テラーノベル
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「ふ〜、終わった〜」
アフレコが一通り終わり、今から帰る所。
にしても最高すぎる。
まさか谷山紀章さんと一緒に仕事ができるなんて………。
もしや妄想のしすぎで幻見てるのか?
いやいやいや、そんなことはない………はず。
頼むから現実であってくれ……。
「あ、瑪瑙ちゃんお疲れ〜」
「!!紀章さん、お疲れ様でした」
「なんか祥ちゃんが『飲みに行こー!』とか言ってるんだけど、瑪瑙ちゃんも行く?」
「え良いんですか行かせていただきます」
「おっけ〜」
「瑪瑙さんの返事が光の速度だった……」
「浪川さん?」
「何でもないです」
「一応遠慮しようが迷ったんですよ?」
「嘘つけ」
仕方ないじゃなですか誘惑に負けるのがヲタクの宿命なんですよ!!!
「まあまあ良いじゃない、とりあえずレッツゴー!」
ロミんに引っ張られながらも皆と並んで外に出る。
「もうそろそろ12月か、ちょっと寒くなってきたね」
「だね〜」
「……瑪瑙さん震えてるし」
「安元さん……私なんかが神と飲みに行っても許されるのか…私はそれが怖いんですよ………」
「神……なるほど……?」
頭の上に ? を浮かべている安元さんを気にする素振りもなく、ロミんが笑っている。
「……何で笑ってるの……?」
「いやー?そんなに心配する必要ないんじゃないかと思って」
その時、さっきまで大声で話していたロミんが私の袖を引っ張って、少しだけ皆から離れる。
「谷山君の事、好きなんでしょ。
良いの?本気で目指さなくて」
「ぅ……だけど………」
「絶対大丈夫とは断言できないけど、貴方はとっても魅力的だから、自信持って」
「ロミん……」
そうだよね。
私は紀章さんを知ってから、必死で自分磨きしてきた。
この努力は、決して無駄じゃないはず。
「ありがと。頑張る」
「うん」
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