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この国は4つの財閥が支配していると言われている。
サノ財閥
圧倒的実力主義。日用品全般を扱っている、機械から小物まで。サノ財閥がないと生活できない。
ヨシダ財閥
この国の病院は全てヨシダ財閥。内科、外科、精神科まで。幅広い。
ヤマナカ財閥
主にメディアを占領している。芸能、モデル、ドラマや映画の作品まで。表向きはたくさんのメディアがあるが、裏を見ると全てヤマナカ財閥が支配していた。
ソノ財閥
AIの製作や薬など、研究を得意としている。主に著作権で稼いでいる。
4人は元々幼馴染、施設生まれ。勉強を全力で頑張り、4つの財閥を立ち上げ、次々と会社を潰した。
表向きは4つの財閥は競争している感じになっている。裏では仲良し。
仲良しさを見せると権力がうまく分立できないから不仲設定になっている。
そして、もう一つの財閥があるとかないとか…
💛「なんで俺らはここに呼ばれた」
ここは首都の一等地。サノ財閥の本拠地であるビルの最上階、勇人の部屋に4人が集まっていた。
勇斗は自分の席に座り、他の3人は来客用のふわふわなソファに座っていた。
4人はオーダーメイドのスーツを見に纏い、それぞれの財閥の象徴であるバッチが左側についていた。
🩷「サノ財閥の20周年パーティーをしようと思ってね。そしてみんなも20周年だろ?名前はサノ財閥主催だが、裏では4人の20周年パーティーだ」
全面ガラス、綺麗な夜景を背景にパーティーを開く宣言をする勇斗。
❤️「楽しそう!俺、全然知り合いいないからこう言う時は柔だね!」
🤍「あぁ、海外からも来てもらおう」
💛「さすがだな…海外からか…そういえばそろそろ海外進出したいな。俺は国内だけの医療では限界がある。特にアメリカと連携したい」
❤️「確かに、薬だったらドイツがいいね。俺もインドの方たちとAIを発展させたいな。数学強いし」
🩷「俺は家電を広めたい。気候や自然災害が複雑なこの国が作った家電だ。海外では人気出ると思うが…」
🤍「まず、契約を取るのが難しいよね」
うーんと頭を悩ませる。
❤️「そういえばさ、海外の王家や政治や大企業との繋がりが広くてさ、仲介や交渉、貿易を得意とする人が国内にいると言う噂を聞いたような…」
🩷「なんだそれ、舜太、早く調べろ」
舜太はバックからパソコンを取り出した。
❤️「もう、わかったよぉ〜。パーティーの準備料払わないからね」
💛「俺が賄う」
🤍「さっすが仁ちゃん。俺も気になるから払うよ」
舜太はキーボードを打ち続ける。
❤️「国内の人なのは間違いない…30人規模の会社?…本社がない…」
🩷「どう言うことだ」
❤️「各国に支部がある。主に国同士の貿易交渉で活動している。その人が仲介に入れば絶対に成功すると言われている」
🤍「まさに今1番欲しい人物だ。相手が何を求めているのか、何を失いたくないのかを誰よりも理解している…素晴らしい」
❤️「海外での絶対的な信頼と権力、その人が首を縦に振れば全てが動く」
💛「名前は?」
❤️「わからない。会社名ですら出てこない…いや、見つけた。アメリカの大企業からはシオザキ財閥と言われている」
🩷「へぇ、国内で5つ目の財閥か…もしかしたら俺らより先にあったかもな。できれば俺たちのパーティーに招待したいとこだが…」
💛「最高責任者の名前がわからないか…情報が少なすぎる」
❤️「俺が匿名で招待状送ってみるよ。シオザキ財閥の人に直接送ることはできないけど、目に入れることはできるはず。ハッキングしてみる」
🩷「まじか、お前には頭が上がらないな。パーティーの準備は俺が進めておく。日にちは1週間後の日曜日だ」
💛🤍❤️「1週間後!?!?!?」
そして1週間が経った。
国内で1番高級なホテルの最上階
🩷「ようこそみなさんお越しくださいました。国内有数のヨシダ財閥、ヤマナカ財閥、ソノ財閥の代表も来ていただきありがとうございます。そして、国内だけでなく海外で活躍されているアーティストやモデルも来てくださっています。どうぞ、お楽しみくださいませ。
サノ財閥設立20周年に…カンパイ」
かんぱーい!と響き渡る広い会場。勇斗はたくさんの大人から直接おめでとうございますとのお言葉を頂いていた。
🩷「ふぅー、落ち着いたか。おい、お前らも乾杯しようぜ」
💛「おう、俺たちの20周年に」
🍼4「かんぱーい!」
🤍「俺たちがここまで上り詰めたとは…」
❤️「一旦国内は制覇したね!次は海外だ」
🩷「あぁ、その通りだ」
周りの人は盛り上がっているから4つの財閥の代表が仲良くしているとこなんて見ていなかった。
🩷「意外と海外の人が多いな、何カ国が飛び回っているんだ」
🤍「1人の外国人を招待したら、その人がいっぱい知り合い呼んでくれてさ。ほんとありがたいよ」
💛「そういえばシオザキ財閥は来るのか…?」
❤️「一様招待状は送ったけど、既読ついてるかもわからない」
少しすると外国人がザワザワしだした。
🩷「柔太朗、なんて言っているかわかるか?」
柔太朗は耳を澄ませた。柔太朗は外国人が騒いでる理由に目を見開く。
💛「柔太朗…?」
🤍「…来る…シオザキ財閥が」
その瞬間この会場の扉が開いた。みんなの目線がそこに集中する。
見えたのは青と黒を絶妙に混ぜ合わせたスーツを着こなし少し身長の低めの男性。目はクリクリで、可愛らしい雰囲気を纏っているが隙はない。なんでも見破れるような、この時点で見破っているような、堂々たる目をしていた。
その斜め後ろに身長が高く、黒いスーツを着こなし、サングラスを身につけている男性。秘書だろうか。
まっすぐ4人に向かって歩いてくる。コツコツとブーツを鳴らし、レッドカーペットがあるような歩き方をする。
スローモーションのようにゆっくりに見える。みんなが息を呑む。
ついに4人の前にたった男性。
💙「初めまして、招待ありがとうございます。シオザキ太智と申します」
綺麗な45°のお辞儀。胸に添えられた手。4人を見る目。何もかもが完璧だった。
太智は舜太の顔を見る。
💙「あなたが招待状を書いたのですね。しっかり拝見させていただきました」
舜太は肩を震わした。何も発していないのに見破られた。
🩷「来てくださりありがとうございます。私たち一同、あなたに会えることを楽しみにしていました。シオザキ財閥の代表様」
💙「ふーん、嬉しいこと言うやん。シオザキ財閥…確かにそう言われてるね」
❤️「関西弁なんですね、俺の出身地もそちらの方面です」
💛「そういえば、自己紹介が遅れましたね。私はヨシ…」
💙「いらない、知ってる」
淡々と答える太智、4人のことをどこまで知っているのだろうか。
💛「そうでしたか、嬉しい限りです」
💙「俺もあんたらと同じ年齢や、ダメでいいよ。俺暑苦しいの苦手やねん」
🩷「いいのか…?じゃあ遠慮なく生かしてもらうよ」
💛「太智って呼ぶね」
💙「おう、…で、要件は?」
❤️「太ちゃん、早いよ。今日はパーティーやで?」
💙「だ、太ちゃん!?ま、ええか。…俺は時間がないんよ、早くしてもらわんと」
太智は斜め後ろの男性をチラッと見てから言った。
🩷「じゃあ単刀直入に言う、俺たちと契約して欲しい」
💙「…なるほどねぇ、海外進出したいんや」
🤍「さすが、話が早いね」
💙「別にええんやけど…俺にメリットは?」
🩷「太智が希望する金額を払う」
💙「俺にもうお金はいらない」
太智以外の4人は目を見開いた。
💙「まず、俺と友達にならないとねぇ?」
❤️「俺はもう友達と思ってるで!」
💛「何をすれば…」
💙「じゃあさ、俺が目を引くような物を作ってみてよ。アクセサリーでも家電でも薬でもロボットでも」
💛「…やるしかねぇか」
秘書「シオザキ様、そろそろお時間です」
💙「あ!まじ!?じゃあねみんな!楽しみにしてる!」
🩷「え、あ、おい!太智!」
風のように去っていった太智。
秘書「何かあればこちらへ連絡してください」
秘書は4人に太智の名刺を配る。名刺にはサファイアがはめられているのだろうか。薄い紙の割に重くて光っていた。
💛「こんな物頂いていいんですか…」
秘書「はい、シオザキ様がお気に召した様子でしたので。タメを許したのはあなた方が初めてです、シオザキ様も楽しそうでした」
❤️「そうやったんやな…嬉しいなぁ」
秘書「あなたの招待状に目を惹かれたようです。これからもご活躍を楽しみにしています、では失礼いたします」
🩷「嵐のように去っていったな…だが世界進出への第一歩としては達成だ。舜太、でかした」
🤍「世界の太ちゃんの目を惹かせたなんて…なんて書いたの?」
❤️「え、それは…えっと…」
❤️「ペンギンの水族館を作りませんかって書いた」
🩷💛🤍「…は?」
コメント
9件
ペンギンとかは可愛いの好きなの解釈一致すぎます🥹笑 これからの展開が楽しみです💖💖
ペンギン好きの太ちゃん可愛い……
