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緩やかに狐を書く口角
な、なにをぶしつけに、
遠慮もなしに、すごいことを
言ってくる彼に、返す言葉が
見つからない
やっぱり、彼は苦手だッ、、、
グク『ジミナぁ怖がってんじゃん』
グク『もっと優しく言わないと!』
グク『ジミナみたいにチャラいの、
○○ちゃんには希少生物
なんだろうし』
ジミン『バカにしてんかよ』
フンッと鼻を鳴らした彼と
同じようにして、
椅子を引っ張ってきたのはグクくん
グクくんを見ると安心する、、
グク『それに、どんな手も
こんな手もある訳ないだろ。』
グク『彼女は昨日初めて
この学園に来たんだから。』
ジミン『ふ〜ん、』
けれど、ジミンくんは、
「どうだろ」って顔で、
私を見下ろしながら、
足を組み変える
なんとなく、表情や言葉の端々から
トゲが見えて、胃がさらに
キリキリと痛くなる
グク『○○ちゃんエクセレントとか
ローズとかって一体なに?って
感じでしょ?ㅋ』
○○『うん、、』
正直に頷くと、
クスッと笑うグクくん
グク『この学園は元々男子校で、
10年前に共学になったんだ。』
グクくんは、丁寧に1から
この学園の仕組みを説明してくれた
グク『男子校時代に、
“技術”・”運動”・”頭脳”の3部門の
トップを選出して、寮の最上階に
住むことが出来る”エクセレント”
というポジションを作ったんだよ』
私が入ることになった部屋、?
グク『特待生の最上階扱いで、
授業料や施設は
もちろん寮費も無料だよ』
○○『寮の費用も!?』
成績によっては、授業料などが
割引きになるシステムは
理解していたけど、まさか寮で
生活する費用まで
無料になるなんて、、
ジミン『んなことも知らないの?』
ヘラッと笑うジミンくんは、
私が最も苦手とするタイプだ
そんな言い方されたら、
折れかかってる心が
もっと折れちゃうよ、、
、、、ところで
こんな人がどうしてエクセレント?
グク『その他に、総合1位という
名誉ある称号を得る物がひとり。』
グク『それが、、、』
グク『キム・テヒョンだよ。』
教室の前で話し合いを取り、
仕切っているテヒョンくんへ
目を向ける
話を聞いているようで、
ボーッと見とめてる女子もチラホラ
グク『その名の通り、全てにおいて
パーフェクトにできて、学園長に
認められた模範生ってわけ』
なるほど、、
テヒョンくんなら納得。
イケメンなのは勿論スマートだし、
何より性格も良さそう
あの時、咄嗟に罪を
被ってくれようとしてくれた
彼の優しさは、作り物なんか
じゃないって断言できるもん
ジミン『その点、俺らはまぁ
部門1位ってことで、そこまで
求められてないから気が楽だな〜』
と、ジミンくんが言えば…
グク『呑気に構えすぎんなよ〜』
グク『一応伝統あるエクセレントの
名を汚さないようにな』
ジミン『分かってるよ〜』
ジミン『俺の事はジミンでいいよ』
ジャラッとチェーンの
ピアスが耳元で揺れる
私も苦笑いしながら聞いた
○○『ジ、ジミンくんは、
芸術部門っていうことは、
絵が得意、、、なんでしょうか…』
ジミン『なんで敬語?』
○○『あっ、、、』
ジミン『俺だけ仲間外れ?』
ジミン『一緒に住む同士、
そこは仲良くしてよ』
なんて言いながら、仲良くして
欲しそうには見えないのですが、、
グク『そうそう、コイツに
敬語とか要らないから』
グクくんは、そう言うけど…
ジミン『はいもう1回。』
男の子のノリで突っ込まれ、
仕方なく同じ質問を
フレンドバージョンで繰り返す