テラーノベル
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にゃぽん「アメリカ、お腹空いた。」
にゃぽんがそう言ってきたのは昼の12時丁度だったアメリカ「え〜…まじか、今なんもないぞ…
元々勝手に家に来て勝手に住み着いてんのはお前だろ…
少し時を遡り───
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴った時は一体誰かと思った。 扉を開けるとそこには、リュックを背負っているにゃぽんがいた。 一体どうしたんだと聞くと、どうやら日帝と大喧嘩したらしい。
そこで3日間だけでもいいから泊まらせて欲しい、との事らしい。
アメリカ「家出するほどの激しい喧嘩って…どんな喧嘩したんだよ…」
にゃぽん「…今覚えばホントにくだらない喧嘩だった…」
アメリカ「?」
何を言い出すかと思えば───
にゃぽん「唐揚げにレモンかけないでってあれほど言ったのに…」
…なるほど、俺と日本家じゃ倫理観というか価値観というかが合わないらしい。
──流石にツッコムことは出来なかった…
との事で、今は食材がない。
アメリカ(何か買ってくればいいとは思うけど…めんどくせぇな…)
何かいい案はないかと記憶をたどる。
アメリカ「あ、そういやバナナならあるぞ」
にゃぽん「バナナ!?やったね!」
アメリカ「ちょっと待ってろ、持ってくるからな──」
にゃぽん「いただきまーす!」
パクリ。
余程嬉しいんだろう、めちゃくちゃ美味しそうに食べている…美味しそうに食べているんだが…。
アメリカ「…」
──変な妄想をしてしまった自分を殴りたい…
にゃぽん「?…アメリカどうしたの?」
アメリカ「……ちょっとトイレ行ってくる…。」
めっちゃ抜いた…。
夕方になり…。
にゃぽん「フワァ…眠くなっちゃった…」
アメリカ「眠いのか?なら寝ていいぞ」
にゃぽんが眠いと言い出したので毛布を用意した。
にゃぽん「ん…おやすみ……なさぁ…」
すぐに寝た。
アメリカ(どうすっかなぁ…俺も寝るかなぁ…)
もし寝るとしたら、勿論にゃぽんと添い寝で。
すると玄関のチャイムが鳴った。
アメリカ(?…誰だ?)
玄関に行き、ドアを開けるとそこには──。
アメリカ「なんだ、日帝か。」
日帝がいた。
日帝「…米帝などに普段は手伝ってもらうなど不本意だが…にゃぽんの行方が分からなくなった…だから一緒に探して欲しい。」
アメリカ「やっぱりか…」
日帝「?……とすると」
アメリカ「にゃぽんなら俺の家にいるぞ、」
日帝「なに!?そうなのか!?」
急いで玄関にあがりこんできた。
アメリカ「ちょっ、おま!」
にゃぽんでももうちょい礼儀いいぞ…。
そういう暇もなく…
「にゃぽん!?大丈夫か!!?」
という声が聞こえてきた。
急いで追いつくと何故か刀を持っている日帝がいた
思わず両手をあげる。
アメリカ「…どういうことだ?な、なんで刀を持っているんだ……?」
日帝「…こんな若い小娘を眠らせて……何をしようとした…」
──どうゆうことか、日帝は物凄い勘違いをしているらしい。
アメリカ「いやいやいや…にゃぽんが家出したっていうから家にあがらせただけであって…何もしてないし、でも出てないしその──」
…まぁ、オカズにはしているんだけど…
一瞬の表情の変わりを、日帝はどうやら見逃さなかったらしい。
日帝「米帝…貴様を斬る!」
アメリカ「!!?お、おいおいおい!!NO!何もしてないから!おい、おま、ちょ!!! 」
にゃぽん「んゅ……あ、お父さん…何してるの?」
その後、にゃぽんが誤解をといてくれたのは言うまでもない(オカズにしたことは言わなかった)
ちゃんちゃん
コメント
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アメにゃぽ可愛い...