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なんだよ、僕のこと好きって言ってたのに。
僕への愛そんなに軽かったのかよ。
くそ…何考えてんだよ。
振ったのは僕じゃないか。
涼ちゃん…。
涼ちゃんはもう、僕のことが嫌い?
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f「今日はありがとう!若井!」
w「ん。別に泊まってってもいいのにさ。」
f「拗ねないで!w仕方ないでしょ?若井明日仕事早いじゃん?」
w「涼ちゃん早く起こす…」
f「えぇ!ヤダヤダ!」
w「wwうそうそ、じゃぁね。気をつけて」
f「うん!ありがとう!またねぇ〜」
あぁ楽しかった…。
今日は…悪夢見ないよね…。
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m「……。」
やめて…そんな顔で見つめないでよ…
元貴は…僕のことは好きじゃないんでしょ?
困るって言ったじゃん…。
なんて顔してるんだよ。
酷く淋しい顔、哀しい顔…。今にも消えてしまいそうで、今にでも包み込んであげたくなるような顔…。
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f「ぁッ!!」
元貴は…きっと淋しいよな…。
僕には、若井が居てくれて。
でも、元貴には……。
元貴は優しいから……
だから。
若井が1人にならないように、ふってくれたっていうのも…
あるかもしれないよな……。
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m「……。」
静かなレコーディングルームを見渡す。
もちろん今日はレコーディングの日でもなんでもないから誰もいない。
いつもみたいに、優しい笑顔は見られない。
隣に居てくれればな…
そしたら、独りの時間なんてなくて済むのに…
f「あ、元貴…。」
m「え、なんで?」
f「いや、あの、忘れ物しちゃって…。」
m「そっか。」
少し期待をしてしまった僕がいた。
どうしちゃったんだ?
涼ちゃんが帰る時、持っていた上着の隙間から、ハンカチが落ちた。
m「あっ、涼ちゃん、ハンカチ落としたよ」
f「あっ!ごめん!ありがとう!!」
m「ッ……!」
まるで天使の笑みだった。
なんて、綺麗なんだろう。
でもわかってる。この笑顔はもう友達としての笑顔なんだろう?
m「…。そ、そのハンカチどうしたの?可愛いね」
f「あ、これはね、若井から貰ったんだ。可愛いよね!僕のお気に入り…。」
あーあ聞かなきゃ良かった。すごい幸せそうな顔だな。
m「そうなんだ、じゃあね。」
f「あ、あのさ!一緒にご飯でもどう?」
m「えぇぇ。う、浮気…??」
f「ち、違う!!ただ…すごく、淋しそうだったから…。」
m「…別に寂しくないよ。そもそも涼ちゃんには関係ないでしょ。ごめんね、ご飯は行けない」
f「ご、ごめ」
ドン!!
言い切る前に、僕はソファに涼ちゃんを押し倒した。
だってとても腹が立ったから。
m「ねぇ、僕はさそんなに弱く見える?」
酷く怯えた顔をして何も喋らない
m「俺だって、俺だって別に独りになりたかったわけじゃないのに…!」
あれ…?なんだ?おかしいな。
ぽつりぽつりと涼ちゃんの綺麗な顔に涙が落ちた。
涼ちゃんは僕の頬を優しく触って、笑って涙を拭いてくれた。
f「元貴、僕が居るから、大丈夫」
m「涼ちゃんは優しいね。どうしてこんな醜い人間に優しくするの?」
f「好きだから。それだけだよ。」
m「あぁぁ…!」
涼ちゃんの胸で泣いた。僕を静かに抱き寄せて、背中をさすってくれた。
m「涼ちゃん!心が凍えてしまいそうなんだ!温めてくれるだけでいいから…! 」
f「僕がいつでも温めるから…」
とても近いのに、まるで遠いこの距離…。
僕は、時が戻れば…なんて事思ってしまった。
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f「もーとき!見て見て!可愛いキーホルダー!」
m「っ…!涼ちゃん…?」
f「え?何?僕だよ? 」
「そんなことより!このキーホルダーさ、お揃いにしようよ!ほらよくカップルがやるじゃん?僕たちも一応…カップル…じゃん…?」
僕が、涼ちゃんの恋人…?
なにかの間違いだろう。だけど今日だけは、今日だけは涼ちゃんの恋人としていられるなら、存分に楽しみたいな…。
m「えぇ〜そんなバカップルみたいな…」
f「酷ぉい!別にいいじゃん!ほら見て!可愛いよ?」
少し膨らませたほっぺが愛おしくてたまらなかった。
m「wwうそうそ冗談だって、いいよ買おっか」
f「やったァ!」
そして2人でお揃いで買ったキーホルダーを早速バッグに着けて嬉しそうに、見て見て!と自慢して来た。
あぁ…ずっと続けばいいのに…。
明日も明後日も…ずっと……。
m「涼ちゃん…。」
f「ん?なぁに?」
「愛してる。」
f「え、えぇ///何?恥ずかしいって…。」
「でも、僕も愛してる!」
m「……。涼ちゃん…!居なくならないで!ずっと僕の彼女でいて!!」
f「え?僕はずっと居るよ?ずっと元貴の可愛い彼女!ね?」
「はい!ぎゅー!」
m「好きだよ、大好き。ごめんね…君を愛してしまった…!」
どうか、夢よ…!覚めないで…!
「大好きだよ、……」
あぁ、涼ちゃんの声が薄れていく……
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目を開けると、見慣れた自分の寝室の天井があった。
ただ頬に熱い一筋が伝って、すぐに冷たくなってしまった。
コメント
1件
ほんとに天才すぎます……もりょきもりょつぱもよすぎる🥲🥲