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おにいちゃん

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おにいちゃん

1 - おにいちゃん

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2023年10月01日

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どうも、ほぼ半年ぶりの投稿です。

そろそろなにか投稿したくてpixivに載せたものを少しいじろうとしたけど文才無さすぎて無理だったため同じものを投稿させてもらいますすみません・・・


次は頑張ります


ワンクッション

💮この作品は、ご本人様とは一切関係ありません。

💮ご本人様の目に届くようなことはしません。

💮作者の完全なる妄想物語です。


では、どうぞ。


✂ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✂


しんと静まり返った廊下を、月明かりを頼りに音を立てないよう細心の注意を払いながら歩く。

日付はとうに変わっており、メンバーは皆寝静まっていた。

お目当ての部屋の前につき、耳をドアに当ててみる。なんの音もしなかった。

ノブを回し力を込めるとキィ、と小さな音が鳴りドキッとして動きを止める。が、なんの変化も起こらず胸を撫で下ろした。そのままゆっくりとドアを開け、中へと体を滑り込ませた。

目線の先には中央が膨らんだベッド。微かに上下している。よし、眠ってる。

スマホを構え、そっとベッドに近づく。

そして布団に手をかけた瞬間。

「初兎!何してんねん!」

「わあっ!!」

ガバッと起き上がった悠佑に、ヘッドロックされた。

「悠くん!起きてたん?!」

「寝とったわ!お前が部屋に入ってきた音で目が覚めた!」

「ちょ、…っと、と…りあえず、はな…し、て……」

ギリギリと首が閉まり、初兎は悠佑の腕をタップした。あ、と小さな声がして腕が緩まる。

危うく自分の写真が飾られる所だった(遺影)。


「全く、油断も隙もないやつや。」

ぜいぜいと息を整える初兎に、呆れたような顔で悠佑が言った。

「や、やって…」

「ん?」

「この前また大人組で集まって、ないちゃんちで3人で雑魚寝したんやろ?ないちゃんが配信で言ってた!」

「ああ、まあな。」

「ただでさえどっか泊まる時同じ部屋になる事多い、ってまろちゃんにマウント取られてんのに。ずるいやんか!」

「いや、ずるいってお前…」


悠佑は、メンバーに寝顔を見せることを嫌がる。

特に子供組、とりわけ初兎の前では絶対に寝ない。まあ、それは…


「お前が寝顔を撮ろうとするからやろ。」

「え、なんの事?」

「今更スマホ隠すな。」

「ええやん、寝顔くらい。まろちゃんなんて、みんなに撮られとるよ?」

「それが嫌やから言ってんの!」

「俺も悠くんの寝顔、見たいー!悠くんの無防備なとこ、見せて!そして保存させて!」

「え、それはちょっと引くんやけど…」

「俺、悠くんの舎弟やし!見る権利あるから!」

「なんやその理屈。意味わからん。」

「写真は俺だけが見る用にするから。てか、誰にも見せてやらへん。」

「いや、メンヘラ彼女か!」

「えー、じゃあじゃあ……」

「もー、ええから寝ろや!こんな騒いどったらみんな起きてまうやろ!」

「むー………」

不満たっぷり、と言った様子で黙り込む。そのままじっと悠佑を睨みつけていると、ふ、と悠佑が苦笑した。

「しゃーないやつやな。もう、わかった。じゃあ特別に今日だけは一緒に寝たる。」

「え、ホンマに!?」

「ただし。」

ぱあっと笑顔になり悠佑に近付くと、不意にスマホを取り上げられた。

「あ、ちょっと、返し…わっ!」

奪い返そうとした腕を掴まれそのまま袖口を引っ張られ、袖で手が隠れるとすぐさま手首にあった髪ゴムで両袖口をまとめて縛られてしまった。

「な、何すんの!?外してや!」

「じゃ、寝ようなー。」

くひひ、なんて笑いながら悠佑は初兎をベットに押し倒した。

必死で腕を服の中から出そうともがく初兎だったが裾をきゅっと掴まれてなかなか思うようにいかない。


くそう、こうなったら悠くんが眠るのを待つしかない。眠ったら、絶対写真撮ってやるんやから………


そんな決意をするものの添い寝している悠佑の体温に安心してしまい、さらに優しく胸のあたりをトントンとリズミカルにたたかれ初兎の意識は抵抗虚しく薄れていくのだった…。





目が覚めると、既に隣に悠佑の姿はなかった。

ぼーっとする頭でのそのそと起き上がり部屋をでてリビングへと向かう。

「あ、おはよー初兎ちゃ……なに、その頭!?」

リビングでコーヒーを飲んでいたないこが、初兎の姿を認めるなり吹き出した。

「え?あたまー?…あーっ!」

ないこに指摘され頭を触ってみると、頭のてっぺん部分に3箇所、ゴムで括られている感触。慌てて外すが元々くせっ毛なこともありどうにも戻せそうもない。

「あにきにやられたの?ホント、あにきって初兎ちゃんには甘えるよね。」

あわてて洗面所の鏡の前に行きなおそうと格闘していると後ろを着いてきたないこがまだくすくす笑いながらそんなことを言った。


え…?甘える…?

悠くんが…?


悠佑は、時折…いやかなり年不相応なバブ面が見られるが、それでも何時でも頼れるみんなの兄貴分だ。

いふにだけは弱音をはくことがあるらしいが、少なくとも子供組の前で弱ってるところを見せたことはない。


「俺も長男だから分かるけど、1番上ってなかなか人に、特に年下には弱み見せることって出来ないんよ。

でもあにきってさ、案外かまってちゃんでしょ?だから、懐いてきてくれる初兎ちゃんやいむみたいなのがかわいくて仕方ないんだろうね。」

「……」

「そうやって、あにきが自分からくだらないイタズラ仕掛けるのって、いむしょうくらいだもの。

ああ、初兎ちゃんには甘えてるんだなって。なんせ、あいつばぶだからね。」


リーダーとしては、少し羨ましいけどねーなんて言いながら、ないこがリビングへと戻っていく。

そんなないこの後ろ姿を思考停止した初兎は黙って見送った。


配信なんかで、初兎が1番かわいい!なんて言ってくれてるのは知ってる。なんなら、それでメンバーにマウント取ったりなんかしてるし。

初兎にとっても悠佑は大好きなお兄ちゃんだ。そこに居てくれるだけで安心できる。


悠佑も、そうなんだとしたら。


玄関の扉が開く音がした。続いてただいまー、と悠佑とりうらの声。2人でランニングしてきたらしい。


「ゆうくーん!!」

「わっ、初兎!起きたんか。」

「え、なに初兎ちゃん、その頭?」

すかさず悠佑に飛びついた。それに悠佑とりうらの笑い声が降ってくる。

「もー、これ、なおらんのやけど!」

「いや、初兎つついても揺すっても起きんからさー。」

「悠くん、酷い!いじめやー!」

「可愛がっとるだけやってー。ほんとお前はおもろいなー。」

「ぶーぶー」

「…そんなこと言って、初兎ちゃんにやけてる、キモイ。」

悠佑に不満を訴えてたら最年少から辛辣な一言が降ってきた。


しゃーないやん。俺らソウシソウアイなんやから。そういうりうちゃんだってニヤニヤしとるくせに。


初兎は悠佑に抱きついたまま、生意気最年少に思い切り舌を出してやった。



~完~

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黒くん可愛い

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