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城島から電話が掛かってきた司朝
司朝は電話に出る
司朝：もしもし、城島さん？
城島：あ、北浦くん？お疲れ〜
司朝：お疲れ様です
司朝：どうしましたか？
城島：今日って金村さんと一緒？
司朝：いえ、今日は別々です
城島：そうか…
司朝：…？何かあったんですか？
城島：いや〜、さっきまで正門におってんけどな、金村さんの元気が無かったのよ
司朝：え？美玖が…？
城島：もしかして何かあった？
司朝：いえ…何も…
司朝：…美玖とは何か話しました？
城島：いや、それがさ〜…
それは、20分前
美玖：…
城島：金村さん。今日もお疲れ
美玖：あ…お疲れ様です…
城島：…？
城島：どうした？何かあったか？
美玖：いえ、何も…お疲れ様です
城島：お、おう…
…
城島：…て感じでさ〜
北浦：挙動不審な態度取られたんですか？
城島：それに近いかな…
北浦：何か失礼な事でもしました？
城島：してないしてない。いつも通りよ
北浦：そうですか…
北浦：あの…わざわざご連絡すみません
城島：ええのよええのよ
北浦：また何かあったらご連絡して下さい
城島：分かった
北浦：とりあえず僕からも聞いてみます
城島：頼んだ
城島：じゃあまたな
北浦：はい。ありがとうございます
城島との電話を終えた司朝は、美玖へ会いに行く事に
司朝：とりあえず美玖の家行くか…
その頃、美玖は…
美玖：ハァ…
美玖：（あの人何なの…？ほんとに）
今日も石垣からコテンパンに怒られていた
美玖：（私とは合わないな…）
美玖：（これから先どうしよう…）
すると…
ﾌﾞｩｰ…ﾌﾞｩｰ…ﾌﾞｩｰ…
美玖：ん？誰だろう？
美玖：（…！司朝だ…）
電話の相手は司朝だった
美玖：（とりあえず出よう…）
美玖：…何？
司朝：あ、もしもし？今大丈夫？
美玖：…大丈夫だけど
司朝：美玖…大丈夫？
美玖：何が？
司朝：いや…俺もだけど城島さんが心配してたぞ？何か元気ないって話してたぞ
美玖：あぁ…そう…
司朝：どうしたの？
美玖：何もないよ…
司朝：いや…何もない事ないでしょ
司朝：俺は心配なんだよ…美玖が
美玖：司朝には関係ないでしょ…
司朝：え…？
美玖：無理に励まそうとしなくて良いよ
司朝：いや、俺は美玖を心配して…
美玖：司朝には分かんないでしょ？私の気持ちなんか
司朝：そんな事ないよ…
美玖：そもそもバイトしてない司朝には分かんないでしょ？
司朝：…何？その言い方？俺は美玖を心配して言ってんのに
美玖：無理しなくて良いよ
司朝：だから無理なんか…
美玖：…しつこい！もうほっといて！
司朝：あ、そう。じゃあ切るわ
美玖：えっ、ちょっ…司朝！
司朝は電話を切った
司朝：（何であんな言い方すんだよ…。俺は本気で美玖の事が心配なのに…）
美玖：（ヤバい…怒らせちゃった…）
美玖：（どうしよう…このまま振られて終わっちゃったらしたら…）
２人は険悪になってしまった
イラつく司朝と不安になる美玖だった
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