テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
※センシティブ注意
side:omr
ぱちりと目が覚めた。
微睡むこともなく、朝日の眩しさを避けるように身を捩ることもなく、すんなりと。
こんなすっきりと目が覚めたのは、いつぶりだろう。
「…涼ちゃんだ」
視界いっぱいに映っているのは、静かに寝息を立てる涼ちゃん。
二人で身を寄せ合うようにして、お互いに向き合って、くっついて寝ていたみたいだ。一瞬、なんで?と思ったけれど、すぐに、ああそうだった。と思い出す。
昨夜のこと。
高熱で浮かされたみたいな状態で、体が無理だって言ってるのに、本能で涼ちゃんを抱いた。…いや、抱こうとした。
うん、抱こうとした、であってるよね?
熱はあったし、頭ガンガンだったけど、意識は割としっかりしてたし、今記憶も鮮明だし。
勢いに任せてめちゃくちゃしようと思ったけれど、体は限界だったみたい。
涼ちゃんが、多分、必死に羞恥心堪えて絞り出した魅力的な言葉にも、勝てないくらい体が弱ってたんだろうな、と思う。
伏目がちに顔を真っ赤にして自分でシャツを脱いだから、俺はその体の至る所に唇を落として性急にコトを進めて行って、あ、やだ、待ってよ僕がするから…!と敏感に体をびくんと反応させながら、俺に負担をかけないようにと主導権を握ろうとする涼ちゃんに、衝撃の事実を伝えた。
唇での愛撫をやめて、困ったような困惑した表情の涼ちゃんを見つめる。
『ねえ、笑っちゃうんだけど。…勃たない』
あは、と笑って告げた。
涼ちゃんは、ん?は…、え?と言葉の意味がすぐに理解できないらしく、きょとん顔で、言葉を詰まらせた。
そりゃそうだよね。その反応で正解だと思う。(昨日も思ったな、これ)
散々煽られて劣情がこみあげて、めちゃくちゃなセックスするよ宣言したものの、体は正直だよね。
今そんなことしてる場合じゃねーぞ、今したら死ぬぞ!って体の何処かが危険信号出したんだと思う。
きっとこんなことを言ったら怒られるだろうけど…別に、セックスの最中に涼ちゃんと繋がったまま腹上死するんなら、それはそれで幸せかなあ、と思うけど。
そんな俺の気持ちと感情とは裏腹に、恥ずかしながら愚息はちょっと芯が硬くなった程度で、到底めちゃくちゃセックスできるような状態じゃなかった。
あんな魅力的で扇情的な涼ちゃんを前にして使い物にならないなんて、マジ愚息としか言えない。相当風邪が重かったんだなあ、と思う。思いたい。まだ枯れる歳ではないし、興奮してなかったなんてありえないし。
現にほら 。
僕が、うえ、乗って、動くから。
なんて、恥ずかしげに呟いたあの姿を思い出しただけでもやばいのに。朝なのも相まって、あの言葉とあの時の表情だけで中心に熱が集まって、硬くなって痛いくらいなのに。
なんで、今なのかなあ。昨日の夜にそのやる気見せてほしかった。
自分で服まで迄脱いで、何度もキスされて、今まさにはじまる心臓がバクバク言ってる最高潮。みたいな状態で告げられた俺からの言葉を、ものすごく時間をかけて涼ちゃんは咀嚼したらしい。
意味が分かった途端、頬を更に真っ赤にして、えっ?え、だい、大丈夫?なんで僕、…あ、風邪か。風邪の、所為?だよね…?とあわあわしながら言葉を絞り出す。
自分にそういう魅力がないのかと、一瞬慌てたんだと思う。
けど、安心して。そんなことあるわけないから。
…安心するところかどうかはわかんないけど。
うん。でも、ごめん、入れられないけど、好きにさせて。と一方的に告げて、え?ちょっと!と慌てる涼ちゃんの剝き出しになった肌に口づけと愛撫の嵐。使い物にならないなら、使えるものを使って気持ち良くしたい。
結局、熱で意識が飛ぶまで、俺はその肌に執拗に痕をつけた。…んだろう。
今目の前で、無邪気に眠る涼ちゃんは、そのあどけない寝顔とは到底結びつかないような色香を漂わせた寝姿をしている。カーテンの隙間から差し込む朝日に浮かび上がる白い肌、何かの病気かな?と思うほどたくさん残されている鬱血の痕と噛み痕。胸の尖りが赤くなって腫れている。
多少崩れてはいるけれど衣服をきちんと身に着けた自分と全裸の涼ちゃん。この対比が体の奥の方をぐっと熱くさせる。
ねえ、やばいよ。
これで勃たなかった昨日の俺、どうかしてたすぎるでしょ。
…けど、朝この姿を見れた のは昨日の俺のファインプレーとも言えるのか?
そっとその肌の心臓の辺りに触れる。
割と体温は低めの涼ちゃんだけど、肌が熱を帯びていた。その皮膚の下で心臓が静かにリズムを刻んでいる。
指先で、昨日の俺がつけたキスマークと歯形を、すすすと辿って撫ぜた。
擽ったそうに身動ぎ、
「…ぅ、ん」
ぎゅっと眉を寄せ、うっすらと瞼を開け、涼ちゃんが目を覚ます。
寝起きのぼやっとした瞳が、俺をとらえ、もときだ…。と寝起きの舌っ足らずな小さな声が聞こえる。
うん、ごめんね。
寝起きの第一声が俺と同じで、現在置かれている状態がよくわかっていないのも一緒だよね、多分。
でも、ごめんね。
昨夜の台詞を思い出して、あどけない表情と、俺の横であたかも昨日散々愛されてましたという姿で。
数時間前まで役立たずだった熱が、莫迦みたいに張り詰めてる。
わかるかな?この征服欲。
めちゃくちゃセックスしたいのは、本当にそれくらいの気持ちだったから。あの時の放出できなかった分、過剰に燃えて焦がれ切った熱が、今、爆ぜそうなんだけど。
…というか、爆発させていいよね?
その体に乗り上げて、首筋に齧り付くようにキスをする。
ふぇ?と寝起きで完全に覚醒しきっていなくて頭が回っていない涼ちゃんから子どもっぽい声が出た。そういうのも、今はだめだわ。全部、熱を煽るだけの材料になってる。
肌を辿っていた指先を下におろしていって、腰骨を撫ぜてから中心に触れた。
「っあ!?えっ」
そこでようやく、体が強張ったのを感じる。しっかりと覚醒したらしい。しっかりと、は少し違うかもしれないけど。無理矢理、覚醒させられた、というのが正しいかもしれない。
中心は朝特有の少し芯を持った…ではなくて、緩く勃ちあがっていた。そこに手を添えて握り込んだものだから、すぐに密度が増して更に硬くなる。
しょうがないよね。だって、結局、昨夜はあれだけしておいて、熱を放出することがなかったんだから。俺と同じく、涼ちゃんも。
煽られたのにできなかった、と思っている俺と同じ心境だろうと思う。
散々、めちゃくちゃセックスするって言われて、疼いた体から熱を出せないで…、ねえ?そりゃちょっとの刺激で反応しちゃうよね。
慌てたように、涼ちゃんの手が俺の手を掴む。制止するように。
「まっ…て、待って、元貴!?」
いきなり、なにしてんの!と。
右の肩口にしっかりと歯形がついたのを確認してから痕を舐め、唇を移動させて耳朶を噛む。あ、今日は軟骨ピアスだけなんだ。と思いながら耳朶の柔らかいところにも歯を立てた。
「やっ」
声と、体が跳ねた。
手の中で涼ちゃんの熱が更に硬くなる。
「いきなり、じゃないでしょ。ちょっと遅れたけど、有言実行だよ」
「ゆう、げ…?え、なに…?」
耳元で言えば、擽ったそうに体を震わせる。
無理矢理覚醒した頭で、突然の性急な行為にまだまだ脳みそがついて行っていないのだろう。意味が分からない、というよりは、今なんて言ったの?という様子だ。
昨日散々言ったじゃん。
めちゃくちゃなセックス、しよ。
囁いて言えば、あ…。と思い出したような声がした。
同時に、昨日の出来事を全部思い出したんだろう。
さわりたい、セックスしたいって子どもの我儘みたいに言った俺と、上に乗るっていうくらいには行為に及ぶ気はあった涼ちゃん。
で、結果、熱でぐるぐるして勃たないって笑いながら言って全身愛撫してキスマークと噛み痕を散々残して、そうこうしているうちに挿入のないセックスの疑似行為に涼ちゃんが応えて俺に触れて。
お互いに抱き締め合ってただただ触れ合って終わった。
あの高熱はなんだったんだと思うほど、すっかり熱も下がったし、愚息はやる気を出したみたいだし、今すぐ昨日できなかったこと、したい。
多くは言わないけれど、お互いの体はもう昨日の燻ぶった熱を再燃させているから、さすがにわかるよね。
涼ちゃんの手から力が抜ける。涼ちゃんの熱を弄る俺を止めようとしていた手から力を抜く…って、そういうことだよね?
涼ちゃんも、したいって思ってくれてると、そう解釈してもいいんだよね?
「で、も…もとき、熱…!っや、やめ、ッ」
熱は大丈夫なの?と聞こうとしたんだろう言葉を封じ込めるように、耳孔に舌先を尖らせて侵入させる。
思う存分唾液を塗り付けて舌で舐れば、嫌がるように涼ちゃんが体を捩った。
熱なんてないよ。大丈夫だからしてるんでしょ。もうそれを説明する時間も惜しい。
ある意味別の熱はあるかもだけど?
「やだ、っもと、音、あ、ぁ、だめ…ッ」
耳から犯される音が直接脳に響くんだろう、涼ちゃんが目の涙を溜めながら喘ぐ。
体を捩っても、顔を振ろうとしても、すぐに体がびくびくと跳ねて失敗に終わって、執拗に耳を舐める行為の前で成す術もない様子。
勃ち上がっている熱を上下に扱けば、切なそうに、ふると震え、鈴口から粘液が滲み出る。
親指で乱暴に拭い取り、全体に広げるように扱くことを繰り返せば、ぐしゅぐしゅと卑猥な音が響いた。
「あっ、ぁ!んっ、やめ、て…っ」
内腿の筋肉がぴくぴくと痙攣し、涼ちゃんの声が切羽詰まったように高くなる。
手の内の硬くなった熱がどくどくと脈打っていて、爆ぜる寸前だと手に取るようにわかった。
「いいから出して」
舌を引き抜いて耳元で低く囁けば、それが合図みたいに、ぅあ、と小さく抑えた声を出し、喉を反らせて吐精する。
白濁とした粘質の液体が、勢いよく涼ちゃんの胸辺りまで飛んで、会えてなかった数日、当然だけど誰とも、ひとりでだってしてないってわかるくらいの濃度に、口の端がぐっと上がってしまう。
まだ俺たち二人の上に辛うじてかかっていたリネンを邪魔だと言わんばかりに足で向こうへ押しやる。先ほどよりも朝日が昇り、隙間から差し込む光だけでも室内は十分に明るい。
こんな気持ちのいい朝、熱もすっかり下がってすっきりした朝。
なのに、ものすごく背徳的な行為をしている気分になる。
待って、と弾む息を整えようと頑張っている涼ちゃんの声に耳は貸さず、ようやく自分も汗で肌に張り付いた服を脱ぎ捨てた。
顔を赤くさせ、水分の多くなっている瞳が俺の肌を目にして視線を逸らす。伏目がちに恥ずかしそうに。
反応が、毎回初心すぎる。わかっているのに、毎回、征服欲を掻き立てられる。
なに恥ずかしがってるの?今更でしょう?
達して体から力が抜けた涼ちゃんを真上から覗き込むようにし、言い放った。
「めちゃくちゃにするから、覚悟してね」
俺の言葉に息を呑んだ涼ちゃんに口付け、吐息のすべてを奪うように何度も角度を変えてキスをする。舌先で歯列をなぞって、震えている舌を吸い上げて嬲るように舌を絡ませる。
涼ちゃんは厭がることなく、シーツの上に投げ出されたままだった脱力した腕を俺の首の後ろに回し、離さないで、もっと、と言うかのように舌を差し出してきて。
激しく口付けながら、涼ちゃんの精液を借りて後ろの窄まりに指を入れる。ぬるぬるとした体液を塗り込めるように何度も出入りさせ、性急に指を増やして掻き混ぜる。
ゆっくりしてよ、と口付けの合間に喘ぐから、ゆっくりめちゃくちゃなセックスなんてできないでしょ?ゆっくりじゃなくて、めちゃくちゃに突いていいよね?涼架をめちゃくちゃに犯したい。涼架もめちゃくちゃにされたいでしょ?…とかなんとか昨夜から続いて焦らされすぎた熱の所為で、AVかよ、と言われてもおかしくないことばかり囁いた。
けれど、それで涼ちゃんも感じるんだから、もう俺たち二人とも始末に負えない。
もう俺のするが儘を受け入れるしか選択肢がないってくらい思いつく限りの言葉で攻め立てられて、涼ちゃんはぽろぽろと泣きながら、もう、わかったから、やめて、めちゃくちゃにして。と自我を放棄した。
ゆっくりしたのは挿入の最初だけ。めちゃくちゃするにしても、いったん内臓を押し拡げて道筋を作っておかないと、痛い思いだけはさせたくないから。
「あ…ぁ…っ、もと、き、ぃ…っ」
硬い熱が腹の奥を掻き分けていく圧迫感に苦しそうに眉を寄せ、唇を嚙み締めて、目を瞑り、挿入に耐えている。
反射的に逃げようとする腰を掴んで、シーツに押さえつけるようにして奥深くまで熱を埋めた。
吸いつくように絡む内壁との隙間は1㎜も無くて、その狭さに息を詰める。
「はぁ…っ、涼架、」
名前を呼んで、挿入の刺激に耐えるようにシーツを引っ張っていた両手を取った。
どこかに衝撃を逃がそうと横を向いて目を閉じていた涼ちゃんが薄っすら目を開け、こちらを見る。両手を顔の横でシーツに縫い付けるように押し付け、真上から見下ろすように体を寄せ、深く口付ける。
「ぅく、っふ、あっ」
少し苦しそうに眉を寄せるのは、開かれた両脚がぐっと胸につくほど上がったから。体を寄せれば腰を押し付けるようになるから、さらに熱が奥まで届いて、涼ちゃんの体が折り畳まれるようになる。
内臓を更に抉られるように体制になるのは、身長差の所為で仕方がない。
さっきもいっぱいキスしたけど、まだ足りない。と言わんばかりに激しく口付けを繰り返して、溺れるようなそれに涼ちゃんの顎までどちらのものかわからない唾液が伝い落ちる。
それを視界の端に確認して、その状態のまま激しく腰を打ち付けた。
「んぁッ、ゃ、う!もひょ、っき…ッ」
突然の律動の激しさに、見開いた瞳が震える。
ぱんっ、と何度も肌が肌を打つ音が響いて、涼ちゃんの脚が揺さぶられるままに跳ねて揺れた。
うねって蠕動する内臓を擦り上げながら奥の腸壁に熱を押し付けるたび、う、う、とくぐもった喘ぎを口付けの合間に漏らすのが、すべての自由を奪っている感じがして堪らない。
もひょき。誰だよそれ。と苦笑しながら、それでもキスをやめず、腰を引いて奥を突く抽挿を繰り返す。
セックスを覚えたてのそれしか知らない青臭い動きで、でも、的確に涼ちゃんのいいところを掠めて突いて、確実にお互いに気持ち良さのゲージが上がっていくのがわかる。
「あッ!ぁうっ、ぁ、ふかっ、深っ、ぃッ」
ようやく口付けから解放すると、深いよぉっ、と赤い舌を覗かせて喘ぐ。
激しく体の内側から蹂躙されて、どろっどろの快楽に呑まれた涼ちゃんの視線が飛んで、宙を彷徨っている。
「どこ、見てん、のっ」
視線を引き戻すため、一度奥に叩きつけて、熱を引かずにそのまま熱をぐりぐりと奥に押し付ける。
「うーっ、や、それ、だ、めっ」
「なん、でっ」
奥の壁を拓かれそうなほど怒張を強く押し付けられ、苦しい、と呻く涼ちゃんが、彷徨わせていた視線の焦点を戻し、こっちを見た。
なんでもくそも、なにも受け入れるようにできていないところに硬いもの押し込まれて、めちゃくちゃに掻き回されて、圧迫感に苦しいとなるのは正常。
正常だけど、まだ正常な感覚保ってるんだ、と思うと熱が上がった。苦しいとか痛いとかつらいとかそういうのも全部、気持ちいいってなってもらわないと、めちゃくちゃって言わないよね?
「…こあ、壊れ、ちゃう、よ」
奥ばっかり、だめだよ。
ぐっしゃぐしゃになったシーツの上で、キスマークと噛み痕と体液でどろどろになった涼ちゃんの姿がカーテン越しでもすっかり明るくなった室内で、眼前に晒されている。
夜でもないのにね。明るいところでするの恥ずかしいっていつも言うのにね。もうそんな些細なところに意識が行く余裕もないみたい。
昨夜の、ちょっとこっちを揶揄うような大人な涼ちゃんは今ここにはいなくて。
体の自由が利かない状態で、壊れちゃうよ、と宣いながら…ねえ、でも涼ちゃんも、わかってるでしょう?
めちゃくちゃって、こういうことだよ?
「いいじゃない、壊れてよ」
口の端をあげて笑顔で言うと、瞳がくしゃりと歪んで、唇が引き結ばれた。
ほらね、わかってるんでしょ。この程度、いつもの セックスにちょっと色を付けた程度じゃない?
掴んだ両手の指に力が込められて、握り返される。
「…名前、呼んで、て」
それなら、めちゃくちゃに壊してもいいから。
かわいいお願いに一瞬イキかけてグッと堪える。
うん。と頷いて、手を強く握り返し、硬く腫れた熱で、閉ざされている腸壁の更に奥を押し拓いた。
ひ、ぐ…と息絶える寸前みたいな声を絞り出し、涼ちゃんの全身が石になったみたいに強張ってびくびくと痙攣する。
涼架、と名前を呼びながら、持っていかれそうな締め付けに息を詰め、その収縮を割り開くように少し腰を引く。
異物を追い出そうとする動きに逆らって腰を押し付け、奥の奥の聖域みたいなところを無遠慮に拓いていく。
「やーっ、も、と、もとっ、もとき…ッ」
壊れたおもちゃみたいに、俺の名前しか言えなくなった涼ちゃんの、体の痙攣が止まらない。
ああ今すっごいめちゃくちゃにしてる。
高熱の中、心配そうで揶揄する雰囲気をまとった涼ちゃんを、昨日から、こうしたかった。
薄っすら笑みを浮かべて、涼架、と何度も名前を呼びながら激しく熱を叩きつけてその場所に侵入を果たす。
痛いともつらいとも言わず、もときっ、とただ俺の名前だけを呼んで、完全に焦点が飛んでしまってぼろぼろに涙で濡れた瞳。
それを見つめながら、壊れたおもちゃなのは自分も同じだなあ、と、それしか知らないように涼ちゃんの名前を呼び続けた。
つづ、く…?
勃たないって言わせたかっただけ。
あと少し、後日談的な…(◜ᴗ◝ )
激務すぎると頭がセンシティブ書けなくて困った
コメント
4件
もう、最初から最後まですごい内容で、何回も読んでしまいました🫠 💛ちゃんの初心な反応、そりゃ煽られるよね🥰 って思いながらとにかく可愛く愛される💛ちゃんに魅了されまくってました✨ なんか全編贅沢なものを見せていただ感覚で、幸せです💕 『勃たない』はもう、可愛すぎました〜😆 次回また楽しみにしています✨ タイトルも甘々で大好きです💛
いやぁ、すごい😍 センシティブを、ちゃんと最後までセンシティブ出来るって、素晴らしいと思います() 私は、途中からよくわからなくなっちゃって、いつも最後がセンシティブって、なんだっけ…となって投げやりになっちゃうので、まだまだ苦手なんです、センシティブ← このお話はすごくドキドキしながら、最後まで没頭しちゃいました🫣 こんな涼ちゃん、我慢できませんよね🤭💗 勃たない、は、ひたすら可愛かった🫠