テラーノベル
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「最初に言っておくけど、叫んでも無駄だよ。ここは元々軽音部のために作られた部屋でね。完璧な防音設備が備わっているんだ」
耳元に吹きかけられる、熱を帯びた湿った吐息。
「――っく」
「まぁ、泣き喚いてくれても一向に構わないけどね。その方が、僕も燃えるしな……」
囁きと共に肌が粟立ち、理人は激しい嫌悪に身を震わせた。 逃げたい。だが、上から押さえつけられた腕は岩のようにびくともせず、割り込まれた蓮の膝が理人の自由を完全に奪っている。
「やめろ……っ! 離せっ!!」
「おっと。お前の脚は、テニスで鍛えた『凶器』だったな……」
蓮の冷徹な手によって、理人の脚が強引に、かつ無惨に割り開かれた。 露わにされた股間にズボンの上から圧をかけられ、羞恥で視界が熱く爆ぜる。信じたくないことに、そこは理人の意志に反して、すでに熱い拍動を始めていた。
(なんで……こんな、最悪な状況なのに……!)
「ああ、言い忘れていたな。お前を眠らせた薬には、質の悪い催淫成分を混ぜてある。ケンジは、これであっさりと堕ちたぞ?」
ケンジの名が出た瞬間、理人の脳内に激しい怒りが燃え上がった。あの無邪気な笑顔の裏で、彼はこの下衆な男にどれほどの地獄を見せられていたのか。
「この……下衆野郎……っ!」
「口の利き方がなってないな。再教育が必要か?」
咎めるような低音と共に、股間を力任せに鷲掴みにされた。 ぐい、と容赦なく擦り上げられる衝撃。強烈な快感が脊髄を駆け抜け、理人の腰が跳ねる。布越しに形をなぞるような執拗な愛撫。擦れる感覚一つひとつが、理人の呼吸を浅く、熱く乱していく。
(まずい、このままじゃ……)
何とか拒絶しようと唇を噛み切る勢いで耐えるが、蓮の指の動きに合わせ、腰が勝手に媚びるようにくねり出すのを止められない。
「……ん、……っく……ぅ……んっ」
漏れそうになる声を必死に奥歯で殺していると、布越しに鋭い爪が立てられた。カリッ、と裏筋をなぞる感触。
「ぁ、んん――っ……く、ぁっ!」
「ふっ、可愛い声で喘げるじゃないか。テニス部のエース様が台無しだな」
「うるさ、い……。触るな……っ!」
「強情だな。今にもイきそうなくせに。……だが、薬に抗ってここまで我慢できるとは、大したものだ。褒めてやるよ」
蓮は嘲笑を浮かべると、今度は生身の肌に直接、冷たい指を絡ませてきた。 硬く猛り狂った熱をダイレクトに刺激され、理人の防衛ラインが一気に崩壊する。
(だめだ……っ、こんな奴の前で……果てるなんて、絶対に……っ!)
理性は叫び続けている。しかし肉体は、先端から溢れ出した蜜でぬちゃぬちゃと卑猥な音を奏で、理人を容赦なく追い詰めていく。
「ははっ、どんどん溢れてくるな。本当は気持ちいいんだろ?」
「――っ、るせぇ……っ、いいわけ、ねぇだろ……っ!」
「ふぅん。そうか。なら、もっと強引に分からせてやるよ」
言うが早いか、蓮は理人の下着ごとズボンを強引に引き剥がし、あろうことかその最奥へと顔を埋めた。
「はぁっ、ぁっ……!! 待て、そんなの……っ、やめっ……」
熱い口内に飲み込まれ、喉の奥まで突き込まれる。裏筋全体を這う舌の感触、強く吸い上げられる負圧。 理人の身体はガクガクと痙攣し、つま先までが戦慄(わなな)いた。ふくらはぎが軋むほど強張り、腰が浮く。
生き物のように動く蓮の口腔に、理人は抗いようのない絶頂の淵へ引きずり込まれていく。
「ぁっ! ぁあ……んっ、も……無理……っ、出る……ッ!」
達してしまう、その数秒前。 蓮は無情にも顔を上げ、唇を歪めた。
「まだダメだよ。……僕の許可なくイくことは、許さない」
「くそっ……」
悔しさと屈辱に、視界が滲む。 こんな男に玩具のように弄ばれ、快感に震わされている自分への怒りで、理人の心はぐちゃぐちゃに引き裂かれていた。
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