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寝るのやめようかな
待って???この伏線だと、、、前世も結ばれてるかもっって事!?!?(????)まじで最っ高な神作品すぎる、、うへぇ( º﹃º` )
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何もやりたくなくなって気づいたら何も無くなってた。
感情、視界、感覚、全て元から無かったかの様に、自分が元から無かったかの様に、でもどうでも良かった。このまま、消えてしまいたかった。その時、声が聞こえた。
「………か?大丈夫か?」
「…….ダ…レ?」
重い瞼を開けると其処には小さな神社をバックに綺麗な空色の髪と青色の着物を着た同い年か年上ぐらいの男の子が居た。
「俺の名前はランスだ。お前は?」
「….ドット….」
「そっか。」
シャリンシャリ
と鈴の様な音が聞こえた。
「‼︎そろそろ時間だなドット、もう此処には来ちゃダメだぞ。」
「な、何で…?」
「此処はな神様の場所だから此処に来たらあの世に連れてかれるんだ。だからもうダメだぞ」
「….ねぇ、また会える…?」
「…..すまないがもう会えない」
「そっか……名前、褒めてくれてありがとう。
バイバイ、、ランス君」
「ああ、バイバイ」
(…かっこよかったなー……?何でこんなに胸がドキドキしてるんだろう?)
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「は….夢…?」
(なんか、懐かしい夢見てた気がするなー)
「ってやべぇ!?時間に間に合わねぇ!?」
♢
何とかギリギリ学校に着いたが、授業中ずっと夢の事を考えて居た。
「ドット君、大丈夫?」
「?何がだ?」
「いや、今日ずっと上の空だから何かあったのかなって思って」
「そうか?心配すんなって!ヨユーだからよ」
「ドット君もしかして恋に落ちたのですか‼︎」
「レモンちゃんたら〜そんな事ないよー心配してくれるレモンちゃんも可愛いね」
「そうですか?ありがとうございます!」
(うわー悩みなんか如何でも良くなって来ちゃったなー)
「ドット君、相談乗るよ?ほら、シュークリーム食べて元気出して?」
「マッシュもありがとよ。シュークリームはいらねぇかな….まあ、聞いてくれないか?」
「「「もちろんだよ!/です!」」」
「実はよ…………………………………..
ってことがあってよー」
「そうなんですね!」
「もっもっもっ「って話聞けよ!」
「だったら、また其処に行ってみる?」
「確かに!其処に行ってみたら分かるんじゃない?」
「やっぱりマッシュ君は天才ですね!」
「……..確かにありだな!今度行ってみるか!」
「僕達も行って良い?」
「マッシュ君!?」
「だって気になるし….」
「うーん…じゃあみんなで行くか!」
♢
ミーンミミンミーンミミン
とセミが鳴く中、俺達は山の中に入ろうとした。
「…..あった….」
「此処なの?ドット君」
「….あぁ、間違い無い」
「何だか小さくて可愛い神社がありますよ!」
「…!!其処は「何をしている。」…あ…..」
シャリンと鈴の様な音と共にまた….
「!!…..ドットか?」
「…….あの時はどうも」
「……..何故此処に来た」
「…..ふと思い出してさ、俺、お前の正体が分かったんだわ」
「え!?正体って何?ドット君」
「……。どう言うことだ?」
「お前、此処のカミサマなんだろ?」
「ッ…….バレて居たのか?」
「いいや?あの時は全く分からなかった..」
「….そうか」
「いやいや、待って待って!?カミサマって何!?何で2人の空間で話してるの!?僕達も居るよ!?」
「わーってるよって!彼奴がカミサマって思った事を言わなかったのは悪かったって!確信がねぇーから間違った時恥ずいだろ!?まぁ、会ったら確信したけど」
「もっもっもっ」
「状況が状況なのに堂々としてる所好きです!結婚しましょう!」
「….騒がしいな…..此処ではあれだろう。場所を変えよう」
リン
ランスが現れた時と違った鈴の音と違った音が聞こえた瞬間、
「「「「え?」」」」
知らない空間に居た。
俺達は初めて思考を通じたと思った。みんなして((((此処は…..?))))
と思っただろう。
「…….こっちだ、着いてこい」
そう言われてランスに着いて行くとある家….
豪邸があった。
竹林に囲われた豪邸は和風の造りで10〜20年以上前の様な造りなのに古臭く無い造りだった。
「お兄ちゃん、おかえりなさい……あれ?お客さん?」
「ただいま、アンナ。そうだ、人間のお客さんだ。」
「わぁ〜!!人間のお客さんだ!初めて見た!」
「アンナ、挨拶をしなさい。」
「あっ!そっか!初めまして、私、アンナ・クラウンって言います!」
「宜しくな!俺はドット・バレットだ」
「フィン・エイムズです」
「マッシュ・バーンデットです」
「レモン・アーヴェンです」
「あっ!客間に案内しなくちゃ!こっちこっち!」
「「「「お邪魔します」」」」
「貴方がドットさんですよね!」
「?そうだよそれがどうかしたの?」
「実はお兄ちゃんったらドットさんに一目惚れしたらしくて、また会いたいって言ってたんですよ!」
「あっアンナそれは..」
「!ごめんなさい!お兄ちゃん!もしかしたら私のお義兄さんになるかもしれないって思ったら嬉しくて…」
「…..。」
「だってお兄ちゃん、沢山の人がお見合いに来るのにドットさんがいいって言って毎回断ってるじゃ無い!だからお兄ちゃんが其処まで言う人ってどんな人なんだろうって思って!実際会ってみるとお兄ちゃんが此処まで執着する理由が分かったわ!この人はとってもとっても心が綺麗で、優しい人なのね!」
「ドット君….モテモテだね」
「マッシュ君、空気読もっか」
「そんなマッシュ君も素敵♡」
「……。」
「お兄ちゃん照れてる!?」
「…照れてなんか無い」
「照れてるね」
「照れてますねー」
「うん、照れてると思う」
「ねぇねぇ、ドットさん!私のお義兄さんになってよ!」
「「「「!?!?」」」」
「もっもっもっ」
「マッシュ君、一旦食べるの辞めよっか」
「ガッテン」
「ドット君、どうするんです….か…」
「ふ、フリーズしてる…」
(え..?ランスはお見合いをされてもぜんぶ断る程々に俺の事を好いてて、アンナちゃんのお義兄さん=ランスと結婚…?結婚=ランスと夫婦になるって事…?いやいや、色々と吹っ飛び過ぎだろ….でも不思議と嫌では無いんだよなー…って何思ってるんだよ俺は!?)
「…君!ドット君!」
「…は!」
「良かった戻って来た..」
「ドット君、びっくりし過ぎてフリーズしてましたね」
「だね」
「ごめんなさい!急にこんな事言われてもそうなりますよね」
「..お、おう」
「……..。」
「ら、ランス..何か言えよ。怖ぇーって」
「…..よし分かった。アンナは早くお義姉ちゃんが欲しいんだな。」
(((((!?!?!?)))))
ガシ
「….え?ら、ランスさん…?は、離して…?」
「ドット、結婚しよう」
「は、はぁぁぁぁぁぁ!?」
「「「えぇぇぇぇぇぇ!?」」」
「ちょ、ちょっと待てぇぇぇい!?!色々ぶっ飛ばし過ぎだろ!?」
「……?何がだ?」
「いやいや、まず結婚の前にお付き合いってのがあるだろ!?」
「ではお付き合いをすれば結婚をしてもいいんだな」
「あ…..」
「ドット、俺と付き合ってくれ」
「キャー!ドット君!やりましたね!!」
「わー、ドット君おめでとう」
「わわ、初めて告白してるとこ見た…」
「ドットさんも素直になって下さいよ!ドットさん心の中ではもう決まってるんだしょ?」
「な、何でそれを!?」
「アンナ、また人の心を読んだな」
「あっ!ごめんなさいドットさん..!」
「いや、別に大丈夫だから謝らないで?」
「それで?ドット、まだ返事を貰ってないぞ?」
「〜〜ッよ、よろしくオネガイシマス」
「キャー!ドット君やりましたね!マッシュ君、私達が早く結婚してドット君達に先を越されない様にしましょう!」
「何故そうなった..?」
*数年後*
俺達は度々、ランス邸に行っていた。
俺1人で行くこともあった。
その日はマッシュ・フィン・レモンちゃんとランス邸に行った時………
「ドット、結婚してくれ」
「はぁぁぁぁぁぁ!?」
「キャー!ドット君!やりましたね!!」
「わー、ドット君おめでとう」
「わわ、初めてプロポーズしてるとこ見た…」
「ドットさんが遂に家族に……!」
「なーんか前もこんな感じだった気がすんだけど……」
「おい、ドット返事は?」
「〜〜ッよ、よろしくオネガイシマス」
「キャー!ドット君やりましたね!私達よりも先に結婚するなんて!マッシュ君、私達も早く結婚しましょう!」
「何故そうなった..?」
○後日談○
「ドット、少し聞きたい事がある」
「?何だよ?」
「何故あの時、ボロボロになって居たんだ?」
「あ〜それな、まあ簡単にまとめると小さい頃、イジメてきた奴に『さいきんてんいまほうをつかえるようになったんだ〜』とか言ってきて、散々殴ったあとに転移魔法で飛ばされたんだよ」
「…..じゃあ、帰りはどうしたんだ?」
「姉貴が、転移魔法で飛ばされてる所を見たらしくて、場所特定して飛んで来てくれたんだよ」
「…..そうか」
「まあ、今では飛ばしてくれてありがとうって思う事もあるけどな!だって飛ばされなかったらお前とは会わなかったかもしれねぇんだからな!」
「それともう一つ聞いてもいいか」
「?どっした?」
「 」
「!当たりめーだろが!」
そうして、カミサマランスによりどんな世界でも、必ず出逢う様になってそうだ。
ほら、魔法の使える世界でもこうして2人は出逢って結ばれる…..
どんな世界でもずっと一緒に居てくれるか
end