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コメント
6件
MIさんの作品いつも読んでます!!今回もすてきなお話ありがとう御座いました!!!
最後まで読みました! それぞれのシンメがいろんなストーリーを作っていて面白かったです!🙃 前に私も友達と人狼ゲームをしてすごく楽しくて、その中で素敵なストーリーを作れる主様は天才です🥹

結局・・ゆり組の2人は、どうなったんだろ〜😶🌫️😶🌫️どこかで、生きていて欲しいな・・😭😭
~最終話~
あれから数週間。
村には、静かな日常が戻っていた。
夜に誰かが襲われることもない。
不安に怯える声もない。
ただ、穏やかな朝があるだけだった。
広場ーー
🩷「ねえ阿部ちゃん!」
佐久間が元気よく手を振る。
💚「どうしたの?」
🩷「今日さ!」
🩷「パン焼いたんだけど!」
🩷「ちょっと焦げた!」
💚「これ…ちょっとどころじゃないでしょ」
阿部は苦笑する。
🩷「えー!」
🩷「美味しいって!」
💚「……」
阿部は一口食べる。
💚「……」
💚「うん」
💚「まあ…食べられる」
🩷「ひどい!!」
佐久間は頬を膨らませる。
💚「でも」
阿部は少し笑った。
💚「前より上手くなってる」
🩷「ほんと!?」
💚「うん」
💚「頑張ったんだね」
🩷「えへへ」
少し照れながら笑う佐久間。
そして。
ふと真面目な顔になる。
🩷「ねえ阿部ちゃん」
💚「うん?」
🩷「これからは」
🩷「俺も阿部ちゃんを守るからね!!」
💚「ありがとう」
🩷「うん!」
佐久間は嬉しそうに笑った。
阿部は少しだけ照れて視線を逸らした。
──────────────
その頃。
村の外れ。
畑で作業している男がいた。
🧡「よし…!」
向井だった。
土を整えながら小さく笑う。
🧡「前より上手くなった気がする!」
村人が声をかける。
「向井くん!」
「助かったよ!」
🧡「ここは俺に任せな!!」
明るい声。
でもやっぱ
夜になると思い出す。
あの腕のぬくもり。
そして――
「一生懸命生きろ」
向井は空を見上げる。
🧡「……」
🧡「ちゃんとやってるよ」
小さくつぶやく。
🧡「……目黒」
少しだけ寂しそうに笑う。
でも
もう涙は出なかった。
🧡「見てろよ」
🧡「一生懸命、生きるから」
遠くで佐久間の声が聞こえる。
🩷「康二ー!!」
🩷「パン食べるー!?」
🧡「いらね!!」
🧡「どうせまた焦げてるでしょ!!」
広場から笑い声が聞こえる。
平和な村。
穏やかな風が吹く昼下がり。
遠くの森の奥で、
木々の葉が静かに揺れた。
まるで誰かが
この村を見守っているかのように――
おわり。