荼毘だ…。
荼毘が、荼毘が居る。
こちらが感動している間に、荼毘はスマホをしまい、目線をこちらに寄越した。それは怒っている様には見えず、笑っている様にも見えない。ましてや真顔かと問われたらそうでもない、
何を考えているのか解らない。
何はともあれ、許して貰えたと取って良いのか、??
ホークス「寒かったでしょ、??今、開けるから…。」
荼毘「へぇ…んな簡単に入れるんだな、。」
言葉の意味はわからなかったが、取り敢えず鍵を鍵穴に差した。
すぐにカチャッと機械的な音が鳴り、鍵が開いた事がわかる。
ドアノブに手をかけたが、なんだか緊張して上手くドアが開けれない。
そんな俺を見かねてか、荼毘はドアノブを掴む俺の手にそっと手を被せ、
荼毘「手、かじかんでる。」
とだけ言い残しゆっくりドアを開けた。
ホークス「ぁ、ありがと…。」
礼を言う俺の事も無視し、荼毘は俺の手を掴む力を強めた。
怒ってる、??
荼毘「…なんでそんな真っ赤んなってんだ。」
ホークス「ぇ、何が…??」
荼毘「指。…いっつもグローブしてんだろうが。」
ホークス「ああ、でも、流石にヒロス着て帰る訳には行かんでしょ。ストーカー怖いし笑」
いつも通り話せているだろうか。今は少し荼毘の顔を見るのが怖い。
荼毘「ふーん…。」
荼毘は興味無さげに呟いたが、しばらくした後、手が暖まっていくのがわかった。個性で炎を調節し、暖めてくれたのだ。
ホークス「!!、、。」
俺は、コイツのこういう所が…。
荼毘「じゃ、俺帰るわ。」
目の前の男は、ここまで着て、帰宅と言う選択肢を取ろうとしていた。
家の前でいちいち俺の事を待ち伏せしてた癖に、帰る??
荼毘の意図など疑問に思う事はまだまだあるが、今はただ、行かないで欲しい。もっと一緒に居て欲しい。
…謝らせて欲しい、。
だから…
ホークス「待って!!!!」
荼毘「…ん?」
背中を向ける荼毘を呼び止める。思いの外大きい声が出て自分でもびっくりした。
ホークス「上がってく、、でしょ??」
彼の服の袖を掴み、家に招いた。素直に言えなかったし、顔はうつむいちゃったけど、気持ちは伝わった筈だ。
荼毘「…今更だが、俺はヴィランでお前はヒーロー。で、お前は今凶悪ヴィランを家に招こうとしてる訳だが…。」
荼毘は俺に背中を向けたまま、この歪な関係性を再確認させて来た。
…けど、好きなものはしょうがない。
ホークス「俺の覚悟、無駄にするつもりと?」
荼毘「…いーや??、、ただ、…」
その後荼毘はようやく振り返り、真剣な眼差しでこう言った。
荼毘「良いんだな?ヒーロー。」
その答えとして、俺はゆっくり頷いた。
後…。
ホークス「う゛っ???////♥️、っ!゛?!♥️♥️//////」
…どうしてこうなった!?!?//////
ぐちゅっ♥️ぐぽっ!!♥️♥️♥️
荼毘「、、、。」
ゴリュッ♥️♥️!!
ホークス「ぁ゛ひぃッ゛♥️♥️!?////」
荼毘「あ゛?、イイトコ当たったか。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
荼毘を自宅に招いたホークスは、シャワーを浴びたいと言う荼毘の要望を快く飲み、その間に部屋着に着替え、蕎麦を茹でる準備をしていたのだが、想定より早く荼毘が風呂を済ませて来たのだ。髪を濡らしタオルを首にかけたまま自分を見つめてくる荼毘にホークスは、「まだ出来とらんから、座ってまっとって、」と確かに言った。言ったのだが、
荼毘はゆっくりキッチンに向かって来て、コンロの火をカチっと止めた。この間無言だ。せっかく好物を作ってやろうと思ったのに…とむくれて少し文句を言ってやろうと、「ちょっと荼毘!」と振り向いた時にはお互いの唇が触れあっていた。
下品な水音が脳に響く中、部屋着の短パンをするりと脱がされ、流れる様に秘部に指を差し込まれ、今に至る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホークス「ハァー、、♥️♥️はぁー、っ♥️♥️///////」
え、?♥️♥️なんでっ、??にゃんでおれ、こんなことに、??////♥️♥️
ゴリュッ!!♥️♥️
ホークス「お゛ぉッ//////!?♥️♥️」
普段と違い、思いやりの欠片も無い攻め。前立腺は潰れそうだし、何度イッても止められない。泣こうが喚こうが無視だ。なんなら黙れと言わんばかりに手の動きが激しくなる。
何より辛いのがこの男。無言なのだ。時折独り言の様に何かを呟くだけで、終始無言で手を動かし続ける。
その少しの独り言でさえも、単調な物言いで、感情が全く無い。何を考えているのかわからない。
ホークスは終わりの無い快楽に恐怖さえ感じていた。
ホークス「だびぃ゛っ♥️♥️////もっ、やめぇッ♥️/////ぇ゛、!?♥️♥️」
…ぬぽっ♥️
満足したのか、荼毘は無言のままゆっくりと四本の指を引き抜いた。
ドサッ。
身体を支える物が何も無くなって、余りの快楽にとっくに腰が抜けていたので、そのまま床に尻を付く。
ホークス「ひゅー、、、♥️ひゅー…/////♥️お゛ッッ…、/////♥️♥️だッ、び♥️♥️な、んでぇ、??/////♥️♥️」
荼毘は足元の鷹を冷ややかな視線で見下ろしていた。
荼毘「…二週間。」
ようやく口を開いたかと思ったら、俺が放置され続けていた日数を言われた。
それがなんだと言うのだろうか。
荼毘「俺、二週間来なかったよな?」
ホークス「は゛ぁ♥️♥️ぅ、、////、♥️♥️…うん。///」
まだ熱が抜けきってない身体でも荼毘の問いかけに答え、彼が何を考えているのかを探る。
荼毘「仕置きのつもりだったんだぜ??二週間も放置すりゃ、俺の気持ちもわかってくれるかと、」
勿論痛い程わかったとも。荼毘の居ない寂しさや、自分が言った「別れる」と言う言葉の重さも。
荼毘「なのにお前はその間浮気して…嫌、浮気じゃねぇな。‘’別れてたんだもんな‘’??俺達。」
ホークス「は、ぇ、?、???♥️」
何を言っている??理解が及ばない。俺はこの二週間男と遊んでなんか居ない。強いて言えば…
、!!!
荼毘はローションで粘つく右手をぬとっ♥️と開いたり閉じたりし、怖い顔のまま言った。
荼毘「俺、ローションなんて使ってねぇけど。」
あいつが必死に俺を呼び止めようとしたのは伝わって来たから、これで意地悪するのも止めてやろうと思ってた。
…のに、
シャワー室に向かう途中で見てしまった。
どこかおかしいとは思ってた。普段まともな休養も取らないコイツのベットシーツが乱れてたり、ベットサイドにランプが置いてあったから。
それだけなら良かったんだ。俺に悩まされてベットでうだうだ考え事をするアイツは可愛いと思ったから。
でも、ランプの下。そこには、
使い捨てのゴムの包袋があった。
は…。
頭に血が登り、寝室に飛び込んだ。
リビングからはアイツの鼻歌が聞こえてくる。呑気にしやがって。
よくよく見ればベットの下にはまあまあな大きさのディルドもあったし、あきらかに最近使ったとおぼしきローションもあった。
甘かった。アイツが淫乱なのはわかってた。俺がそうしたんだから。
ぐしゃっ!!
持っていたローションボトルが潰れる音がする。
そうかよ。お前気持ち良くしてくれりゃ誰でも良いんだな。
だったら、身体に教え込んでやる。俺以外要らないって。
覚悟しろよ啓悟。俺の代わりなんて居ないって事、徹底的に理解からせてやる。
全身から血の気が引いていく。
コイツ、とんでもない勘違いしてる…!!
恐らくコイツは自分が居ない間に俺がこの家に男を連れ込んでよろしくやったと勘違いしているのだろう。
勿論そんな事実は一切無い。
目の前の激昂しているであろう男に散々快楽を叩き込まれた俺は、もう前だけじゃ満足出来ない体になっていた。毎晩の様に抱かれていた訳だから、日に日に募る肉欲を解消する術を探していただけだ。
つまり、荼毘寂しさに独りで己を慰めていた。
勘違いへの大きな手助けになったのはきっと昨日使ったゴムの包装だろう。ベットが自分のもので汚れるのが嫌だったから、荼毘がこの前持って来ていたのを使ったのだ。
自分でやった事は無いに等しかったけど、進めていくにつれて微量ながら拾える快楽に、俺はすがっていたのだ。
ただ荼毘とのセックスで得られる快感には遠く及ばず、虚しい思いもしていたのだが…って今はそんな場合じゃない!!
コイツは間違い無くぶちギレている。速く誤解を解いて…
ホークス「ぁ…。」
無理だ。
無意識だろうが、荼毘の手や腕からは微量の炎が見え隠れしていて、口答えしようものなら今すぐに燃やすと言う意思が伺えた。
逃げ、なきゃ、。
今はきっと何を言っても無駄だ。
まだ身体に熱は残るけど、とりあえず、立って、ズボン履いて、それで、それで、、
目を反らしても伝わる捕食者の本気に、ホークスはまとまっていない思考でとにかく逃亡しようと考えた。
が、それがダメだった。
彼が立ち上がろうと足に力を入れた時、荼毘がそれを見逃す訳も無く…
ガシッ
ホークスは後頭部を捕まれた。
身動きが捕れない。気にしない様にしても、硬く主張されている荼毘のソレの存在感には抗えなかった。何より、俺はソレを欲していた。
荼毘「おいおい、何処に行こうって言うんだ??」
ホークス「ぁ…、ちが、」
そのまま顔が荼毘のズボン…股間辺りに押し付けられる。
荼毘は器用に片手でベルトを外し、ボロンッと自身のモノを取り出した。
そしてソレをビタッと俺の額に乗せ、
ホークス「ぅ…♥️♥️///」
荼毘「咥えろ。」
そう、言った。
あれ?💦思ってたより長くなりそう、??💦
コメント
1件
いつもお世話になっております‼️ほんと無理矢理感強めの荼毘ホー大好きなんで嬉しいです‼️💕次のお話も楽しみに待っていますね‼️