第1話 僕の人生と君の瞳
僕の人生は退屈に満ちていた。恵まれた環境に容姿端麗、おまけにスポーツ万能家事万能こんなスパダリ僕以外にいるのか?と思うほどだ。でもこんなのは人生ヌルゲーもっとアクションが欲しいでも「このままいけば人生勝ち組だな、」そんなこと思ってから僕の人生に色がつかなくなった。
周りを見渡せば全部白黒唯一見える色は教室の隅で読書をしているあいつだけ、あれ?なんであいつだけ色づいて見えるんだ?あいつよりいい人なんていっぱいるのに例えば学校一のマドンナ藤田スポーツ万能な富士岡他にもいっぱい居るのになんであいつだけ色づいて見えるんだ
やっとわかったあいつは僕と一緒の目を持っている退屈な人生に白黒の景色僕とジャンルは違うけど多分似た者同士あいつに話しかけてみよう。今一番気になるのはアイツだ
「ねぇ、君の瞳なーんにも写ってないね 」いつもみたいに偽りの笑顔で話しかけてみる。
無視された、?この僕がなんなんだアイツ他になにか言うこと、、
「君の人生退屈そ笑」
ボコッ強い衝撃が僕の頭を過ぎった、違うそんなこと言いたい訳じゃない違うんだ!終わった、みんなの視線がこっちを見る頑張ってつくりあげたキャラもここまでか、あ、そいや
「ねぇ!君名前何!」殴られたのにすごいメンタルだと僕ですら思った、「俺?俺はくろぎ しゅんだ」そうなのかこいつの名前は黒狐って言うのか、「お前の名前は?」僕の名前か、「僕はあなぎ るいだよ?」「そうか亜凪かっこいい名前だ。」初めて言われたなんだかすっごく嬉しかった、
なぁ亜凪、俺がお前の世界を色付けでやるから
お前は俺の世界を色付けろ。
最初は理解に数秒かかった、だけどこれで退屈な人生が無くなるなら面白そうだ。
そして僕たちの奇妙な日常が始まった
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