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ocです…写真等がないのはこめんなさい…ほぼセリフメインみたいな感じになっちゃった…💧
「ナナ。」
ラビーが僕の名前を呼ぶ。
「どこに行っていたの?おれ、心ぱいしてたのに…」
ラビーの手にはけんじゅうがにぎられている。
「…ナナ?」
返り血も、たく山あびてる。
「…すきだよ、」
「僕も!」
「えっ…本当に…?」
「うん、大好き!世界で1番、好き!」
うれしくなって、言い返す。
「じゃあ、どこに行ってたの…?おれを置いて。」
「せん争。いきなりいなくなっちゃってごめんね。…それで、なんでけんじゅう持って、返り血あびてるの?」
「…ナナに会いたくて、気持ちがばくはつしちゃった…」
きもちが、ばくはつ?
「どういうこと?何をしたの?」
「えっ、ナナ、怒ってる…?」
「ううん、怒ってない。何をしたのかが知りたいだけ。」
実際、まったく怒っていなかった。今言った通り、何をしたか気になっただけ。
「えっと…遊園地で…らんしゃ事件を起こした。」
「その遊園地はどうなったの?」
「はい遊園地になった。」
「そっか。」
正直言って、きょう味がなかった。
ラビーは、相かわらず水色のパーカーとウサギの耳の付いたバイザーをかぶってる。どっちも、僕があげたものだ。
「…血」
「えっ?」
「血。返り血。パーカーとバイザーに、ベットリついてる。」
「ごめん…」
「いいよ」
「ほんと!」
しばらくラビーとお話しをした。何食べてた?とか、どうやってひまつぶししてた?とか。なにも、中身のない話。
「ねえ、ナナ。おれ、ナナと公園行きたい!」
ラビーの目に、星がかがやいているように見えた。
「えっ、公園?僕も行きたい!」
せん争から帰ってきてから、ご楽など何もえていなかった。今は、きょう味がとてもあった。
「わかった、着いてきて!おれ、良い公園知ってる!」
「ほんと?」
「うん!」
なんやかんやして、1日はおわった。親なんかどっちもいなくて、まだ子どもなもんだから、今夜はろじうらでねた。
今日も公園で遊んだ。きのうといっしょの。
今日も公園で遊んだ。また。
今日も公園で遊んだ。また、また。
今日も公園で遊んだ。またまた、また。
今日も公園で遊んだ。またまたまた、また。
今日も公園で遊んだ。…また?
今日も公園で遊んだ。もうあきた。
「ナナ!公園」
「ごめん」
「ナナ…?なんで…」
「今日は、ごめん。」
「そっか…あ!でも」
「ごめん、ラビー…」
なみだがしかいをふさいでくる。まえが、みえない。らびーのみずいろとしろいろしか、みえない。
「らびー、ひとりで、あそべる?」
「うん…まぁ…遊べるけど…で、でも!ナナがいないとつまらないし、さびしいよ!」
「ごめん…」
ぼくには、さとおやができた。
ラビーのことも話したけど、ダメだった。
「そっか…じ、じゃあ、また遊ぼうね!」
「…うん。」
本当は、もう会えるかわからなかった。
いつもの公園に行くと、ラビーはいた。
孤独になった時には、ラビーに会いに行った。いつも、そこに居るから。
「あ!ナナ!」
「ラビー。」
滑り台を滑って遊んだり、ブランコを漕ぎながら話をして遊ぶ。
…正味、あんまり楽しくない。
「……ナ……ナナ?」
「あっ…ごめん…ちょっとボーッとしてた…」
「すべり台…楽しくなかった?」
「えっ、いやいや!滑り台が楽しくないわけないじゃん!少しボーッとしてただけ。」
「そっか!すこしぼーっとしてただけね!ほら、もっかいすべるよ!」
「うん、もう一回滑ろう。」
里親は、僕に勉強をさせた。要らないほどに。
日を重ねる度に、勉強は増えて行った。ラビーにも会えなくなってきた。
「ナナ!せっかく会えたのに、なんでそんなにつまらなそうにするの?」
「えっ。つまらなそうになんてしてないよ。ラビーに会えて嬉しいし、公園で遊べて楽しい。」
本当は、楽しくない。
「ラビー、ごめんね。」
「えっ、なんで?」
勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ勉強しなきゃ。お母さんに怒られる。勉強、しないと。
お母さんは俺に怒鳴った。一人称を俺にしろと。お母さんは俺を叩いた。テストの結果が悪かったから。お母さんは俺のご飯を作らなかった。お母さんは俺のベットを無くした。お母さんは僕を家から出さなくした。お母さんは僕の部屋の机と勉強道具以外を捨てた。お母さんは僕にご飯を与えなかった。お母さんは僕を捨てた。
「…ラビー…?ねぇ、ラビーなの?」
「えっと…あっ、ナ、ナ…?」
ラビーは凄く幸せそうだった。お母さんとお父さんがいて、仲良く手を繋いで、楽しくお話をしながら歩いていた。
僕があげたパーカーとバイザーなんて何処かへ消えていて。
「あっ、パパちょっとまって!むかしの、むかしのともだちが…!」
消え去った。
あ
錯乱どせる
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