、了解!ありがと!』
しに「こちらこそありがとうございました!」
「頑張ってくださいね!」
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『ふぅ、、、緊張してきた』
明日の放課後俺は告白する
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次回 「緊張」 金曜日更新(多分)
コメント
1件
尊いッ楽しみッ