…同性愛者。
この世には、同性を愛してしまう人がいる。同性愛者を、きもい。とか、なんで同性なんて好きになるの?とか一般的にはあまりいい印象ではない。私も1年前まではそっち側だった。でも…ある時…
🍪「えとさん!可愛い!!!」
私の中で衝撃が走った。
初めて。初恋をのあさんに奪われた。
… でもそれは叶わない恋。そんな事分かっていながら、約1年間、この恋心を閉じ込めて来た。
〜朝〜
🍫「…はぁ〜…」
ため息をつく。
自分が同性愛者だったなんて……
確かにいつも…周りは恋愛をしてたのに、私だけ毎回恋愛…以前に好きな人すら出来なかった。きっと天性の…DNAとか…家系的な問題で同性を愛してしまう家系だったんだろう…知らんけど
そんな事を考えていると、後ろから冷たい缶をほっぺに当てられた
🍫「ひぁ!??」
🍪「も〜…なにため息してるんですか?」
🍫「あ…」
のあさんだ。私の初恋の人。
…やっぱ可愛いな…
…てか
🍫「のあさん髪の毛切った!?」
🍪「えっよく気づきましたね…前髪数センチしか切ってないのに…」
🍫「……」
そりゃわかるに決まってる。…好きな人だもん…少しの違いも見逃したくない…
いや私きもいな……ちょっとこういう思考あんまりしないようにしないと…
🍪「一人目です!」
🍫「……、//」
一人目…てことは…初めて…気付いた…、
やめやめ…!こんなのあさんに失礼な想像…
…私がこんな気持ち悪い人だったなんてなぁ…世の中なにが起きるかわかんないや…
🍫「はぁ〜…、」
🍪「…」
更に深く、息を吐いた
もうのあさんと関わらないほうがいいのかな…からぴちやめたほうが…のあさんの為なんじゃ……
その時、のあさんに
🍪「朝風呂行きますよ!!!」
と言われ、手を引かれた
???えっのあさんと…、えっ!??
えっちょっと待って待って待って!?のあさんとっ!?待っ心の準備っ!心の準備がぁぁぁぁぁぁ!!!!!
カラン…
🍪「きもちぃですね〜!丁度露天風呂空いてて良かったです!」
🍫「…そうだね((火照」
なっ…なんでこんな事に…、?
………可愛い…けど……目のやり場に困るな…
…首元…えっちぃ…、
🍪「……そういえば…」
そんな事を言いながら、のあさんは私に近づいてくる
…なに、ちょっ…近っ……、//
🍪「えとさん…」
… 次の瞬間、のあさんが私の胸を掴んだ
🍪「おっきくなってません!?」
🍫「ひぁ!???((火照」
のあさん!??
のあさんの行動とは思えないんだけど!??
やめっ…ぅ…恥ず…、//
のあさんはそのまま、私の脇に手を伸ばして 私にこちょこちょをした。
🍫「ひぁ!?っあっwあははっw」
🍪「ほら〜!!」
🍫「ちょっ~~!!仕返しっ!w」
こちょこちょに耐えながら、そのままのあさんの方へ体を向け、のあさんの脇にこちょこちょをした
のあさんがしてくるならこっちも仕返しだっ!!…下心増しましだけどね
🍪「ふっへっwあっwむりッwふぁっw」
🍫「仕返しだぁ〜」
🍪「ふっ…あッwあッwあ~ッw」
🍫「…」
のあさんは体を反ったり、あッwとか…しかも裸だから…、凄い…、 ……えっちぃ………あ…駄目かも…我慢出来ない……
その時私は冷静さを保てなかった。
…私はその時のあさんの唇に…
🍫「…((チュッ」
🍪「んっ!?((火照」
軽く…キスをした
🍫「…ぁ…」
🍪「へ…、//えと…さっん…((火照」
…やってしまった…どうしよ……やだ…離れてっちゃう…やだ…やだやだ…のあさん…やだ…離れないで…のあさん…のあさん…のあさん…!
…自分でも感情のコントロールが効かなくなっていた。もう…なにがなんだか…わからなかった
🍫「…((泣」
気付いたら自分の目から涙が流れるなんて…相当疲れてたんだなぁと思った
🍪「へッ!?」
🍫「へ…あッ…違ッ…これは……、そう!目に温水かかっちゃって! 」
言い訳。きっとのあさんならこんな言い訳すぐ見抜かれる。…やだなぁ…最低だ…泣き落としなんて…
🍪「…」
…お願い…引かないで…離れないで…やめて…
ギュッ
…その時、のあさんは私を抱きしめた。
…びっくりした。きっと離れちゃうと思った。……思ったのに…
🍫「……へ…、」
そのあとものあさんは私の予想外の事を言う
🍪「……ごめんなさい」
…私、なんで…ファーストキスも奪っちゃったし…急に泣くし…のあさんにとっては私は面倒くさい人でしかないのに…私のせいなのに、 …私のせいなのに…謝らないで…
🍪「えとさんの気持ち…何もわかってなかったです」
のあさんは何も悪くないの…私が全部…全部全部悪くて…私の…せいで…!
🍪「……私…実は聞いちゃったんですよ。…、一年前、えとさんが『からぴちやめたい』って…一人で呟いてたの」
🍫「え…、」
…私が初めてのあさんに恋した日だ。…恋して…沢山泣いた日、。
🍪「それ…全部…私のせいだったんですね…((泣」
🍫「へ…、」
のあさんが泣いた。
…なんでのあさんが悩まないといけないんだろう…悪いのは…全部…全部全部私のせいなのに…!!!
🍫「っ…のあさんのせいじゃない!!」
🍪「…、でも…」
のあさんの言葉を遮るように、私は続けて言う。
🍫「全部…私が悪いの…同性に恋しちゃって…もう…自分でもわかんなくなっちゃって…」
🍪「…やっぱり私のせい…、?」
🍫「っ…違う!!」
なんで…なんでなんで………私のせいなのに…、私が全部悪いの…やめて…のあさんのせいじゃない…
🍫「違うっ!!!!!」
あ…、やだ…違う…こんな…のあさ…
その時ののあさんの顔はよく覚えている。
諦めたような、だけど冷静なような…悲しい表情だった。
🍪「……ごめんなさい…興奮し過ぎました」
🍫「っ…、」
なんでのあさんが謝らないといけないの…?なんで私はいつも…いつもいつも…空回って…興奮して………、、、違う…この思考がよくないんだ…、 …落ち着かないと、…
…その時、パチンッ…と自分のほっぺを叩く
🍫「ふぅ………」
🍪「…めっちゃいい音なりましたね」
🍫「w皆に聞こえてそう」
🍪「確かにw」
……好き…やっぱり…この気持ち閉じ込められない……当たって砕けようかな…もう…閉じ込められない気がする…この気持ち…、
その時私は拳をグッと握る
🍫「……のあさん」
🍪「…はい、なんですか?」
🍫「私と…つき…、っ…」
…その時…少し躊躇った。
……怖かったんだ。嫌われるのが。同性愛者って引かれるのが。普通のあの頃に戻れないのが。…、もしかしたら…からぴちをやめる可能性も…あったかも知れない。…色々な想像が私の頭の中を過った。
でも…言わないといけない。今言わなかったら…一生この気持ちを閉じ込める気がする。
🍫「のあさん…」
🍪「…はい」
…怖いなぁ…のあさんの…その笑みも…私を嫌悪する目に変わっちゃうのかなぁ……嫌だな…のあさんに嫌われるの…やだ…なぁ…
でも…言わなくちゃ…
🍫「…っ…、」
🍪「…」
言えっ!…言えよっ…、もう…、閉じ込めたくないんでしょ…っ、言えっ!!
🍫「付き合ってください!!!」
🍪「………」
……言えた、…良かっ…
🍪「……よろしくね。えとさん」
…………………へ
🍫「…へ…」
🍪「私もさぁ…えとさんなら…安心出来るかなって…、私がそもそもえとさん好きやし!」
…のあさんが少し方言混じった言葉で言う。……良かった、…嫌われなかったぁ…、
………てか、付き合ったんなら…
🍫「キスしてもいいのっ!?」
🍪「……、へッ//」
のあさんが少し驚く。そりゃそうか。でも…さっきのでファーストキスなの嫌だし…
🍫「ファーストキス上書きしよ…!」
🍪「、…確かに、…//」
🍫「…じゃあいくよ、?」
🍪「っ…はいっ!((火照」
その時、私とのあさんは確かに重なった。
メンバーには……じゃっぴと…たっつんだけに伝えている。私からも、のあさんからも一番信頼してる二人。…二人共引いたりするんじゃなく、お祝いすることもなく、「いいじゃん」、とか「お、まじ?そこくっつくんか!」とか…てか軽いな…と凄く思った。
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