フリッピー視点 【花畑のシーンから】
フレイキーがバタッと倒れた後”優しいフリッピー”は寝たことを確認し、フレイキーを抱えたまま
森の奥へと入っていった。
“優しいフリッピー”...いや、怖いフリッピーが着いた所は森によく溶け込んでいた家があった
その家に入ると怖いフリッピーは中へ入り、フレイキーをベッドに置きナイフを手に刺そうとしたが
怖いフリッピーはためらった。
(何故だ...コイツなんかいつも殺している、手に刺す事ぐらい簡単... コイツの寝顔を見ると
刺せない...)
怖いフリッピーはもう一度ナイフを振り下ろそうとするが、 出来ない。
今日は気分じゃないのかと思い込みその部屋を後にした
「ん〜...」
フレイキーが寝言を言い、怖いフリッピーはびっくりして、すぐさまフレイキーの方を見たが
寝言を言っているだけかと分かった瞬間、肩の力が抜けた
「ん〜、むにゃむにゃ...フリッピー、優しい大好き...。」
また寝言を言っている。でも、怖いフリッピーはそれを聞いて心がズキっと痛んだ
(優しい...”アイツ”の事だろう。俺は優しくない...いやいやいや、何考えてんだ俺!!
俺は”アイツ”みたいにロリコンじゃない!!そんな事考える必要...ひつよう...)
考えれば考えるほど心はより一層ズキズキと痛みだす
....俺は”アイツ”と何が違うんだ。なんで違うんだ。
“アイツ”には人が寄り付き俺の所には寄り付かない。それどころか怯えられ逃げられる
...まぁ理由は知ってるけど、”アイツ”だって俺と一緒だ。なのに、なのに、、、
俺だって仲良くしたいッ!! ”アイツ”みたいに話したいッ!! でも、素直に出来ない….
(…ん、俺はいつの間にか寝ていたのか)
ギシッギシッ______ギシッ______
「うるせぇ、、、アイツが起きたのか?」
俺は眠い目を擦りながら扉を開けた。
俺を見た瞬間小刻みに震えだし、俺の頭には小動物が思い浮かんでくる
その後は目的やらつまんない話をしたらソイツは絶望の顔をした
ざまぁwwwwと思ったがそれと同時に胸がズキっと痛んだ。なんでこんなに痛むんだよっとイライラしながらアイツを見ていた。
そしたらアイツはドアの隙間を通ったんだ。一瞬の事で頭の理解が追いつかなかった。3秒の時間でやっと理解をした
(クソっ3秒も無駄にした!!)
俺はすぐにアイツを追いかけた。そしたら玄関の前にアイツがいた。 足を突き抜かれ気絶をしていた
今度は胸が苦しくなった。何度もこれ以上の光景を見ているはずなのに、、、、
…俺は無言のままソイツをベッドまで運んだ
第2話後半 終了
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