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性別に気付いた時、ぼくは、髪を長くのばしてしました。

ぼくは元々、遺伝のくせ毛で、切ると髪が広がって邪魔になるからです。

両親からも、髪を伸ばしたほうがかわいいと言われ続けてきたので、切るにも切れず、伸ばしているのが当たり前になっていました。

でも、性別に気づいたことで、髪を伸ばしているのがとてつもなく嫌になり、それがストレスになって、寝れなくなってしまいました。

髪が嫌で嫌でたまらなく、何かの拍子に切れないかな、もう自分で切ってしまおうかなとずっと考えていました。

そんな生活が春から夏まで続きました。

夏に入る前、母に性別違和のことを隠して初めて髪を切りたいと話しました。

案の定、猛反対されました。

ぼくが髪を切るには、くせ毛を治すために、矯正をかけなくてはいけませんでした。

払うのは母なので、そこまでして髪を切らせたくないようでした。

性別のことはまだ話せなかったので、適当な理由をつけて、お金は自分で払うということで髪を切るのを許してもらいました。

小学6年生夏休みのことです。

いざ髪を切る時、美容師さんにカタログを見せてもらいました。

でも美容師さんが持ってきたカタログは全部女性の髪型が載ってるものでした。

ぼくはまだ女性に見えるから仕方ない、と思い我慢しましたが、少し悲しかったです。

髪を切った数日後は学校に行く日でした。

友人は驚いた様子でしたが、似合う!!と、たくさん褒めてくれて、すごく安心したのを覚えてします。やってしまえば、案外受け入れられるものです。

髪を切る前、自分を殺して、自分らしくを諦めて、女として生きていこうかとも思いました。

髪を切るだけでも、こんなに苦しくて、こんなに怖くて、こんなに難しいのに、

こんな面倒くさい体を抱えて、生きていけないと思いました。

でも、あの時勇気をだしたから幸せな時間があったと思うと、勇気を出して良かったと思えます。


長くなってしまってごめんなさい。

ぼくにとって、髪を切るだけでも、すごく大きいことでした。

ぼくの体験が、誰かの勇気になりますように。

火那という人間について。

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