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投稿が増えて嬉しい✨ 楽しみ倍増だ!
すばやく、振り払って「こ、子供じゃないんですから!」と言う
「子供扱いしてるんじゃなくて、可愛いからだよ」
「可愛くないです!かっこいいって言って!」
「かっこいいって言われたいのか?」
「オメガでも、かっこいいって言われたいんです!男の子ですから!」
「そうか…」と一条様が言ってから、だいぶ時間が過ぎていることに気がついたので「そ、それより、会場行かなくていいんですか?」と聞いた
「そうだな。もっと二人でいたかったが、またの機会としよう」
「またはありませんよ!」
「ふっ、残念だな。また会えるといいな笑」
絶対、会えるって確信してるな
絶対会わないんだから!
そして、やっと最上階から、降りることが出来た
エレベーターから降りる時、人数が増えたからなのかは分からないけど、さっきよりも、視線を痛いほど感じた
殺意みたいな視線もあったし、一条様に助けられる場面がないといいけど…
いや、助けてもらわなくて結構!
さてと、いっぱい、ご飯食べて主催の一條様を困らせるぞー!と意気込んで、お寿司なんかがあるところに行こうとしたら「ゆず、食べ物はあと。後で好きなだけ食わせてやるから」と腕を掴まれて挨拶回りに一緒に行くことになってしまった
「なんで僕が!」
「香水臭いオメガに近づかれても困るんだよ」
あぁ~なるほど…って!そんだけのために、僕は、食事を後にさせられたのか!
僕のご飯がぁぁぁぁぁ
一通り挨拶を終えたところで、オメガたちが駆け寄ってきた
なぜか、僕に忠告してきたオメガもいる
すごい睨んでくるし…
このグループの一番偉いのかな?一番前にいる女の子オメガが「あの、蓮様!お姫様と、さっき仰られていましたが、その、婚約者様も会場にいませんし、どういうことなんでしょうか!」
婚約者いたんだ…なんか婚約者さんに申し訳ないな
でも、それと同時になんかモヤモヤする
「というか、そこの隣にいるオメガ、こんな見た目じゃあ釣り合いませんよ」と僕の目を見て言って仲間たちに「ねぇ~」と同意を求める
別に釣り合おうとか思ってないし、
「はい、こんな貧乏臭くて、不細工なオメガはとっとと失せなさい」
「そうですわ!あなたが一条様の隣にいるべきではないの!」
そんなのこっちだって隣に居たくない!って言いたかったけど先に一条様が「黙って聞いてれば、ゆずの悪口ばっかり、何が伝えてんだてめぇら」
「ひゃう…わ、私達は…婚約者様がいながら、お姫様?の発言はどうなんでしょうか!」と言ってきた
なんだよ、お姫様じゃないみたいな言い方しやがって
お姫様じゃないからいいけどさ!
僕から否定してやるよ!「いえ、お姫様じゃないですよ」
「いや、この子がお姫様だ。それに、婚約者は、この子だ。部外者が口を出すな」と一条様が会場に響き渡る声で言うと、空気がピリついた
僕でも、分かるこれは、怒っている
そこで、言いよってきたオメガたちの親?が、一斉に血相を変えて来た
「申し訳ございません。申し訳ございません。私達の娘が無礼をはたらいたこと、お詫びいたします。どうか、命だけは」と、一斉に、懇願し始めた
「二度と、こんなことはしないんだったら、命だけは助けてやる。だが、私にも、ゆずにも、傷が及んだ。責任は取らせる。お前らに、俺の婚約者を決める権利はない!」
「申し訳ございません」と土下座する勢いで謝り倒す
そして、言い寄ってきたオメガたちは、親に説得させられながら、肩を小さくして帰っていった
肩を狭くしながら帰っていくオメガたちを見て、なんだか申し訳なく思ってしまった
「一条様、そんなに傷ついてないので大丈夫ですよ」
すると、拗ねた感じで「俺が傷ついたんだ。それに、ゆずがいなかったら、刺殺してたかもな笑」
「あはは…」
冗談ぽく言ってるけど冗談に聞こえない
「そういえば…婚約者さん居たんですね」
「いや、両親がいい人が見つからなかったらのために口約束したらしい。まだゆずのことを話してはないが、俺は婚約者と付き合うつもりはさらさらない」
と言われた時なんだか、ほっとした
そして、やっと「ゆず、もうご飯食べてきていいよ」と許可が降りた
「ありがとうございます!おなかいっぱい食べてきます!」と言って早足でご飯が置いてある、テーブルへと向かった
_______________________________???視点
許さない。許さない。絶対に許さない
蓮様の隣にいていいのは、…様もとい、婚約者様だけなのに…
憎い。あの、バカオメガが憎い
絶対に、復讐してやる
まずは、あの婚約者様にご連絡ね