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ごめんねまたリクエスト飛ばして趣味に入る。次こそリクエストのやつできたら良いな…
サイス✖️スチームパンク
⚠️全く関係ない接点皆無な二人のカップリング、スチームパンク♀(一人称俺)、本番無し。
白い無機質な部屋、鍵のかかった扉の上には『セックスしないと出られない部屋』と書かれた看板、あんぐりと口を開けてそれを見つめるスチームパンク、驚いた様子も見せないサイス。
「…な……なん…?????」
スチームパンクが喉から搾り出した声はそれだけだった。それ以上言葉が見つからず、ただ困惑の色を示すだけだった。
サイスは迷わず服を脱ぎ捨てようと上着に手をかける。
「ちょちょちょ待てババア!!!」
が、すかさずスチームパンクに止められた。
「なんだ、何か問題でもあるのかい?」
顔色ひとつ変えないサイスとは反対に、スチームパンクは随分取り乱している。
「お、おま、そんなすぐ服脱ぐなよ!」
「仕方ないじゃないか、シなきゃ出られないんだろ?ほら、あんたも脱ぎな。」
「だーーーッ!!!やめろやめろ!!!大体俺ら初対面だろうが!!」
「今はそんなことどうだって良いじゃないか。」
「良くないッ!!」
なんとしてでも脱がそうとしてきたサイスを制止し、現在二人は1メートルほど距離を空け、向かい合って座っている。
「…お前」
「アタシかい?」
「それ以外に誰がいるってんだ…」
イライラして片手で頭を掻きむしる。
「お前ライフルだろ…最重要指名手配の…」
「おや、アタシのこと知ってんのかい。いやぁね、アタシもあんたに見覚えがあると思ってたんだが…」
サイスは首を傾げる。スチームパンクはさらにイライラして指で地面をトントンと叩き始める。が、痺れを切らして喋りかける。
「ライフル、お前テレビとか見ないのか?」
「テレビ?テレビはねぇ、ブローカー…いや、親友が、たいてい独占しているからね。たまに彼が見ているところを見るだけさ…」
そして閃いたように顔を上げる。
「スチームパンクか!あぁ、思い出した思い出した。プロボクサーの…んで、コイルにぶっ飛ばされた奴だ!」
「それは言うな」
悪びれもせず、へらへら笑う彼女にむかつきながらも、スチームパンクは行為をせずに部屋から出る方法を考えていた。
「テレビで見た時は男だと思っててさ。でも、女なんだねえ、アンタ。サラシで胸潰してんの、触ったらわかったよ。」
「は、え、お前胸触ったの???」
「そりゃあ、ねえ?」
「変態!!!」
「随分初心なんだねえ。」
スチームパンクがさらに1メートル距離を空ける。
「で、どうするんだ?ヤるか?」
「ヤらない」
「じゃあどうするんだ。」
「壁をぶち壊す。」
「随分大胆だねえ。」
スチームパンクは壁際に行き、思い切り拳を壁に叩きつけた。が、壁には傷一つもつかない。
「ダメっぽいね。」
「お前もやれよ…持ち前のライフル銃あんだろ。」
「えー。」
サイスは渋々銃を取り出し、何発か撃ってみるが。やはり傷はつけられなかった。
「ほら見ろ、ダメだったろ?」
「もっと色々やってみてくれ…俺はこっちやるから。」
そう言うとスチームパンクは扉の方に向かった。
サイスはため息をつき、武器の形態を鎌に変え、壁に振り下ろした。しかし刃先が壁に当たった瞬間跳ね返され、やはり少しもダメージは与えられなかった。
「厄介なもんだ…」
イライラしてきたところに、一つ歓声が上がった。
「開いた!」
えっ、と思い振り返ると、スチームパンクが開いた扉の前で嬉しそうにサイスを見ていた。
「あんた…それどうやったのさ。」
彼女の方へ駆け寄ると、地面に壊れたドアノブを捉えた。
「あー…なるほどね。」
ほら行こうとサイスの腕を掴んで引っ張るスチームパンクについて行った。
山なし、オチなし、意味なし。