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くらげ。
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6. 宇佐美リト
死の匂いが充満し、世界が不協和音を奏でる戦場。
その中心で、宇佐美リトだけが立ち尽くしていた。
――そして、笑っていた。
太陽のように眩しく、完璧な、ヒーローの笑顔。
仲間が血を流そうと、システムが悲鳴を上げようと、その表情には一切の陰りすら差さない。苦しむ様子も、歪んだ滑稽な笑みすらも見せない。
まるで「ヒーローはいついかなる時も笑顔で人々を照らすものだ」というプログラミングを忠実に実行し続けているかのように。
崩壊していく世界の中で、その破綻のない笑顔だけが、何よりも恐ろしい狂気としてそこに存在していた。
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