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日記 from ⬛︎⬛︎⬛︎
首領が死んだ。
いつも通りだ。いつも通りな筈だ。
いつも通りに自殺。
ただ、いつもの自殺未遂とは変わり、成功してしまった。
太宰が死んで、少し経つ。
それでも、変わらず回さなければならない。
ポートマフィアの首領として。
ぐらついた内部を治す為に、1日でも早く、立て直さなければならない。
部下が入ってくる。
報告をしている筈だが、内容が入ってこない。
ふと、視界の端に入ったのは、赤色のストール。
綺麗だった筈の赤は、血に染まってしまった。
着けているのは、少しの残り香と、自分への皮肉。ただ、その為。
「首領、ご報告に参りました。」
気がつくと、別の部下が来ていた。
報告に気が入らない_____筈だった。
「じめじめしている蛞蝓の為に、部下の振りをしてまで来てしまったよ。こうなってしまっては、組織内の指揮が下がる。」
「こっちは、蛞蝓を見ていたくも無いのだから、せめてそのじめじめだけ、直してくれない?」
『太、宰、。?』
「うんうん。君の大嫌いな太宰さんだよ?」
『は、は。やっぱり、彼奴が死ぬなんて、あり得ねェ。』
「よし!中也。先ずは手始めに入水と行こう!」
『おい、!ちょっと待てよ!!』
太宰を追いかけ、彼奴がいるであろう川を探す。不揃いな髪が見え、そこに飛び込み、入水の阻止をする。
「君は私の入水をいつも止めてくるじゃあないか。」
そう不貞腐れた様に言うが、そうしたいのは、此方である。
『手前が悪りぃんだよ、毎度毎度、やれ入水だ。首吊りだ。って。』
そこからも口煩く、売り言葉に買い言葉でいつものように喧嘩に発展し______。
そこから、セーフハウスに戻るまで、ずぶ濡れのままで。彼奴はいつの間にか居なくなっていた。
青鯖のことだ。女の一つでも口説きにいってるのだろう。
セーフハウスの扉を開け、服を適当に掛ける。
ワインセラーを開き、流れでそのままグラスもとる。
そういう予定だったが、今日は生憎、風呂からである。
風呂に入り、その足でそのまま寝台へ飛び込む。
少し出ている足元に、夜風があたり、風呂上がりで熱った身体に気持ちよく感じた。
太宰は生きてたんだ。よかった。…よかった?俺は彼奴が死んで、清々しかったのに?
考える自分を消して、ゆっくりと深い眠りに潜った。
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こんにちは。或いはこんばんは。(あのアニメから借りました)
空欄ノ凪___くうらんのなぎ。です。呼び方はなんでもどうぞ!
新垢にして、初の投稿が太中の小説。
前垢(知らない人は知らなくてよい)では、黒歴史の醜態祭りでしたので、今回はできるだけちゃんとした小説になるよう頑張ります。