TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

最初は歩きにくなったもののしばらくすると慣れたのかオムツでも普通に歩けるようになってきた。


数分後には学校の校舎が見えてきた。


(やっと着いた…)


その時まで全くなかった尿意が急に大きくおそってきた。


その尿意はももかに我慢させることを許さず、一瞬のうちにオムツがおしっこで暖かくなっていった。


(あ……ぁ…………)


チカラが抜けたようにその場に尻もちをついた。


学校まではもうすぐだが歩くどころか立ち上がることさえできなくなっていた。


地べたに座り込み放心状態のももか。


低身長で童顔ではあるがるが中学一年生。


パンツのままおもらしすることなんて、


“全くないこともない゜のは事実だが学校でおもらしした記憶はない。


(オムツだからたまたましちゃうだけだよね)


自分に言い聞かせるようにいい方向に考える。


心が少し落ち着いたころ、立ち上がって手が勝手にお尻を触っていた。


(ズボンは大丈夫そう)


体操服のズボンまでは濡れていなかったことに安心したももかだったが、全てのおもらしを受け止めたオムツが気持ち悪く足が動かないでいた。


裏道で車は通っていないといっても、人通りは少なからずある。


不審が られないように少しづつ歩き出そうとした。


ヨチヨチと歩いてはいるものの小さな1歩に進んでいくのは時間だけで、場所の移動は全くと言っていいほど変わっていなかった。


(やだ…学校遠すぎ…)


そんな小言を言いながら下を向きながら少しづつではあるが学校に近づいていった。


校舎まで残り数十メートルとゆう頃、最後の難関、階段を降りなければならない。


いつもの彼女ならなんの問題もないが、いまは紙オムツを当てていて、おもらしまてましてしまっている。


片手には保育園で持たされた予備の紙オムツ入りの紙袋を持っている。


手すりを持ちながら1段づつ降りていく。


階段の半分ほどに差し掛かった時、なんとなく異変を感じて足元に目を向ける。


(えぇっ!)


オムツの吸収帯で吸いきれず中に残っていたおしっこが階段を降りる動きで足との間に隙間ができてポタボタと漏れてきてしまった。


前後を見渡すと幸い誰もいなかったのが救いだった。


オムツから漏れてしまったせいで体操服が濡れてしまってはいたもののズボンの色のおかげで目立たないでいた。


しかし濡れているのには変わりなく股部分だけはぐっしょりとしていて


慌てて階段を降りていくももか。


1番下まで降りて階段裏に隠れる。


足の間が濡れていた程度でお尻は大丈夫そうだった。


(なんなの?保育士さんかオムツなんてするから!)


とうとうおもらしを保育士のせいにしてしまったが、漏らしてしまったのは彼女自身。


階段下は大洋が当たらなく薄暗い。


オムツが濡れているかいないかは確認できても、ズボンやオムツの変色はわからない。


自分の足下に小さな虫がいるのを見つけてしまい


(きゃっ!)


と声を出すと同時に、チョロっとチビってしまった。


虫が怖く嫌いな彼女は、そこに虫がいると思うといてもたってもいられなくなってしまう。


(急ごう)


やけくそになりながら学校の校舎の前まで走った。


入り口で靴をはきかえようとした時


キーンコーン🎶


授業が始まるか終わるかの合図だ。


今まで静かだった校舎がざわつき始める。


それは終わりの合図だったことを意味し、ももかの気持ちを焦らせた。


靴を脱いで上履きに履き替える。


入り口までは誰も来ないだろうと思っていたが、外で体育終わりの生徒が戻ってくるのが見えた。


(早く!早く!)


焦る気持ちがももかの手を震わせる。



(急げーっ)


上履きの踵を踏みながら保健室へ急ぐ。


保健室は校舎の1番奥。


それほど大きくはない校舎だがももかにとってははるか遠くに感じた。


両手で紙袋を抱え保健室へ走る。


やっとの思いで保健室前まで来てドアを一気に開ける。


(なに?ビックリするじゃない!)


驚いたようにももかの顔を見ると


(保育園でおもらしした子?連絡もらってるから)


そう言いながらももかを自分の方へ呼び


(また漏らしちゃってるの?どうしておしっこ言わないの?)


先生は体操服の濡れを触るまでなく

ズボンを脱がせて


(これは?どうしたの?自分で言いなさい)


おねしょをした子供を叱るようにももかに問いただす。


(言わないとオムツ変えられないわよ)

(そのままでいいの?)

(オムツ替えてほしいの?)

(自分で言うまでなにもできないわよ)


と、言われて


(オムツ替えてください)


小さな小さな蚊の飛ぶような声で返事をする。


(はい。よく言えました)

(オムツ買っておいたから)


保育園から連絡がきたあとドラッグストアに買いに行ったようだ。


流石に中学校にオムツが備えているわけもない。


(サイズはこれで合ってるの?)

(おうちのオムツと違ってない?)


そうは言われても自宅でオムツをしていないし、保育園でオムツをされてしまうとは思っていなかったのでサイズなんてわかるわけもない。


先生の買ってきていたのは


・ウルトラスーパージャンボ・


だ。


授業での保育園で当てられたオムツはそのサイズだったので仕方ないのかもしれない。


ベッドではなく床にタオルを敷かれそこに寝るように指示される。


(こんなにしちゃって)


文句を言いながらももかのオムツを交換していく。


保健の先生ではあったもののオムツを当てることに慣れていないので保育士さんより手際が悪く感じた。


保育園より時間がかかっている気もするが気のせいだろう。

紙オムツとは違う感覚もあるがさほど気にせずただ仰向けでオムツ交換が終わるのを待っていた。


オムツ交換が終わり、立ちなさいと言われて身体を起こそうとするがどうゆうわけか身体が思うように動かない。


(何してるの!早く!)


と言われても起きれず見かねた先生に起こされる。


すると当てられたのは紙オムツだけではなくオムツカバーもつけていて、紙おむつの中には紙パッドも当てられていた。


モコモコになった下腹部。


(ズボン買っておいたから)


と女児向けのオムツカバーの上から履くことの出来るズボンを履かせられてしまった。


(それならオムツ見えないでしょ)


オムツは見えないが大きく膨らんだ下腹部がオムツを当てていることを物語っていた。



渡辺ももか13さい

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

1

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚