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まぁ続きを出すのが早い方なのか知らんけど書いたあとに書いたので早いはず(なんかややこしい)今回は四季君と生徒達が会いますよんレッツラスターティン
《優しい人達?》
───四季 視点───
俺は一ノ瀬四季。桃太郎とかいう奴らに実験台にされてて逃げ出した所を無人?っていう鬼?に助けられたんだ。それで無人の生徒と友達に今から会うらしい。
少し緊張するけど無人の友達と生徒なら良い人のはずだし無人も良い人って言ってたから多分大丈夫なはず。
ガラガラガラ
無人が俺を抱えたまま教室の扉を開ける。そこにはピンク色の頭をした背の高い男の人。金色の髪の黒いマスクをした男の人。黒色の髪をしたなんか…怖そうな男の人。緑っぽい黒い髪をした真面目そうなメガネの人。黒と白の髪の体調悪そうな男の人。ピンク色の髪のおどおどしてる女の人。金色の髪のちょっと怖そうで目つき悪い女の人がいた。
初めての人達でやっぱり怖くて警戒してた俺を、無人が大丈夫だって小さい声で言ったからちょっと落ち着けた。けどやっぱり怖い。そう思ってたらピンク色の男の人が無人に話しかけてきた。
『ダノッチその子誰ー?!可愛いねー!』
「桃太郎の実験台にされてた子供だ。桃の基地から逃げ出してきたところを俺が保護した名前は…」
「い、一ノ瀬 四季…!」
怖かったけどやっぱり自分から声かけなきゃだよね。それに無人のこと?をダノッチって言ってたし仲がいいのかな。ちょっとチャラそう…
『そっかー!四季君よろしくね!俺は花魁坂京夜!』
「きょ、きょーや…」
『えー!可愛い!そうだよー!そいえば四季君女の子?君付けしちゃったけど』
「男…」
『そっかー!よろしくねー!あ!四季君怪我しちゃってんじゃん!今治すねー!』
きょーやは多分俺の髪が長かったから勘違いしたのかな。それに怪我を治すってどういうことだろ。ばんそーこー?も持ってないし…きょーやは腕をまくって急に手をきり始めた。
「!?きょーやなにしてっ」
『だいじょーぶだよ〜人の血飲むのあれかもだけどこの血飲める?』
きょーやは大丈夫と言って自分の血をどこからか出した細長い透明な入れ物?に入れて俺に渡した。そういえばよく見たらきょーやの傷もう治ってる。不思議だ。とりあえず治すって言ってたし多分大丈夫だよね。そう思いながら自分を安心させて入れ物に入った血を飲む。
血を飲んだ瞬間胸が急に苦しくなる。怖い。なにこれ。きょーやは悪い人なの?なんで?苦しいよ。無意識に抱えられてた無人の服を掴んで目から涙が出てくる。
「うっ、ひっく…うぅっ」
『あーごめんねぇやっぱり苦しいよね…すぐ止まるから大丈夫だよ〜』
きょーやが言ったとおりにすぐに苦しいのは止まった。自分の腕ふと見たらいつの間にか傷が直っててびっくりした。やっぱりきょーやは良い人なんだ…良かった。けどまだちょっと怖いから無人に掴まっておいておこう。そういえばきょーやは多分無人の友達だよね。後ろの人達が無人の生徒の人かな。
「四季、あいつらが俺の生徒だ。後で説明する。まずは校長に報告する。」
「校長?」
「嗚呼、四季がどんな人か調べる。京夜、悪いがもう少し生徒達を見ててくれ。」
『ラジャ〜』
そう言うと無人は教室の扉を閉めて、歩き出す。無人の生徒の人達最後まで俺のこと見てたなぁ…俺なんか変だったかな…
───生徒 目線───
今日は無蛇野の野郎が急な任務だとかでいねぇから花魁坂が授業をすることになった。意外とアイツは頭が良くて教えんのも上手かった。まぁあれでも一応医者だからな。
それでどんどん授業が進んでいって鬼の歴史の授業の時に無蛇野が帰ってきた。なんかちっこいのと一緒に。髪が長いし女か?アイツそんな趣味あったのか?なんて思ってたら花魁坂が無蛇野に話しかけた。
『ダノッチその子誰ー?!可愛いねー!』
まぁ花魁坂らしい質問だなと思ったし俺達も正直気になってた。
「桃太郎の実験台にされてた子供だ。桃の基地から逃げ出してきたところを俺が保護した名前は…」
そう無蛇野が言おうとしたのを自分で言いたかったのか
「い、一ノ瀬 四季…!」
とちっこいのが言った。女よりかは声が低いから男なのか?とあやふやになって自分で考えていたことだが正直どうでも良かった。
『そっかー!四季君よろしくね!俺は花魁坂京夜!』
「きょ、きょーや…」
『えー!可愛い!そうだよー!そいえば四季君女の子?君付けしちゃったけど』
「男…」
男なのかと少し驚いたがまぁ無表情だったと思う。それよりも四季?って奴が花魁坂の名前を呼んだ時胸がドキッとした。まぁ気のせいだろうと頭の隅に置いておいた。
それから花魁坂が四季の怪我に気づいたみたいです治そうとしてた。正直桃太郎に対して少し怒りを覚えたが知らない奴だしまぁ良いかと思った。肝心なのは花魁坂が四季の怪我を治すところだった。
四季の怪我は思ったより酷かったみたいだから花魁坂は多分血を使ったんだと思う。その治す時の四季が苦しんでるところがなぜか無性に心が揺さぶられた。自分では思ってもないことなのに脳がこう言ってくる。
{アイツ可愛いな。}
おかしい。それは周りの奴らも多分同じだったんだと思う。同じ顔をしてたから。もう一度言う。やはりおかしい。脳がずっと四季のことを可愛いと言い続けている。初対面だし男だしなにより子供だぞ?俺の脳はおかしくなってしまったのか。
四季達が去って、授業が終わった頃に俺は全員に話しかけた。
「なぁ…おかしいと思うけどよ…」
「なんか俺アイツ可愛いと思っちまったんだよな」
そう恥じらいもなく矢颪が言ったのを驚いた目で皆見つめてた。そりゃあ俺もそうだったけどそんな恥じらいもなく言うか?
「俺だけか? 」
「いや、正直僕も思いました…」
「私もです…わわ…私なんかが発言してごめんさない…」
「僕もちょっとだけ…これなんかの病かなぁ…」
「私もロクロ以外に思うなんて不覚だけど思っちまった」
「……俺もだ、」
驚いたことに同じ意見で全員が目を見開いていた。そこに花魁坂が参戦した。
「え〜だよね〜!なんか四季君可愛いよね!」
全員がこいつと同じ意見なのかよ…と少し不満そうに顔を歪めるが否定はしない。やっぱ俺らおかしいな。
───その頃無蛇野&四季は───
教室に入って四季と花魁坂が話し始めてるのを見ているとあいつらの顔で察しがつく。あいつらも俺と同じことを考えていんだろう。花魁坂は完全に四季にデレデレだし全員洗脳でもされたか?そんなことを思いながら校長室に向かう。
校長室に着き、不安そうにする四季を大丈夫だと言うように少し強く抱きしめてから校長室に入る。
次回《あの子の生い立ち》
今回も短い…許して……次回は四季君の過去を出す予定!
コメント
3件
思っちゃいけないとわかってるけど…苦しんでる四季くん…ちょっと可愛いって僕も思っちゃった☆