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怖いものは苦手。

お化けとか、虫とか。

でもやっぱり、一番は人だよね。

悪意ある人が、一番。

RTAをやってて、

上手くいかないこともあって

アンチに対する耐性も

そこそこあった。

でも、いるんだね。やっぱり。

こっちの事情も知らず、

自分の娯楽の為に

そういうことをする、

悲しい人間が。



あの日僕の全情報がばらまかれた。

パソコンをハックされたんだって。

結構な話題になって、

それでも実感がわかなかった。

沢山大変なことを皆に任せて。

やっと現実なんだってわかるのは

やっぱり事が起きてから。

会社に行ったらさ、

どことなく不穏な空気。

おらふくんが怒ってたの。

どうしたの?ともいえない空気


なんでおんりーがこんな思いをしないといけないの!?


頭に血がのぼってたみたいだから

皆で制して。

そしたら笑って、

ごめんなさいって謝って。

会社に行くのも、

皆に逢うのもこわくって

家に閉じ籠る日々が続いて。

閉められたカーテンは、

未だに開かれることなく

光を遮断して生きていく

何日も何日も、

重い伸びたカップラーメンを

すすって吐いて

心配性な皆がさ

交換交換で家に来て。

もう、何もしなくていいんだって、

痛感して。

それでも僕は生きている。

何も出来ずに餌を与えられて。

こうなったのは

ハッカーのせいだって

心の中で言い聞かせて。

もう皆、おんりーの名前を呼ばない

悲しくたって何もできない

もうスピードスターじゃない

只の腐った人間。

生きていく価値もない

もう死んでしまいたい

何でも出来る人、か…

もうすぐ、楽に…


あぁ、またか、

また、おんりーちゃん。

さいあくだ。

もう嫌なのに。

殺そう。

おんりーちゃんを傷つける、

全ての人を。

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