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w「ねぇ、涼ちゃん。久しぶりにさ、俺ん家でちょっと飲まない?」
若井が酔ったらめんどくさいんだよな…。
潰れたらすぐ帰ればいいか
f「わかった。いいよ。」
w「やった。行きながら、お酒買ってこう。」
w「あ、あのさ…。涼ちゃん…」
f「ん?なに?」
w「気に触ったらごめんね、首の後ろの傷、どうしたの?」
f「……え、なんで…?」
w「ごめん、今日の撮影でスタッフさんが涼ちゃんの髪の毛上にあげた時に、見えちゃって…。」
見えちゃってたか…。なんて言おう…。
w「涼ちゃん、誰かに引っ掻かれたの?」
f「いや!それはない!」
w「じゃあ、どうしたの?」
f「……。僕が自分で…引っ掻いちゃってたみたい…。」
w「え?」
f「リスカとかそういうのじゃなくて!起きたらできてて、痒かったんだと思う!」
若井が怒ったような、悲しんでいるような顔をして…僕の首の傷を触った。
f「いッ…!」
w「すごく痛く、深く、重い傷…。涼ちゃん、この傷がただ痒かっただけの傷だって、ほんとにそう思ってるの…?」
f「そんなに大層なことじゃないよ、悪夢でも見たんじゃない?」
ダンッ!
f「ぃやッ…!!」
若井は僕をコンクリートの壁に挟み思い切り壁を叩いた。
w「涼ちゃん、俺心配なんだよ、涼ちゃんがいなくなっちゃうんじゃないかって…。」
f「な、何言ってるの?僕は大丈夫だよ…。」
w「そうやってまた嘘をついて…。」
f「……。ごめん…。」
w「ッ……」
若井が抱きしめてきた。
f「わ、若井?どうしたの?急に。」
w「居なくならないで…。」
まるで若井が子供のわがままのように呟いた。
3歳も年下なのに…こんなに悩ませて、僕は何やってんだ。
f「居なくならないよ。大丈夫。」
僕は若井の頭を撫でながら言った。
w「ほんと…?」
f「ほんと!嘘じゃないよ!約束ね!」
なんだろう…この気持ち……。
ーーーーーーーーーーーーーーー
w「涼ちゃ〜ん、好きぃー。」
f「ちょっと若井、何缶目?酔い潰れてんじゃん。」
僕もちょっと飲みすぎた…。クラクラする…。
ぼふッ
f「ッ!わ、若井ッ急にやめてよッ…」
若井がバックハグをしてきた。
w「涼ちゃん…。俺がさ…この前服買った時にさ、キスしたの何も思ってないの…?」
忘れてたのに…。
f「いやッ…その…別に……。」
w「嫌じゃないってこと?」
f「えっ…あッ…。」
w「涼ちゃん、こっち向いて?」
すごい、嫌な予感がする…。
f「や、だぁ…。」
w「しょうがないな…。」
無理矢理こっちを向かせてきた。
ッ…!///
や、っぱり……。
w「ッはぁ…。」
f「あぁ…/// 」
若井は酔ってキスをして来た。
w「涼ちゃん、顔とろけてるよ?」
f「あ、あぇ…ぁ…///」
w「気持ちよかった?」
若井が耳元で囁いてきた。
f「ッ?!///」
w「耳だけで感じちゃうんだ?」
w「可愛いなぁ…」
また耳元で囁く
f「ッ///だからッそれ、やめてよ…///」
w「だって可愛いんだもん。」
f「ねぇ、若井はさ…僕のこと好きなの?」
w「……」
若井が抱きつくのをやめ、またお酒を飲み始めた。
w「好き。って言ったら、どうする…?」
f「……」
w「だ、ダメだよね、わかってる。涼ちゃん元貴が好きなんだもんね…」
f「……、好き…。」
w「え?」
f「ど、どうしよう…僕若井のこと好きになっちゃった…。 」
w「ッ…!」
最低だ…。ごめん、元貴、若井……
まるで弄んでるみたいじゃないか…。
f「んっ…ぁ、」
僕の涙を若井が優しく拭き取ってくれた。
w「涼ちゃん、泣かないで…。俺は涼ちゃんを愛してるよ。」
f「わかぃ…。好きぃ…ッふ、んっ…ヒッ、んッ…」
あぁ、若井、僕若井が好き。優しくて、愛してくれる若井好き…。
若井が僕の手をなぞってから手を握った。
w「俺がいる…大丈夫。」
ピーンポーン
チャイムが響いた。
w「ごめんね、涼ちゃんちょっと待っててね」
f「や、やだよ、行かないで…。」
w「ッ…//わかった、じゃあ一緒に行こう?」
インターホンを見る。
元貴だ…。
w「も、元貴、どうした?」
m「え、なんで涼ちゃん居るの?しかも泣いてるし、お前涼ちゃんいじめてたの?w」
w「ちげぇよ!そんなことするわけないじゃん!で、何しに来たんだよ!w」
m「いやー、ちょっと飲まないかなって」
w「結局お前全然飲まないのに?w」
m「ジュース買ってきたからw」
w「あぁ…はいはい。」
他愛もない会話をし、元貴が部屋に入ってきた。
正直、少し怖い…。
f「ぼ、僕帰る…。 」
w「え、なんで?」
f「もう、飲んだし…いいかなって…。」
m「へー、先に飲んでたんだ?僕を差し置いて。」
w「ごめんってw涼ちゃん、別に飲まなくても居るだけでいいんだよ?」
f「でも…」
m「涼ちゃん、僕といるのやだ?」
f「ッ…!いや、別にそういう訳じゃ…。」
m「本当?僕が涼ちゃんをふったから、気まずいんじゃないの?怖いんじゃないの?」
f「そ、それは…。」
m「僕は別に涼ちゃんが居なくてもいいけど」
w「だから!言い過ぎだって…。」
m「涼ちゃん、なんで僕のこと好きなの?」
f「……」
元貴が好きだったのは…。
もちろん厳しいところはあるけど、それは全て僕のためであって、それが大切に思われてるんだなって感じて…。
でも…元貴にすごく厳しいこと言われた時、凹んでる僕を優しく励ましてくれたのは…若井だった…。
髪型とか少し変えた時も…若井が1番初めに気づいてくれて…。
似合ってるって言ってくれて…。
元貴と一緒にいると楽しかったけど…離れないでずっと一緒にいてくれたのは若井で…。
若井にかっこいいって言ったら、すっごい喜んでくれて…。ずっとその話してて…。みんなに自慢してて…。
僕が泣いた時は、何も言わず、静かに隣で寄り添ってくれて…。
あ、僕全然気づいてなかった…。なんでもっと早く気づかなかったんだろ…。
若井はずっと僕の事を大切にしてくれていた…。愛してくれていた…。
でも…バントに入ったばかりでまだみんなと馴染めていなかった時、昔から涙脆い僕が涙を流すその度に側にいて笑って居て。
元貴の暖かい瞳は、冬の凍える帰り道で救いのように見えたんだ…。
元貴。あの時僕は元貴が好きだったよ…
m「これで、涼ちゃんが僕のこと好きだってメディアにでも広まったら、もう僕たち終わりだからね?」
f「わかってるよ…。」
もう僕は若井が好き…愛してる…。
w「涼ちゃん、帰る?なら送ってくよ。」
m「俺は?俺が居るのに?え、何?若井、涼ちゃんの事好きなの?」
w「…そう。涼ちゃんのことが好き…」
m「ガチかよ…wで?涼ちゃんは?」
f「ぼ、僕も好き…。」
m「もう、僕はいいんだ?」
f「……う、うん…。ごめん…」
m「やめてよ、僕別に涼ちゃんの事好きじゃないし。」
m「はぁ、気分悪い!イチャつくなよぉ!帰る!」