テラーノベル

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ランキング

コンテスト

出版・メディアミックス作品

酔いどれ本音、鳴海弦行き

一覧ページ

「酔いどれ本音、鳴海弦行き」のメインビジュアル

酔いどれ本音、鳴海弦行き

第5話 - 5┊︎酔いどれ本音、鳴海弦行き

372

2025年11月28日

#怪獣8号BL

#鳴保

#保鳴

#びーえる

#BLが儚い

Ｋ氏

シェアする

この作品はいかがでしたか？

372

Ｋ氏

プロフィール

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール

テラーノベルのスクリーンショット

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ホーム

検索

通知

本棚

酔いどれ本音、鳴海弦行き

引かれる。終わる。絶対こーゆーの鳴海さん好きやないもん。

基本的すべてめんどくさいで片付ける人。

自分がめんどくさい人間だなんてバレたらたまったもんじゃない。引かれたくないし、嫌われたくなんかなかった。絶対に嫌だった。だからいつでも、少し余裕があるフリしてたし、全部全部我慢してきた。

心が重い。全身に圧がかかっているような、体の中心から思いっきり地面に引っ張られるような、とにかくすごく重い。目はボヤけててはっきり見えない。

そんなこともお構い無しで、聞きなれた声が耳に入ってくる。でも今はそれさえも重く、耳に響く気がした。

「今まで、全部ボクに思ってたこと?」

「っ、」

黙って小さく頷くことしかできなかった。

最後なのかな。目に浮かぶ水の量が多くなった気がする。

「……」

「全部、めんどくさくなんかない」

「嫌いじゃない」

お世辞か本気か

分からない。でもびっくりした

その瞬間、同時に抱きしめられた

「ぇ、…」

「……、ごめん」

「今まで相当心配かけたな」

「昨日のヤツ、東雲と最近仲がいいらしい。少し話聞いてただけだ。、別に好きじゃない」

「ボクがいちばん好きなのは宗四郎だし、さっきも言ったが、今の宗四郎が1番なんだ」

「全然嫉妬深いなんて思ってない。重いなんて思ってない。むしろそこまでボクのことを思ってくれてて嬉しいぐらいだ、。」

「今まで全然、その、…、、」

「っ、……悪いが、…」

「嫉妬、……とか、してほしくて、わざと人との距離近くしてた時があった、。」

「でも、…なにも、いつも通りだったから、……その、。。」

「宗四郎、は、…なんだ、……その、…だからっ、…あまりボクにそこまで夢中じゃないのか、って思ってだな、……」

「だから…っ、……全部今日言ってくれてすごく嬉しいし、…ずっとボクだけが嫉妬で狂いそうなのかと思ってたから、…」

「ちゃんと、、保科もボクのことみててくれてる、って、思って、。。、」

顔が一気に熱くなった。

なんだ、、もっと早くに打ち明けてればずっと良かったのかもしれない。この人は今までもそうだった。僕の全部を受け止めてくれて、全部欲しいものを返してくれた。なんで信じなかったんだろう。ほんとにバカみたい。

「……っ、」

「さっき、……みたいに、…僕、むっちゃ重い、…ですよ、」

「きっとめんどくさくなると思います、。」

「重くていい。それぐらい、、なんならもっと、。もっと重くていい。もっともっとボクに夢中になって、ボク意外なんか要らなくなるぐらい、。。」

「めんどくさくもないし嫌いにもならない。」

「そう思ってるのならもうボクはお前をふってる。」

「っっ、……」

「…まだ、納得いかないか、?、」

「ボクは宗四郎の全部を受け止めるし、全部すきだ。」

「嫉妬深いのも重いのも、全部全部、…全部好きだ。ボクはもう宗四郎意外眼中に無い。宗四郎だけさえ居てくれればもう満足だ。」

「ボクはそのぐらい宗四郎が好きだし、今日言ってくれた全部が嬉しかった。」

「だから、……だからもう泣かないでくれ」

「ボクの好きな宗四郎の可愛い顔が映ない。」

顔に手を添えられる。

きっと、やっぱり僕が思うほど、それ以上にこの人は、……。。

「っっ、……すき、」

「…好き、だけか、?」

「ボクは愛してるぞ」

「っ、……いけず、…」

「愛しとるわもう、」

「ふ、……ちゃんと本気だからな」

「…僕かて、……」

「ん、……もっとボク依存してくれてもいいんだぞ」

「そーゆー、…さらっと言ってくるん、…」

「ごめん、でも宗四郎にしか言わない」

「僕以外おらんやろ」

「認めてやる」

ねくすと100

またじかい✧·˚⌖. ꙳