テラーノベル
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mzkty
ご本人様とは一切関係ありません
「俺まだ終わらないからけちゃ先寝ときな?」
「やだ、待ってる」
もうとっくに日付が変わっているが俺はまだ編集が残っている。時間がかかりそうだから先に寝ていいと言っているにも関わらず、言うことを聞かないけちゃお。
「まだ時間かかるよけちゃ」
「いいよ待ってる」
「朝枠あるんじゃないの?」
「起きれるもん」
頑なに寝ないと言い張るけちゃおに少し呆れてくる。多分俺と寝たいんだろうけどこんなに我儘なけちゃおは珍しい。もしかしたら他に理由があるのかもしれない。
「けちゃなんか今日珍しく我儘じゃん」
「……けちゃ?」
何も反応せずただ俯いたままのけちゃ。どうしたのかと思い覗き込むと、目に涙が溜まっている。
「なんで泣いてんの笑」
珍しく泣いてるけちゃに驚きつつも、親指で涙を拭う。
「けちゃ言わないと分かんないよ?」
「…さみしいの」
「、え…?」
「僕1人いやなの、さみしいの」
は?何それ。可愛いんだけど。こいつ寂しすぎるとこんな甘えたになんのかよ。
「そんな寂しかった?」
「んん、僕のこと1人にしちゃやだ」
「ごめんなけちゃ、今日はもう一緒に寝よっか」
「んぇっ、でも編集、」
「別にあしたでもいいから」
その後2人でベッドに入り、けちゃおは俺に抱きついて満足そうに眠っている。こんなに可愛いけちゃを見れるんだったら、何回でも寂しい思いさせてやる。けちゃには申し訳ないけど、もっかい可愛いとこ見せてくれよな。次はどんな反応するのかと想像しながら、俺はけちゃを抱きしめ、眠りにつくことにする。
コメント
2件
尊すぎる...т т 最高なのありがとうございます、