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🐇side





まるで嵐のように過ぎ去る彼に唖然としながら、その場に取り残される僕。



と、ないこさん。






🍣「…すごいな、しょう…。」





凄い…?僕、何もしてない…けど…




🍣「りうってな、心開くのにちょこっと時間かかんの。

でも、しょうとはすぐ仲良くなれたみたいだな…」



といって、嬉しそうに話すないこさん。


あぁ、りうくんのお兄さんなんだな、

と実感した。





🍣「ここが怪しいとこじゃないって、少しでも体感…してもらえたかな…?」




と、とても不安そうに聞くないこさんに対し、




🐇「…うん、」




と答える。




🍣「!よかった…!

ここ、りうの部屋だから、とりあえずでよっか。」





出て、その後はどうするんだろう。






🍣「急だったし、すぐに決めることは無いよ。持ち帰ってまた後日…でもいいし…」





持ち帰って…か。




ふと室内の窓から見える空を見上げると、


快晴な青空から一変し、夕焼け空に雲がかかっている。

次縹(つぎはなだ)色と赤橙のグラデーション、間は紫苑色といったところか_。






家に帰らないと…





帰らなきゃ…





かえ…






…帰り、たくない。







きゅ、とないこさんの着物の袖を掴むと、驚いた表情でこちらを見つめる







🍣「どうした?」








と、笑顔で目を見て話してくれるこの人なら、



閉じ込められた僕の心の闇を…。





この人なら、



僕が“僕”である為のミチシルベを…。





照らしてくれるかもしれない。






🐇「もーちょっと…ここに、いてもいい…?」

🍣「…! ふは、もちろん」


と、安心したように笑顔を見せるないこさん。




🍣「そしたら… 」



「あれ、ないちゃん。その子誰?」


と、背後から声が聞こえ、振り返ると水色の髪色の人。



また、新しい人だ





🍣「ほとけか。ちょうどいい所に。」

💎「え、何、仕事?やだよ?」

🍣「お前なぁ…w ちがうよ、この子を大部屋に案内して」

💎「…大部屋…って、いいの?」

🍣「うん。今日からこの子も“家族”な?」



家族…




今まで、言って貰えなくて

聴きたかった言葉…。




「会議があるから、あとは頼む」

と言い残し、ないこさんはその場を後にした




💎「…よろしくね?えーっとー…」

🐇「しょう…です」

💎「しょーちゃんね、りょーかい。」





りうくんもだが、何故僕のことを“ちゃん”と呼ぶのだろう_?













💎「…ねぇ、その髪…」





髪…


あ、さっきの…






💎「なんで…りうちゃんのお気に入り、しょーちゃんが付けてるの…?」

🐇「さっき…くれて…」





というと、水色の彼は目をまん丸にして







💎「あの…りうちゃんが…」





といった。

意味はよく分からないが、珍しい事なのだろう。



それより、お気に入りなら僕が持ってない方が絶対いいのではないだろうか…。






💎「そしたらこっち…ッ!?」





!?






危ない…!!



よろける水色の彼の腕を引き、抱きとめる。






🐇「…!!だい、じょーぶ…?」

💎「ッ…!?///」




___


𝐍𝐞𝐱𝐭→♡2,000⤴︎〜➕💬次第




【色の補足】

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