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『賭博師の国魂賭け』

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『賭博師の国魂賭け』

第1話 - 第1話　始まりは最悪な、ただのメールでした。

33

2025年07月29日

#countryhumans

#かんとりーひゅーまんず

#人外

冬鈴

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冬鈴

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「賭博師の国魂賭け」

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日本お金大事、無駄遣いダメ絶対

story start…

男「Readys and Gentlemans！！」

薄暗い室内で、ステージ上の男向かって眩しいくらいに一斉にスポットライトが向けられた。

ヴェネツィアマスクを付けた男が、声高らかにエンターテイナーのよう、語り始める。

ここは、金の欲にまみれた大人たちが集まる、賭博場。

いわゆる、ギャンブルを行う場所。

そんな中、私は何をしているかって？

…そりゃあ、お金のためですよ？

さかのぼること、数日前…

日本「あ〜！！やっと、やっと！！夏季長期休暇だ〜！！」

昨日まで山のようにあった書類は、全て消え去った。

日本「よし！！帰ろう！！今すぐ！！」

帰り支度をして、逃げ出すように会社から出た。

その時、

ﾋﾟﾛﾝ♪（通知音）

ズボンのポケットに入っていたスマホの通知が鳴った。

今思えば、この時から私の運命が変わってしまったのかも知れない。

日本「誰からでしょうか？」

L◯NE内

友人『日本！！元気してるかー？』

日本『はい！！お久しぶりですね！』

それは数年ぶりの、久しい友人だった。

友人『あ、めっちゃ話題変えるな？』

日本『はい？』

友人『俺さ、借金しちゃってさ？返済できないんだよ』

日本『…それは気の毒ですね…私もお手伝いしたいのですが、無理かｍ…』

友人『だから、借金支払う人の名義、お前にしといたわｗ』

この人の、この一言で私は、この間違った選択を選んでしまったのかもしれない。

日本『…え？はい！！？なんでですか！？』

友人『俺ら、友達だろ？これぐらい、代わりにしてくれてもいいじゃ〜ん』

日本『で、でも！！ていうか、何円借金したんですか！？』

友人『うーん…ざっと、１００億円くらいｗ？』

私はスマホを落としそうになるほど、衝撃を受けた。

日本『はぁ！？そんなの支払えるわけ…！！？』

友人『数日後にはお前んちに、ヤクザが来ると思うから。ま、頑張ってｗ』

日本『そんなの、なんで私が…！！』

友人『あ、訴えても、今俺、海外に居るんだよね〜。美人な女も多いからソイツらと遊ぶわｗ』

友人『じゃ、借金返済、頑張ってねｗバイバイｗ』

それから、音信不通。

何をしても繋がらない。

日本「やられた…」

スマホを片手に空を睨む。

ていうか、まず、どうやって借金返済しましょう…？

スマホで、「お金が稼げるもの」と調べる。

その瞬間、目に入ったのは、

『勝ったら貴方も大金持ち！！興奮とスリル溢れるギャンブル！(*^^*)』

日本「これだ…！！これさえあれば…！！」

そのサイトに書いてある住所に急いで向かう。

私は絶対に、借金を返してみせる。

なぜなら…

私の夏季長期休暇のため！！