テラーノベル
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「あー、掃除おわんないよぉ…」
放課後の教室で、一人居残りで掃除をしている。他の当番の子はみんな、部活やら忙しいやらで仕事を私に押し付けて帰っていった。時計は終礼から一時間半は経っている。校庭のテニス部も片付けを終わらせたところのようだ。てきとうに自分もサボってしまえばいいとは思うが、なぜか律儀にやってしまう。
私は断れない性格だから面倒な頼み事には気をつけろと律樹に何度言われたことか。
「・・・今日は律樹と帰る約束してたけど、この遅さじゃもういないよね」
ちょっぴり悲しくなった。
やっとのことで終わらせ、せっせと荷物をまとめ、教室を後にする。がらんとしている 廊下の、ついていない蛍光灯の下を一人で歩く。
「・・・・え?」
曲がり角の隅に、人が座り込んでいた。
「律樹・・・?」
「お、結華。やっと来た。遅かったじゃん」
ゆっくりと立ち上がって、ぽん、と私の頭の上に手を置く。
「どーせ、またなんか掃除でも押し付けられて、馬鹿マジメにめちゃ丁寧にやってたんでしょ」
「うっ・・・」
図星。律樹は眩しいものを見るかのように目を細めて、微笑んだ。
「えらいねぇ」
私に手をまわして、突然ぎゅっと抱きしめてきた。
「ふぇっ・・・」
不意打ちを喰らって、思わず耳まで真っ赤になる。でも、律樹にはこの顔が見えていないはず。
「よしよし、ほら、帰ろ」
「・・・・。」
私は衝撃と照れで言葉が出てこず、律樹に抱きしめられたままうなずくことしかできなかった。友達同士の ハグそのものはそこまで照れくさいものではなかったのに、律樹とするのは全然違う気がした。こんなのは、初めてだった。
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トド村
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人@羊依存症@イラコン開催中
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コメント
1件
ちょっと待ってええええ!!律樹くんマジで待っててくれたの!?!?😭💕 しかも「えらいねぇ」って頭ぽんぽんからのハグ…は??? キュン死寸前なんだけど!! 結華ちゃんの「ふぇっ」って声、想像しただけで顔がにやけるわ…。掃除押し付けられて損した気分だったのに、律樹くんの思わぬ優しさでこんなにエモくなるなんて反則だよ!! 二人の距離感がじわじわ変わってくの最高すぎるから続き早く読ませて〜!!🌸