この小説は”大日本帝国”と”陸軍”のお話です。ちょいちょい他の国達も出てきたりなんたり…。
…あぁでも、うちの大日本帝国と陸軍はちょっとややこしいんですよね。
うちの設定は大日本帝国の裏人格が陸軍なんです。
そしてその陸軍は、大日本帝国の弱みを沢山握っている…。
…そんな陸軍くんは、大日本帝国に恋を抱いているとかなんとか…。…弱みを握っているからこそ、独り占めできる…。そんなドロドロとした陸軍くんの恋のお話です。
はたして、悪いのはどちらですかね?問題児であるに加え、日帝を操り色々な戦争をしてきた陸軍か、それとも、そんな陸軍を生み出してしまったに留まらず、操られてしまった日帝なのか…。
皆様は、どちらの方が悪いと考えますか?
…それでは、本編へ参りましょう。
《陸》視点
僕は日帝が好きだ。大好きだ。閉じ込めて、精神が死んでもずっとお世話をしていたいぐらい大好きだ。あの声も、目も、顔も、耳も、性格も、頭のてっぺんからつま先まで全部大好きだ。愛してる。
なのに日帝は僕の事を好きでいてくれない。僕は君の事をこんなに、いつまでも考えているって言うのに…どうして?…でも大丈夫。僕はいつでも、いつまでも愛してあげるから大丈夫。だから、いつか全てを諦めて、どうでも良くなった時に、僕の胸に飛び込んできて。
あんな、日帝の表しか知らないような虫けら共なんかよりも、僕を選んで?そうしてくれたら、僕はいつまでも、今まで通りに君の為に何でもするよ。…僕が昔やってた、戦争だってそうだよ?全部全部、ぜぇ〜んぶ、日帝の為にやった事なんだよ?
日帝が他の列強(笑)共に脅かされなくて済むように、日帝が安心出来るようにやった事なんだよ?なのに、米国との戦争の時に抵抗して、僕を気絶させるなんて、酷いじゃないか。あのまま僕が戦っていたら君が勝っていたんだよ?なんでそれを嫌がるのさ。
…まぁ良いよ。そんな事より、今は日帝の精神が心配だからね。…ほら、寝ようとしても、夢でずっと、人間だった頃のクソガキ達やゴミな大人達に暴言を吐かれたり、暴力をされたりして辛いんでしょ?それのせいでずっと寝れないんでしょ?辛いね。苦しいね。…大丈夫だよ。僕が着いてるからね。
『…安心していいからね』ギュッ
「ぅあっ、はっ、カヒュッ、ごめ、なさっ、ごめんなさい…ごめんなさいッ…、…」ギュッ
…あぁ、凄く可愛い。日帝がここまで病んじゃってるのは半分僕のせいなのに…、こんなに必死に僕に縋っちゃうなんて…。日帝のそういう愚かなところ、とぉっても大好きだよ。
…愛してるよ、日帝。
コメント
8件
ここに天才あらわる
すげぇ好k(死)
この小説、絶望の闇みたいな時もあればラブコメみたいな事も多々あるのでまぁ楽しみながらみてください。