テラーノベル
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「足の甲が疲労骨折してます」
「骨折⁈」
「4週間は安静にして下さい」
まさかそんな大事になるなんて‥‥
俺は治療を終え、足にはギプス
そして松葉杖まで用意された
慣れない松葉杖を駆使しながら凪さんの車に乗り込む
そして車が走りだすと俺の家がある方向には曲がらず、真っ直ぐアスファルトを進んで行った
「‥‥凪さん?」
「なんです?」
「道間違ってるよ」
「合ってるよ」
確かに見慣れた道
そしてマンションの駐車場に車を停める
「なんでここに‥‥」
「一カ月近くも1人でどうするんだよ」
「でもここに連れて来られても‥‥」
「だから一カ月私が面倒みましょう」
「えぇ⁈でも‥‥」
「飼われたかったんでしょ?私が拾ってあげますから」
「拾うって‥‥捨て犬かよ俺」
「うちのマンションの階段のところにダンボールに入って俺を見てたけど?」
「見てなんか‥‥ないし」
「冗談はさておき、痛みがまだあるから立って歩くのも好ましくないって先生が言ってたでしょ?」
「でも凪さんに迷惑かけたくないし」
「誰かの世話になるなら私で良いでしょ?」
だから余計に困るんだ
だったら帰ってライにでも頼んだ方が良いのでは‥‥
いや、時間がかかっても1人でいた方が気は楽だ
「俺1人で大丈夫です」
「誰か側にいた方が良いだろ?私じゃ不満か?」
「そんな事ないよ!でもずっと居るんじゃ‥‥」
「良いって言ってるでしょ?ほら、車から出れる?」
俺は車から出て松葉杖を着く
「俺が家にいて嫌じゃない?」
「嫌じゃないよ。そうだったらこんな提案しないでしょ」
嫌じゃないと言われて嬉しかった
その言葉に甘えて俺は凪さんの家にお世話になることにした
初めて凪さんの部屋に入った
落ち着いた感じの部屋は俺の部屋と少し近いかも
片付いているという点では凪さんには敵わないけど
「お腹空いてる?」
「ううん、そんなには」
「じゃあ先に風呂に入るか」
「風呂?」
確かに汗はかいたから風呂には入りたい
でもこの足でどう入れば良いんだ?
「私が入って洗ってやろうか?」
「いいっ!大丈夫!!手が怪我してる訳じゃないから」
「じゃあ‥‥脚をナイロン袋にでも入れて入る?」
「‥‥頭良い凪さん」
「みんなそうして入るだろ。濡れたら困るから上の部分だけタオルで巻いておこう」
あっという間に準備をしてくれて、俺は無事に風呂に入ることが出来た
時間はかかったが、風呂から上がり身体をタオルで拭く
「上がった?」
「あ、はい」
「それじゃ‥‥」
「うわっ!」
俺の風呂から上がったという言葉で凪さんが脱衣所の扉を開けた
俺まだ服なにも着てないのに
「おわっ‥‥ごめん!」
「ちょっと待って‥‥今着るから‥‥」
「ごめんごめん!てっきり着替え終わったと思って」
慌てて扉が閉められる
俺も慌てて着替えを済ませる
なんでお互いこんなに慌ててるんだ?
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コメント
2件
凪ちゃんスパダリでしょ&こや に優しい気が...お互い意識してる,...てぇてぇ〜まじこの世にありがとう。続き楽しみに待ってます!!