テラーノベル
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#イラスト
六条
1,939
82
20,604
ATTENTION⚠️
🇩🇰×🇸🇪
同居してる
史実
ガチ下手
不穏もどき
🇩🇰「スウェーデン!!ご飯!!」
階段下から、俺を呼びつける大声が飛んできて耳を刺す。近所迷惑にならないか心配になるくらいの大声。まぁ俺らは常にうるさいけどね!!
🇸🇪「はいはーい、ちょっとまってよ〜」
ていうか、ご飯で呼ぶってお母さんみたい。木材の鳴る音と鼻歌を混ぜながら階段を降りる。
🇩🇰「今日はオムライスだよ〜その辺に座っといて。」
と言われたので、返事もせずにスプーンだけ取って椅子に座った。金属の熱伝導率の高さが肌でわかる。1分もせず、デンマークがるんるんでキッチンから料理を持ってきた。
🇩🇰「はい!どーぞ。」
🇸🇪「……………え??…これって…」
それを見て、俺は戸惑った。じわじわと、しかし急速に背筋が冷えていく。体が勝手に震え、過呼吸になる。
カルマル同盟。その旗が描かれていた。
その同盟に対して、良い思い出はほとんどない。
その同盟を結んだ理由。それは、単純な利害の一致だったのだ。ハンザ同盟という、ヨーロッパの方の同盟のやつらが怖かった。だから俺ら、デンマークとノルウェーと俺は同盟を結んだ。
ところがいつからか、デンマークに主権を握られて、無理やり従わされていったんだ。
俺らは独立しようと何回も反乱を起こした。でもその度に何度も何度も武力でねじ伏せられた。
一番ひどかったのは1520年の秋。独立を試みようとしている俺らに対して、
「これからは仲良くしよう!これまでの反乱も水に流すよ!だから、パーティでも開かない?」
と、有権者の人々に言ったんだ。そしてパーティに行った俺らは、4日目に唐突に軍に捕えられ、その次の日は雨が降る中広場に引きずり出された。
そこからは嫌な予感しかしなかった。予感は的中してしまう。デンマークの軍が、斧やら剣やらを持って、俺らを処刑し始めた。
数メートル先にいる、昨日まで話していた人間が処刑される様子も。生ぬるい血液と、肌を刺す冷たさの雨と、地面にへばりついている泥が混じった液体が、だらだらと流れていく光景も。その時の触覚も気温も匂いも、全て。
明瞭に生々しく脳裏に焼きつく。
恐怖と絶望しか認識できなくなった俺の頭が、ひどい吐き気と割れるような頭痛に苛まれる。瞬きも、息もできない。
国がそう簡単に死ねないのを恨むくらいの惨状だった。
そんなものだから、戻りたい訳がない。正直、思い出したくもない。だけれど、上手く回らなくなった頭が、勝手にフラッシュバックを繰り返させる。
🇩🇰「…?どうかした?」
…しばらく固まっていたので心配されてしまった。俺は顔色を伺いながらデンマークをみる。焦点が上手く合わなくて、正確な顔はわからないが、いつも通りに見えた。
🇸🇪「……カルマル同盟のときのアレだけど。」
🇩🇰「うん!そうだね。懐かしくなってさー、描きたくなっちゃった!」
..……あー、よかった…!!肩の力が抜けて、大きく息をつく。俺はまだ強張っている体を落ち着かせるために、頭の中で独り言を呟く。別に、戻りたいとかじゃない。そう。安心すると、視界が唐突に明るくなり、眩しさすら感じた。
🇸🇪「…そっか!!ちょっとびっくりしちゃったよー、唐突だったから。ま、それはそうとありがとー!」
🇩🇰「ん、どういたしまして。…また同盟、結べたらいいねー♪」
………俺はまた固まってしまった。背筋の冷たさも、過呼吸も、視界のかすみも、全てが恐ろしいほど綺麗に戻ってくる。……また、同盟を、結ぶ?
……………
🇩🇰「………ね?」
肩に優しく、しかし強く手を置かれて、顔を覗き込まれた。視線が交わる。その目はいつもと違って圧力を含んでいて、粘度がやたらと高い。目を見られているのに、首を絞められるような。
🇩🇰「…まぁ、冗談だよ。冷めないうちに食べて〜」
そう言われて肩に置かれた手をパッと離される。
冗談。
…今度は息をつけなかった。呼吸だけでも整えようと、肺だけゆっくりと動かす。案の定頭に酸素は入らず、苦しいままだった。明らかに冗談に見えない顔が、瞼の奥に貼りついた。
…………もういいや。そういうのは、考えるだけ無駄だ。そう思いこむよう、再び独り言を脳内で再生する。冗談、だから。俺は絞められたような感覚が消えない喉に、同盟旗の描かれたソレを押し込んだ。
ノリで書いた!!下手くそ!!北欧が足りぬ!!史実大好き!!!あああ
この後🇸🇪ちゃん🇩🇰ちゃんのことが怖くて眠れなくなっててほしい。願望。
途中の史実については「ストックホルムの血浴でぐぐって!!
このままだと雑談ばっか続けることになるので切ります!さよなら〜👋
コメント
5件
ああっ、これ、めちゃくちゃ好みの空気感でした……! 冒頭の軽い同居ノリから、オムライスに描かれたあの旗で急にフラッシュバックが走る構成、ゾクッとしました。特に「また同盟、結べたらいいね」の“冗談”が冗談にしか見えない重みを持ってるのが秀逸で……。スウェーデンの目の前で視界が一瞬明るくなった後にまた暗転する、あのシーンの折り返し方、本当に巧いなって思いました。8割くらいの力でじわじわ怖がらせにくる感じ、好きです。あとがきのテンションも含めて、北欧史を知ってるとより震える作品ですね……!