初めての喧嘩(🐧
初めは些細なことから始まった軽い喧嘩だった。
🌸は最近ペンギンが自分とするときにあまり優しくしてくれないことにすこし怖さを覚えていた。それをペンギンに伝えてみると、少し不機嫌になった🐧が、『優しくしてたでしょ』と冷たい目で言った。初めて🐧に冷たい顔を向けられた🌸は少し後退りをした。悲しいのと同時に怒りが湧いてきた。私は🐧のこと大好きで尽くしているのに、なんでそうゆう態度をとるのか分からなくて思わず「私の事好きじゃないんでしょ」と言ってしまった。それに反応した🐧の顔は、冷めきっていた。そこから話はヒートアップし、「ねぇペンギン!なんとかいいなよ!」『なにが?意味わかんないし』「は、、?もう…」『え?なに?はっきり言いなよ』「大嫌い…」思ってもないことを口にした🌸はそこから弁解する余裕もなく、そこに座り込んだ。流石の🐧も少し驚いたのか、顔が歪んだ。ただそこから2人とも何も話せず、🐧はその部屋を出た。🌸は自分でも酷いことを言ったと分かっていた。でももう取り返しはつかなかった。そこからの日々は地獄のようで、🐧とは目が合っても無視で一切喋らない。周りからも心配されていたし、迷惑をかけていることも知っていた。そんな時🐧に会い、🌸は思わず話しかけた。だが、当たり前のように無視され、腕を掴んで「ペンギン!!」と嘆いても振り払って歩いていってしまった。大好きな🐧に完全に嫌われたこと、実質別れているのと同じようなこと。そんな状況を改めて理解し自分のことを憎んだ🌸は耐えられずその場で泣き始めてしまった。ペンギンは無視しようとしたけど、「カヒュッ、ヒュッヒュッ」とゆう異様な呼吸音に足を止めた。後ろを振り返ると涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら床に座り込み過呼吸になってる🌸の姿があった。大焦りで🌸の元に走るペンギン。『おい!🌸!大丈夫か、落ち着いて呼吸しろ!吐いて、吸って……吐いて。吸いすぎだって、ほら大丈夫、俺がそばにいるから』「あ、ヒュッ…ぺんぎん……」『俺ここにいるよ。大丈夫、落ち着いて』久しぶりに🐧に触れられて、🌸は少し落ち着いた。そして、ペンギンの部屋に🌸は運ばれた。「ごめっ…なさい…迷惑、かけて」まだ少し怖くて体が震えた。それに気づいた🐧は自分が🌸にどれだけ辛い思いをさせたか実感した。『謝んないで……ほんとにごめん。』「ううん、私こそごめん」『あのさ、俺、🌸のこと好きすぎてがっついちゃって、自分では優しくしてたつもりなのに否定されてイラッとしちゃって、それで、大嫌いとか言われたからなんかもうパニックになって、意地張って無視しちゃって……ほんとごめん、謝っても許されないのわかって』「もう大丈夫だよ。思い詰めなくていい…」暖かい人の体温が伝わってきた。「ペンギン。ごめん、私も感情的になって大嫌いとか言いすぎた。ほんとにごめんなさい」目に涙を浮かべる🌸の頭を撫でて『大好き』というペンギン。いつものペンギンが戻ってきてよかったと安心した🌸。2人はは唇を重ねた。
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